ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2011年1月24日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

なぜできない?なぜできた?
適正化新法の「実効性」評価の前に
全国特定地域の事業再構築を見る

さる17日に開催された全国ハイヤー・タクシー連合会の常任理事会で、業界が抱える喫緊の課題が2つ浮き彫りになった。ひとつは現在進行形のタクシー適正化新法に基づく特定事業計画等の実行。特定事業計画等といっても実態として各種摩擦のタネとなっているのは事業再構築=減休車に他ならない。そして、もうひとつの課題は政局に翻弄されつつある「タクシー事業法案」の行方ということになる。少なくとも本紙記者が傍聴した限り、常任理事会での質疑応答はハイレベルなものとは言いがたかったし、白熱もしていない。記者なりの視点で論点を確認しておきたい。


 全タク連がまとめた11日現在の「全国『特定地域』における事業再構築(減休車)の取り組み状況」について、本紙ファックスプレス関東版1月15日号では既に数字は報じている。全国の特定地域は156カ所。うち、地域計画の立案がなり、特定事業計画の申請をすでに開始している地域は141カ所あるという。別表は全タク連傘下の都道府県協会が全タク連事務局に報告した数字に基づくもので、それぞれ地方協会の会員事業者のみを対象に集計したケースもあれば、会員外事業者の数字も把握して、これを反映したケースもあり、基準が一定ではないものの、一部の特殊なケースを除けば会員事業者のシェアの方が大きく、「傾向を見る」という使用目的であれば大きな狂いはないだろう。
 この結果だけを見れば、各地域で地方運輸局が地域協議会に提示したいわゆる「適正車両数」の範囲内に入ったと言えるのは、全国141地域の中で僅かに16地域(全体の11%強)。結果だけを評するなら「まことに残念」とか、「まだ、この程度?」と言われても仕方がない。
 そこで本紙の読者には昨年の本紙11月29日号を思い出していただきたい。同じように全タク連の11月10日付集計をもとに、本紙が独自に各特定地域の基準車両数の総数を、各地の法人事業者総数で除した数字、すなわち各特定地域における「平均基準車両数」が示されている。これはつまり1社平均の保有台数を示しているということだ。それによれば、基準時の平均保有台数は最小で茨城県・県西交通圏の10両、最大は東京都特別区・武三交通圏の106両までと非常に幅がある。うち94交通圏・地区が1社平均保有台数40両を下回る(全体の67%相当)。2つの結果を合わせてみれば、全国的傾向としては事業再構築の実施本番はこれからという地域もまだまだ多いということを考え合わせても、常識的には劇的に状況が変化することはないだろうというのが冷静な見方だろう。

「小規模だからできない」とは限らない
 ただし「保有台数が10両だろうが、1000両だろうが、定率減車は定率減車。定数減車ではないのだから、1割は1割だし、2割は2割で、負担は皆等しい」という批判もある(減休車によって採算分岐点割れになってしまう危険が小規模事業者の方が大きいのではないかという疑問もあるが)。また、こうした意見とは別に、今回の常任理事会報告で適正車両数の範囲内に達したとされる、16交通圏・地域のうち、平均保有台数が40両未満の地域も7地域存在している。地理的に狭い範囲に収まるとか、法人事業者の絶対数が少なく相互の意思疎通が図りやすいとか、事情はさまざまあると思われるが、「小さい会社ばかりだから、できっこない」とも限らないのである。できた地域については「なぜ、できたのか」について踏み込んだ分析が必要だ。平均保有台数が小さい地域も、それぞれに地域ごとの特殊な事情を抱えているものとみられ、それら個別の事情をあぶり出し、できそうな地域、できそうもない地域を明確にし、その上で、できない理由が納得できるものかどうか評価すべきだろう。そこで初めて「タクシー適正化新法の実効性に疑問符が付くのかどうか」という段階に進めるのではないか。参考までに記すと、今回の常任理事会報告で適正車両数の範囲内に入った16交通圏のうち、秋田県横手市の1社平均は16両、新潟県・新発田市A地区は20両、長野県・上田市A地区は15両、同・飯田市A地区は27両、岐阜県・美濃・可児交通圏は22両、兵庫県・姫路・西播磨交通圏は13両、鹿児島県・鹿屋交通圏は23両に過ぎない。

具体的な問題提起を
 さて、もうひとつの論点となるべき「タクシー事業法案」についてだが、常任理事会での議論は『ファックスプレス』臨時号やその後の続報で報じた通りだし、タクシー事業法案そのものへの事業者の声というべきものは本号の別稿で三井記者が伝えているので重複は避ける。
 法案の中身とは違った角度で、僭越ながらひと言申し上げるとすれば、公式の場ではない席での発言は、独り言に過ぎないということである。地方協会なら月例の理事会など発言し得る場はあるし、今回の全タク連常任理事会について、出席者各人が問題意識を日頃から持っていれば、法案の本質にもっと切り込めたはずである。無論、このような代表を送り込んだ一般会員側の問題を含めて提起しているのである。今、状況は旧・運輸政策審議会でタクシー規制緩和が論じられているとき、対応を当時の全乗連執行部任せにしておいた業界の状況に似ている。必要なのは「あれは嫌。これも嫌」といった次元の話ではなく、「ではどうするか」という具体的な問題提起と処方箋の提示なのだと思う。
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No381. 1月24日号 ニュースヘッドライン
■巻頭人物 :町田 久夫氏/東旅協三多摩支部長
■気になる数字 ▲3.69%/特別区・武三交通圏における昨年11月「総実車キロ」の対前年比
■ニュース&トピックス
         :なぜできない?なぜできた?/全国特定地域の事業再構築を見る
         :賛否両論、対案、無視、アドバイス…/タク事業法案、各界のコメント
         :消費税率の引き上げ必至?/“増税オールスターズ内閣”でタク業界は
          :1年超えてもまだ延伸?/500円など20社、処分の行方は…
          :スマートフォンから呼び出し/タクシー配車の新スタイル、実証実験
          :“非協力”事業者の実態調査へ/近運局が2月早々にも第2ステップ
          :四条通からタクシー乗り場一掃!?/社会実験の提案に関係者の反応は…
          :大義はいずれに?/鏡開きの飲酒巡って48時間スト
■東西往来 :私の名前は「チェックル」です
         :大阪京阪タク新労も解散
■シャッターチャンス :細部をあぶり出す工夫が見えず      
                 :角突き立てる競争相手忘れるな
               :全国600万人の「買い物難民」
               :伊達直人現象に見る日本人気質
■この人この言葉  新倉 能文氏、木村 忠義氏、高野 福己氏、横山 順治郎氏
■アラカルト
    <新関西ハイタク裏面史> 値下げ申請却下の根拠  志摩哲二
    
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
行政主導の自画自賛を警戒
  営収増の“逆効果”を懸念の声も
    3月開催の特区・武三「地域協」論議

【 東京 】東京都特別区・武三交通圏の地域協議会は、次回3月の開催が予定され、業界の注目を集めているが、さらなる適正化策については、「実現のハードルの高さ」や「抵抗の強さ」から懐疑的な見方の方が強い。同交通圏の場合、輸送実績が6カ月連続で前年を上回るなど、小さいながらも成果をあげており、協議会の議論が行政主導での「自画自賛」で終始することを懸念する声も少なからず出ている。
 東京の輸送実績(原計33社・速報)は昨年7月以来、6カ月連続で前年を上回り、特に12月は前年比5.7%増、税込4万6850円と手応えを感じられる数字。ただ、期待された水準の乗務員の推計年収の達成にはほど遠く、「乗務員の2割が最賃割れを指摘される状況下で、優秀な乗務員を確保して生き残っていくには改善が必要。都内はあと4500両多い」(武居利春・東旅協労務委員長)など、さらなる「適正化」の必要性を指摘する見方は、濃淡はあれ、一定数の事業者の間で共有されている。一方で、「さらにもう10%の減休車」については、実現の可能性を否定する見方がほとんどだ。
 ここにきて二次減休車の代替案として事業者や労組幹部があげるのは、@定年制導入A乗務員登録証の新規発行停止、事業者の新規乗務員募集、同業者間移動の自粛による乗務員減B「1車2.5人」などと決めて1人1車制廃止、一定稼働率クリアを条件とし、低稼働率事業者が減休車する―など乗務員数のコントロールから、結果として稼働車両を減少させる方策。とはいえ、@は「高齢者差別」の観点で厚生労働省から反対を受けるおそれがあり、A、Bは低稼働、1人1車制採用事業者の賛同をとりつけることが困難。特にBについては、東旅協幹部間でも一定の賛同者があるにもかかわらず、一昨年12月の地域計画策定に際して、「関運局から一蹴されてしまっている」(地域協関係者)という。つまり、いずれの案も困難が伴い、地域協議会が強力にイニシアティブを取らなければ推進は難しい状況にある。
 このため、「減休車については、20%に届かない分(あと2.5%)をどうするかが中心議論となろう。この問題のクリアなしにはもう一段の適正化策はあり得ないから矛盾はないが、新たな方策を打ち出すには至らないのではないか。むしろ、『6カ月連続前年実績クリア』への肯定的評価が中心となり、『東京は他の交通圏の見本である』とする結論が出されるのではないか」といった辛らつな見方が少なからず出てきているのが現状だ。

〔1月22日関東版掲載〕  <バックナンバー一覧へもどる>

 
2011年1月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】行政主導の自画自賛を警戒/営収増の“逆効果”を懸念の声も/3月開催の特区・武三「地域協」論議
【 東京 】タク事業法、一層不透明に/菅政権「政治主導」見直し
【 東京 】900ドル前後を維持か/LPガス、2月CP予測
【 東京 】行政刷新会議、規制仕分け3月に
【 東京 】対二輪車事故対応に傾注/交通共済協組・事故防止対策委
【 東京 】ハイタク関与事故は4.18%減/昨年一年間、警視庁集計
【 東京 】阿部会長「ホッとする会に」/ダットサン研究会が新年会
【 東京 】日交が「i-Phone」配車
【 東京 】東京無線、2月10日に50周年式典
【 東京 】交通基本法成立に全力/交運労協が新年交歓会
【 横浜 】日の丸自動車興業労組が旗開き
 
2011年1月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】2.5%上積み、自主対応に限界/あと850両、非加入事業者の存在も/東旅協正副・支部長合同会議
【 東京 】対二輪車事故の半減など/交通共済が「事故防止対策要綱」
【 東京 】タク事業法に「個タク」明記を/都個協・賀詞交歓会で木村会長
【 東京 】渋谷、上野に「優良乗り場」/東京タクセン、2月1日から
【 東京 】運営協の合意形成巡って/国交省が「あり方検討会」
【 東京 】小田原、さいたまでEV導入/日交の地方子会社
【 東京 】タク事業法の通常国会成立を/交通労連ハイタク部会・中央委
【 東京 】事故惹起者は「手洗い洗車」/三和交通・東京営業所
【 東京 】タクセンが11年版「都内交通案内地図」
【 東京 】三ツ矢観光自動車が本社移転
【 横浜 】関運局12月、3社を車停処分
 
2011年1月19日号 関東・関西版速報 ニュースヘッドライン
【 東京 】政治の力でもう一段高い階段を/「われわれはもう待てないところに」/3団体賀詞交歓会で富田会長
【 東京 】通常国会断念は「聞いていない」/タク事業法案提出で津川政務官
【 東京 】東旅協、きょう支部長会議
【 東京 】法案細部不明で不完全燃焼も/全タク連、タク事業法案で質疑
【 東京 】「減少数の一定割合」要望へ/特定地域の新規許可で都個協
【 東京 】交通基本法は3月上旬に/国交省の通常国会提出法案
【 東京 】銀座・新橋地区など/2、3月の街頭指導
【 東京 】「スマートフォン」に空車情報/境交通が実証実験
【 東京 】減休車効果で営収増/東ハイ協・賀詞交歓会
【 東京 】事故要因に焦点の「安全講話会」/実用興業、地元署招いて開催へ
【 東京 】「衝突」が119件増/東個交通共済、22年度の事故調査
【 東京 】国交省人事(14日付)
 
2011年1月18日臨時速報 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】現行法の実効性見極める余裕ない/不条理解消へタク事業法の早期制定を/全タク連・常任理事会で富田会長
【 東京 】「今しかできない」タク事業法/坂本本部長、政権変われば不可能に
【 東京 】公表済みの「概要案」を説明/全タク連・各務理事長
 
2011年1月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「未確定」で収拾図るも…/タク事業法案、通常国会への提出は依然不透明/民主党・阿久津議員の発言が波紋
【 東京 】「適正」収れんは16地区のみ/全国の「事業再構築」進捗状況
【 東京 】特区・武三は4万6090円/東旅協、12月の輸送実績
【 東京 】国交相に大畠経産相/第二次菅改造内閣
【 横浜 】地域協でフォローアップしっかり/神タ協・賀詞交歓会で大野会長
※全国の特定地域「適正車両数との乖離と削減率」一覧
 
2011年1月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】デジタル化意欲にブレーキ?/12月は10社・615局にとどまる/全国のデジタルタク無線導入状況
【 東京 】17日に常任理事会開催へ/全タク連、タク事業法案議題に
【 東京 】地方の基金運営で政府要望へ/東旅厚年基金・岡田理事長
【 東京 】きょう内閣改造、馬淵国交相退任へ
【 東京 】FCVの国内投入で共同声明
【 東京 】事故増加で注意喚起/東個交通共済協組
【 東京 】「選択肢はいくつか」/中央無線協組・賀詞交歓会 
【 東京 】「再建3カ年計画」最終年/大和自交労組・来年は暖かい春に
【 東京 】減休車経て景気対策に期待/帝都自交労組・旗開き
【 訃報 】永山倫久氏(練馬交通社長)8日逝去、82歳
 
2011年1月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「もう一息」の減休車促す/20%削減で年間賃金23万6000円増/東旅協・新年賀詞交歓会で富田会長
【 東京 】「立法の趣旨思い起こして」/減休車めぐり神谷・関運局長
【 東京 】タク事業法案は秋の臨時国会に?/三交労旗開きで民主党・阿久津氏
【 東京 】タクシー事業「国の責任で」/全自交関東・東京旗開き
【 東京 】磯代表「今まで以上の意識改革を」/キャピタルG「事故ゼロ」表彰式
【 東京 】チェッカー青年部会が25日に初会合/藤本会長「全力で頑張る」
【 横浜 】低削減率による逸失利益を要求/全自交神奈川・矢野委員長
【 東京 】「上」にスポットでレベル向上/全個協・木村会長「大事な年に」
【 東京 】タク懇が26日に新年会/専修大・太田教授が講演 
【 東京 】東部タクシーが新規登録/12月のグリーン経営認証
 
2011年1月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】通常国会の見通し立たず悲壮感も/召集日も定まらず、成立は…/タク事業法案巡って都内業界
【 東京 】現行制度の厳密な検証を/タク事業法「不安」で中堅事業者
【 東京 】淘汰に耐え得るブランド再生/帝都自交・久保田社長
【 東京 】是々非々で経営側と関係改善/日交労・旗開きで藤野委員長
【 東京 】「やっぱりタクシー」のサービスを/日交・川鍋社長
【 東京 】「吉祥寺ルール」徹底へ街頭指導/東旅協武・三支部
【 東京 】町田支部長「福祉への対応を」/東旅協三多摩・賀詞交歓会
【 東京 】関運局などに年始あいさつ/チェッカーキャブ首脳ら
【 東京 】釘本委員長「労使協調で発展を」/京自労・新春旗開き 
【 東京 】日個連交通共済、新年の安全祈願
 
2011年1月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「20%減休車」をどう評価?/2.5%の積み残し、次年度の方策など/特区・武三交通圏の「地域協」再開準備
【 東京 】ブタン1月CPは920ドル
【 東京 】譲渡譲受の運賃審査厳格化/国交省通達、下限割れなど対象に
【 東京 】メセナ方式で「安全性能評価」/NASVA・金澤理事長
【 東京 】連合が新年交歓会
【 東京 】GPS使った空車情報システム/12日、JR三鷹駅周辺で実施へ
【 東京 】「ナスバネット」で適性診断/日個連・板橋支部
【 東京 】「全自無連50年のあゆみ」刊行
【 名古屋 】中運局がタク重点監査月間

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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版
 大タ協、会員理事定数は42人で確定
        基準票「300票」、有権票数の確定は持ち越し

【 大阪 】大阪タクシー協会(関淳一会長)は21日の理事会で、3月総会での役員改選に向けて、14日に行われた第2回理事推薦委員会(藤原悟朗委員長)の報告に基づき、理事推薦基準票数を前回同様300票として逆算、会員理事の推薦定数を46人から42人に削減することを決めた。員外理事4人、事務局理事3人は現行通り。有権票数については、従来通り1両1票としながら交通圏ごとの平均減車率を適用して車両数を算定した上で確定する方式を採用。昨年12月末の正確な車両数から算定した結果、大阪府下の車両数はハイヤーなどを含めて1万2537両(=有権票数)と報告された。しかし、個々の基準車両数を見て質問が相次ぎ、最終的に特殊事情を加味して精査の上、会費納入をベースに車両(=有権票)数算定を修正することになった。理事推薦有権票の条件は従来同様、昨年12月末までの会費を2月15日までに納付することを確認した。理事推薦有権票の提出期限は3月8日午後5時。預託は同11日正午に締め切る。
 質疑では、齋藤憲司・常任理事(南和タクシー)が、私見と断りながら「理事定数削減の理由を分かりやすく説明してもらいたい。車両が減ったから理事も減らすと言うが、増車したときは増やさなかった。2月末の、事業再構築計画による減車が完了した時点で収める会費が実際の会費になる」と指摘した。これに対し、井田信雄・常務理事は、「2月末が確定数になるが、それでは理事推薦が間に合わない」と説明。藤原委員長は「もっともな質問。12ある委員会を8つに統合することが一昨年春に決まっている。過去3年にわたる理事の出席率を調べると平均34人だった」などとして、理解を求めた。
 また、山田正弘・常任理事(ダイヤ交通)は、「基準車両数ゼロの会社があったはずだが、資料ではなくなっている」と確認を求めた。井田・常務理事が「純粋に新規許可を得て加入してきた会社については、許可を取られた車両数を基準車両数にしている」と説明すると、齋藤氏が「その考え方はおかしい」と指摘。藤原氏は、「確かにおかしいし、委員会でもそのような意見は出たが、最大公約でやっていかなければ、いつまでたってもまとまらないということで、減車率も含め会費を納めている分については有権票にしようとなった」と経緯を説明した。齋藤氏は、「減車のときに示された基準車両数が皆、頭に残っている。『会費を納入しているから』ということも理解できるが、これ以上理事会で質問が出なかったとしても一般会員から質問があったときに納得いく説明をしてやってほしい」と応じた。
 その例に該当するとして薬師寺薫・常任理事・最高顧問(関西中央グループ)は、「齋藤氏の質問は正論だが、現実問題として私のところは平成20年7月11日以降に何社何百台か新しくスタートさせている。減車もしているが法律上は基準日には車両数ゼロだ。それで有効票がゼロという話になっても、別に困らない。会費を払って理事票は無効となれば、協会を脱会すればいいのだから。そういう現実が起こるということも含めて、このような選択になったと思う」と述べた。
 後藤光男・常任理事(平和タクシー)からは、「自分の所属しているグループ(交友会)に基準日以降増車している会社があり、その分の協会費を払っているのに基準車両数がそのままというのがある」との指摘も出た。これらを受け、藤原委員長が「再度個々に精査して特殊なケースを例外措置とし、会費納入を基準に有権票としたい」と提案。関議長の採決により全会一致で承認された。

〔1月22日関西版掲載〕<バックナンバー一覧へもどる>

2011年1月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大タ協、会員理事定数は42人で確定/基準票「300票」、有権票数の確定は持ち越し
【 大阪 】嘱託契約のモデル提示を/未回答事案で薬師寺氏が要請
【 大阪 】「5・5遠割」見直しを訴え/北村理事、経営委で議論求める
【 大阪 】4委員会の副委員長選出/関協、事務局長に長谷氏
【 大阪 】隣接府県からの加盟を報告/大阪タク交通共済・新年会
【 京都 】「10%未満」対象にこれから/京運支局のヒアリング
【 大阪 】2月15日運行開始が決定/EVタク、普及啓発で有償借上げも
【 神戸 】私鉄関西ハイタク労連が春闘集会
【 大津 】私鉄関西ハイタク協議会も
【 大阪 】SSK交通、全車両を豊中へ
【 和歌山 】和歌山の3社が事業再構築で減車
【 神戸 】明星キャブと明石タクに譲渡申請
【 大阪 】水鉄タク、岸和田交通が役員変更
【 大阪 】相互→はくろの譲渡譲受認可
【 大阪 】近畿運輸局行政処分
 
2011年1月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】“非協力”事業者の実態調査/近運局、供給過剰対策第二段階へ/大阪市域など2月早々にも
【 大阪 】監査→処分の長期化に問題意識/桐原・監査指導部長
【 神戸 】「ゾーン制廃して同一運賃に」/兵タ協がタク事業法案で要望
【 奈良 】2月1日から申請本格化へ/奈良市域交通圏の特定事業計画
【 神戸 】兵庫中央バスが11両に
【 大阪 】関協、優良乗務員42人を表彰
【 大阪 】「公共交通労働者が最賃でいいのか」/久松・近畿交運労協ハイタク部会事務局長
【 京都 】期間中30両のタク待機場/法然上人800年忌の知恩院
【 大阪 】大阪京阪タク「新労」も解散/第一交通、互助会発足
【 神戸 】来年の大河ドラマ「平清盛」に期待/神戸個人協組・前野理事長
※近畿の特定地域における事業再構築の取り組み状況一覧
 
2011年1月19日号 関西版 速報ニュースヘッドライン
【 神戸 】兵協組、大半がボイコット/兵タ協理事会、松本会長「前進あるのみ」
【 大津 】滋賀4交通圏でヒアリング/運輸支局、5社の聴き取り終える
【 東京 】法案の細部不明で不完全燃焼も/全タク連、タク事業法案で質疑
【 神戸 】軽々な消費税論議は遺憾/全自交・待鳥書記長
【 神戸 】労働条件の抜本改善はこれから/全自交兵庫・旗開き
【 大阪 】「専用乗り場」など検討/大阪のEVタク秒読み
【 京都 】こちらは「慎重にじっくり」/京都地区のEVタク対応
【 大阪 】私鉄関西ハイタク労連が旗びらき
【 大阪 】ワンコイン八尾が新年会
【 大阪 】近運局、4社を車停処分
 
2011年1月18日臨時速報 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】現行法の実効性見極める余裕ない/不条理解消へタク事業法の早期制定を/全タク連・常任理事会で富田会長
【 東京 】「今しかできない」タク事業法/坂本本部長、政権変われば不可能に
【 東京 】公表済みの「概要案」を説明/全タク連・各務理事長
 
2011年1月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】会員理事は4減の42人/大タ協、理事推薦基準票は「300票」
【 福岡 】福岡エムケイの500円運賃正式認可
【 大阪 】大タ協の理事推薦に言及/大阪タク親交会が新年会
【 神戸 】「全体図」はこれから?/兵協選出理事の対兵タ協行動
【 大阪 】栄和交通、久元家から茶木家へ
【 大阪 】新型ドラレコ導入を検討、大阪タク交通共済協組
【 京都 】タク乗り場20日間休止!?/四条通の社会実験に困惑
【 大阪 】鏡開きの社内飲酒禁止/南大阪交通労組が48時間スト
【 大阪 】初の集団指導、来月15日に
【 東京 】「適正」収れんは16地区のみ/全国の「事業再構築」進捗状況
【 東京 】どうなる?タク事業法案の国会提出/民主党・阿久津議員の発言が波紋
【 東京 】国交相に大畠経産相/第二次菅改造内閣
【 京都 】中小は労務倒産の危機/京聯労組・今井委員長
【 奈良 】上之郷地区の乗合タク継続/桜井市協議会、地域拡大は保留
 
2011年1月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】兵タ協、兵協選出理事が集団辞任へ/松本会長不信任、協会費の納入停止も
【 大阪 】EVタク第一陣は来月2日納車/15日には御堂筋をパレード
【 東京 】全タク連が17日に常任理事会/タクシー事業法案議題に
【 大阪 】「税率アップで700円」は厳しい/大タ協・関会長、消費税と運賃等で見解
【 大阪 】適正賃金実現する減車を/自交大阪・旗開きで園田委員長
【 大阪 】「防災リポーター」45人に委嘱状/大タ協・毎日放送が研修会
【 京都 】四条通りの社会実験等で協議/業務センター・合同委
【 大阪 】自動車関係業界・年賀交歓会
【 大阪 】グリーン経営講習会案内
【 大阪 】地域公共交通活性化・再生セミナー案内
 
2011年1月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】下限割れ運賃審査、迅速に/長井・自交部長、全自交大阪の旗開きで改めて決意
【 京都 】牧村会長が10%削減訴え/京乗協など「新春の集い」
【 京都 】エムケイの理解なければ…/京都業界の運改めぐって
【 東京 】タク事業法案は秋の臨時国会に?/三交労旗開きで民主党・阿久津氏
【 大阪 】電源あれば5〜6万円で/ヤマトG、EV充電器設置へ
【 東京 】「上」にスポットでレベル向上/全個協・木村会長「大事な年に」
【 和歌山 】「運転代行問題はタク業界の責任」/和歌山第一交通・高野社長
【 大阪 】大バ協が年賀交歓会
【 神戸 】林田タクシー、代表者変更
 
2011年1月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】タク事業法に強く意見具申/大タ協・年賀交歓会、関会長「全会一致は困難」
【 大阪 】栄和交通から久元家抜ける
【 京都 】エムケイへの協力要請は2月に/減休車対応で京運支局
【 奈良 】協会外の3社が特定事業計画/奈良市域、法人初も減休車なし
【 神戸 】法令順守の実態に着目を/減休車、「実働率」重視を危惧
【 京都 】新大文字交通、越年寒波でフル稼働
【 大阪・京都 】プリカ廃止で見解に齟齬
【 神戸 】会長批判の一方で大事な議論が不在/兵タ協・信原副会長が指摘
【 大阪 】台北市職業工會との交流30周年祝賀も/交通労連関西地総・年賀会
【 京都 】京協、安全支部も脱退へ
【 大阪 】関西中央G、役員変更
【 和歌山 】和歌山タク・ユタカ交通譲渡譲受認可
※京都の増減車情報
 
2011年1月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】各社の実働率などを精査/近運局、大阪地区のヒアリング第3段階へ
【 東京 】譲渡譲受の運賃審査厳格化/国交省通達、下限割れなど対象に
【 大阪 】「大阪はもう地方都市に」/薬師寺氏、今年も厳しい一年に
【 京都 】運賃問題でリーダーシップを/京乗協、合同委の議論継続
【 神戸 】中途半端なまま越年/兵タ協、松本会長批判
【 和歌山 】和歌山の全面禁煙スムーズに
【 東京 】ブタン1月CPはやや下げ
【 大阪 】50歳未満4179人、70歳以上は3293人/大阪の乗務員
【 大阪 】タクセンが管理、情報開示を/乗務員の違反・事故歴
【 大阪 】チャブリ撲滅で共闘を/壽タクシー・浦木山社長
【 大阪 】プリカの取り扱い廃止/全大個協組が払い戻し受付
【 大阪 】大ト協関連7団体が年賀交歓会

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