ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2009年4月16日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信
東旅協で立候補表明
全タク連正副会長会議は5月総会に推薦決定
富田会長続投へ


【東京発4/3】東京乗用旅客自動車協会(富田昌孝会長)は1日、千代田区の自動車会館で正副会長会議を開いた。5月通常総会で任期満了による役員改選期を迎えることから、新役員の選出手続きについて説明され、この中で富田現会長が続投に向け立候補の意思表示を行った。
 役員改選については、東旅協の定款及び役員選任規定により今月22日まで会長職の立候補が受け付けられている。会長職は定款では「別に定めるところによって、総会において会員または会員外から選任する」とされており、会長選任規定では、その被選任資格について、?会員にあっては会員20名以上の推薦があり、かつ、継続して5年以上会員であること?会員外にあっては、理事会の推薦があること―とされている。このため富田会長が続投するには立候補の必要があった。
 同会長は立候補の意思表示を行うとともに、現職副会長、専門委員長らに推薦人となってもらうよう依頼する方針とされる。また、同会長は自身の再選を前提に現職副会長は留任させたい意向という。専門委員長については各担当副会長の人選によるが、「事前の相談」を求めたとされる。

【東京発4/10】全国ハイヤー・タクシー連合会(富田昌孝会長)は8日、千代田区の自動車会館で正副会長会議を開き、国土交通省の山崎篤男・安全政策課長から「事業用自動車総合安全プラン2009」の説明を受けたほか、前回の3月正副会長会議で提起された専門委員会のあり方などについて原案を提示、了承した。現行12の常設・特別委員会等は8つの委員会に整理・統合されることになった。また、5月通常総会で役員改選期を迎えることから、富田会長の続投に向けて、正副会長会議として総会へ推薦することを決めた。
 役員改選については、坂本克己副会長(大阪タクシー協会会長)の発議で富田会長の再選に向けて総会への推薦を提案し、異議なく了承された。再編統合後の専門委員長については、会長が総会時に指名することもあわせて了承した。大半は留任するものとみられる。

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Faxpress 関東版
営収実質4万円割れ脱する
  前年比7800円、15・8%減
   特別区・武三地区の3月輸送実績
【東京】東京乗用旅客自動車協会(富田昌孝会長)は13日、特別区・武三地区および多摩地区の原価計算対象事業者による3月分輸送実績速報を発表した。それによると、特別区・武三地区の普通車・実働1日1車当たりの運送収入は4万2090円(税抜き4万86円)で、前年同月比15・8%減。7882円のダウンとなった。
消費税分差し引きでの3カ月連続4万円割れは免れた。一昨年の運賃改定以来16カ月連続の前年割れは続いている。走行キロで17・3キロ、輸送回数で3・9回それぞれ前年同月を下回った。(2面に関連表)
 また、多摩地区の普通車1日1車当たりの運送収入は4万1151円(同3万9191円)で、同10・7%減。こちらも2月に続く2桁台の落ち込みで、特別区と多摩地区の1日1車当たりの運送収入の差は939円と1000円を切り、ほぼ拮抗してきた。なお、今月から特別区の原価計算対象事業者は1社減って34社。多摩地区は15社で従来通り。
 特別区・武三地区の普通車1日1車当たりの運送収入は今年1月が前年同月比12・3%減、2月17・8%減で、今月は多客期を迎えたこともあって若干上向いたものの、昨年11月から5カ月連続2桁台の落ち込みとなった。特区・武三地区では税抜き後3万円台を脱したが、多摩地区では引き続き3万円台に止まっている。
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2009.4.15関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク関連2法案了承へ/民主党きょうNC閣議
【 東京 】安マネ導入支援でボトムアップ/4小委設置で樽澤・事故防委員長
【 東京 】乗り場の新設・移転、ダブル乗車も/銀座地区の交通渋滞対策
【 東京 】主要乗り場でシートベルト調査
【 大阪 】二葉計器問い合わせ窓口変更
【 東京 】国交省検討会の議論に対応/東旅協・経営委事業計画案
【 東京 】タクシーの社会貢献として定着/東旅協防災レポーター研修会
【 東京 】グリーン経営認証申請が急増/購入法適用の影響、如実に
【 東京 】法人1社を事業停止関運局/3月のハイタク処分
 


Faxpress 関西版
営収実質4万円割れ脱する
  前年比7800円、15・8%減
   特別区・武三地区の3月輸送実績
【大阪】大阪タクシー協会(坂本克己会長)は14日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で、2期目の執行部発足後初の理事会を開催、坂本会長は、需要拡大に向けた積極的な議論を呼びかけた。議事では、各種専門委員会の構成について1年間かけて検討を進め、来年度から新体制で臨むこと、また、小林悌二理事(極東交通)の辞任などを承認した。後任理事については、小林氏の推薦母体であ る関協に推薦を依頼し、6月総会で選任する。
 冒頭あいさつで坂本会長は、タクシー適正化新法について、スムーズに進めば今月21日に衆院本会議で審議入りし、国土交通委員会への負託を経て裁決、連休明けに参院送付―との見通しを示した。その上で、新法施行後の新ルールが有効に機能するか否かは「土俵の上で相撲を取る」業界関係者の対応いかんに係っていると指摘。全事業者が切磋琢磨しながら需要拡大に取り組める公正な競争環境の確立を求めた。

坂本会長「需要拡大へプラス思考で」
【大阪】大タ協の坂本克己会長は理事会の冒頭あいさつで、全タク連正副会長会議(8日)で聞いた他地域の状況に触れ、これまで「別世界」とも言われていた東京の惨状やトヨタの街、名古屋の変化を例に、新しい需要開発の大切さを訴えるとともに、理事会での活発な議論を促した。
 坂本会長は、「富田(昌孝)会長から東京の実情の話があった。あの東京でさえ、原計会社34社の8割が3月末決算で経常赤字だという。今年度はおそらく100%、全社が赤字決算とのこと。しっかりしたデータに基づく話で、誇張されたものではない。ましてやこの大阪は、台数の問題、運賃の問題、ある意味で乱れに乱れた状態。まさに難関苦境の中での事業経営だ。われわれ事業者が自らの英知と努力によって、形を変えなければならない場合は形を変えることが大事。世の中の経済情勢が非常に悪いという話でまとめてしまうようなことがあってはならない。新しいルールができようとできまいと、絶え間なく、地下鉄、バス、JRなど大量公共交通機関に伍してタクシーが個別輸送機関としてどのように新しいお客様を呼び込んでくるか。公正なる競争で全事業者が、正しい争いの条件の下で競い合うということ。そこに切磋琢磨しながら活力を呼んでいくという新しい気持ちで、われわれは取り組んでいく。『そんなもの、しょせんは知れている』とぼやき、蔑んでいても仕方ないのであって、真っ向からいろいろとこれからやっていく以外ない。新しい需要開発、新しいお客様をタクシーに、1人でも、1回でもたくさん乗って頂くにはどのようにしていけばいいか。ここに専念していきたい。どうかプラス発想でよろしくお願いしたい」と語った。

〜「活発な議論」は次回以降に期待?
また、「名古屋では、トヨタの業績悪化でまさに暗黒の街になっている。作って売れる時代、マイカーを持つ時代は終わった。どうしても移動手段として車が欲しければレンタカーだと。車に対する消費感覚が変わってきているという話だ。ひょっとするとこれは、われわれタクシー業界にとっては朗報かもしれない。知恵を出して新しいタクシー業界に変わっていく。その気になればいろいろとタクシー業界にお客様を取り込める方法があるのではないか。(そのためにも)理事会で活発なるご発言を頂いて、議論を積み重ねることが大事で、業界の活性化に努めていきたい」とあいさつした。
新理事も集っての初理事会だったが、会長の呼びかけにもかかわらず今回は担当副会長、委員長からの報告のみで終わった。次回以降の参加理事の発言に期待がかかる。
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2009.4.15関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】坂本会長「需要拡大へプラス思考で」
【 東京 】タク関連2法案了承へ/民主党きょうNC閣議
【 大阪 】「子育てタクシー」あすスタート/国際興業大阪病院などにDM
【 大阪 】問題点改善して秋に再試行/日の丸ハイヤー「デマンドタク」
【 大阪 】北港梅田G営業所新設など
【 神戸 】国際興業神戸労組書記長に小林氏
【 大阪 】二葉計器問い合わせ窓口変更
 
 

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