ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2011年10月17日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

タクシー事業適正化と独占禁止法
  関係者の発言から浮かび上がるもの…

「特定地域におけるタクシー事業の適正化及び活性化に関する特別措置法(以下、タクシー適正化新法と称する)」が施行されて、丸2年が経過した。同法施行と同時に全国の特定地域では事業者の自主的な減休車がスタートし、また、道路運送法9条の3の読み替えに基づく自動認可運賃の幅の圧縮が全国すべての地域で実施された。減休車もそうであり、下限運賃の引き上げに伴う下限割れ事業者の運賃値上げも、いずれも「自主的」な行動ではあるが、「自主的」であるがゆえに、独占禁止法との関係は極めて不透明感の伴うものとなっている。今年1月の新潟交通圏における独禁法違反被疑事件以降、減休車を含むタクシー適正化新法のスキーム自体に影響があるのではないかと危惧されてきたが、この間の主な関係者の発言を一つにまとめ、この問題の行方を改めて俯瞰してみた。

 今年1月26日、公正取引委員会は新潟市内の法人タクシー事業者26社などに独占禁止法違反の疑いで立入検査を実施した。地域の法人タクシー事業者27社のうち、26社が北陸信越運輸局の指導方針に従って下限割れ運賃を、自動認可下限に引き上げたことが価格カルテルの疑いありとされたものだ。タクシー適正化新法施行後も下限割れ運賃を続行すれば毎月の経営指標の提出が義務付けられるなどの煩わしさ、また、地域として運賃競争に疲弊していたこともあって値上げに踏み切ったものと見られる。同様のことは全国で下限割れ運賃採用事業者数が約3分の1を下回るまでに減少した事実からも窺える。
 こうした運賃値上げの動きは同法施行と同時に適用された新しい運賃認可の基準「適正原価+適正利潤そのものを運賃とする」に基づくものだ。需給問題では地域と期限を区切った減休車が求められているが、運賃は全国すべての地域で同じ考え方が当てはめられた。

適正化新法の枠組み自体が…
 新潟の事件では運賃値上げが問題にされたが、そうなれば自主的な取り組みとされている減休車問題を含め「そもそもタクシー適正化新法の枠組みそのものが揺らぐのではないか」との疑問が湧く。
 これに対する国交省の回答が2月10日付自動車交通局長通達「タクシー事業の適正化及び活性化に係る取り組みに際しての留意点について」であり、その発表に際しての中田徹局長の会見での発言である。
 会見における中田局長の発言要旨は、@運賃の適正化、事業再構築(減休車)はいずれもわれわれが「こういう形で進めて欲しい」と指導しており、国交省のイニシアチブによるものだAタクシー事業の適正化については法に基づくもので適正化新法そのものは独禁法に抵触しないと公取委も認めているBただし、適正化新法は独禁法適用除外を定めたものではない―などとし、さらに事業者団体等における違法・適法行為をいくつか挙げて「減休車、運賃等について事業者間の共同行為を誘発するものは独禁法違反になる」と強調している。

それぞれの所管法令を粛々と
 例えば東京、大阪業界などが掲げた「20%減休車に取り組みましょう」という呼びかけについても、中田局長は「発言すること自体は違法ではないと思っているが、公取委が『それは完全にシロです』と言ってくれているわけではない」とも説明しており、適正化新法、独禁法を国交省、公取委がぞれぞれの所管法令として粛々と執行していくという事実確認以外の何物も浮かび上がってはいない。
 では、焦点となっている公取委側の見解はどうなのか?

競争のメリットは国民各層に広く
 本紙が行った公取委の鵜瀞恵子・経済取引局長へのインタビューによれば、競争政策の原則について、「中小零細企業の多い業種ではカルテル規制を弱めてもいいのではないかという声については、そもそも競争には事業者が創意工夫することにより、より低価格で、より高品質な財・サービスを生み出していく機能があります。日本企業の大部分は中小企業であり、その意味で競争の機能について中小企業を別立てで考えることはできません。中小企業対策としては独占禁止法の中の優越的地位の濫用の禁止規定等に限られます。むしろ、競争のメリットは国民各層に幅広く行き渡るものと考えており、カルテル的な行為のデメリットは多くのユーザー層、消費者が負うということを考えなければなりません。一般論としても競争をしないということは事業者が努力しないで済み、『楽をすること』になります。昭和の時代には談合してなぜ悪いとか、必要悪だとか言う人もいましたが、今はそういう人はいないのではないですか。時代によって競争のあり方に対する国民一般の考え方は変わってきています。さまざまな業種について業法に基づく規制がありますが、公正取引委員会は昭和50年代から規制緩和を働きかけており、時代とともに業法の見直しも進んでいます。タクシー業界についてもかつては同一地域・同一運賃で法律を運用してきましたが、今は違います。運輸の分野では需給調整規制が撤廃されたのは大きな変化です。新しいルールに適応するには時間がかかるものですが、私はルールそのものは競争のメリットを生かせる良い方向に変わったと思っています」―(以上、本紙6月13日号から引用)と述べている。
 原則論としてタクシー規制緩和の方向性は「正しかった」と評価してみせた上で、上記のほかにタクシー適正化新法と独禁法が相互に矛盾することなく共存し得ることも明言している(本紙6月27日号に詳細を参照)。その点では「2.10通達」発出時の中田局長発言とも符合している。

国の指導に従ったのに、なぜ…
 当事者たちはどのように考えているのか。新潟業界労使共通の思いとしては「タクシー適正化新法に基づき、国=地方運輸局の指導に従って新しい自動認可運賃の下限額に移行したのに、同じ国の機関=公取委から指弾を受けるとは…」ということに尽きる。
 交通労連信越地方総支部ハイタク部会の五十嵐真也部会長は4月に本紙の取材に対し「国の指導で自動認可の枠内に移行した。その上、利用者は1円でも安い運賃のタクシーに乗りたいだろうという経済原則に従って、下限運賃に移行したのだが、それがカルテルだと言われている。乗務員の労働条件改善はタクシー適正化新法の掲げた法の目的そのものであり、皆で移行したことがカルテルというのなら、それは許されるカルテルではないのか」と語っている。

弁護士役は引き受けられない
 そうした思いの下、同業界労使は9月にも国交省を訪れ、在京全タク連幹部や産別本部役員らの同席で、新潟業界の運賃値上げに至る背景事情説明など公取委への働きかけを中田・自動車局長に要請するが、あっけなく拒否される。
 国交省側の言い分は概ね次のようになり、@タクシー適正化新法は独禁法を邪魔しないA事業者が国交省の指導を踏まえて自らの判断で運賃を変更することは問題ないが、タクシー適正化新法に従ったからといって、独禁法違反にならないとは必ずしも言えないB新潟業界の厳しい経営環境など背景事情を説明すると「厳しかったから価格協調したのか」と言われかねないCタクシー適正化新法の趣旨は下限割れ運賃を認めないのではなく、あくまで審査を厳格化するだけD「2.10通達」が遅すぎるというが、むしろ同通達では独禁法違反とならないようにという前提を明らかにしており、疑いを受けたことを反省してほしいとさえ思う―と労使側に反論、「弁護士役は引き受けられない」として要請を拒否している。
 このようなやり取りからも、減休車問題であれ、運賃問題であれ、いったん公取委に睨まれたら、「国交省が最後は何とかしてくれる」とは思わない方が良いことははっきりしてきた。

激しい自由競争が安心・安全に優先するのか
 経営側は労働組合よりもやや冷静ではあるが、公取委の最終判断にはやはり不安を持っており、その成り行き次第では司法の場で争う覚悟も固めている。新潟市ハイヤータクシー協会の高橋良樹会長は本紙のインタビューでこう語っている。
 曰く「わたしは地域協議会の事業者代表委員でしたから、地域計画の立案に際して業界のみなさんの意見を聞いて発言しなければなりません。話し合いもなしに個人的見解を述べては事業者代表委員は務まらない。だから多重運賃解消の話も皆にしなければならない」「独禁法とは何が何でも競争させる法律であり、公取委はそれを実現させる組織。再規制実現のためのタクシー事業法なんてとんでもないと考えていると思う」「課徴金は消費税込売上高の4%。タクシー事業者にとって、これがどれほど重いものかは誰でもわかるはず」「公共交通機関たるタクシーに求められているのは激しい自由競争なのか、安心・安全なのか」などとする(本紙10月3日号参照)。

「強制力伴う事業法」を後押しの皮肉
 資本主義経済体制のもとでどこまで競争そのものを「至上のもの」として絶対視するかは時代によっても、また、業種や個々人の立ち位置によっても違う。公取委の姿勢を歓迎している低額運賃事業者が一定数、存在することも間違いないし、このところ息を吹き返しつつある有識者による規制緩和再評価の動きも同様のものだ。ただ、今のところ業界内では再規制を求める声が主流と位置づけられており、今回の新潟事件発生をもって「だから事業者による任意の行動に頼らないタクシー事業法がどうしても必要だ」との主張が強まっているのも皮肉なことと言えるだろう。
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No416. 10月17日特別編集号 ニュースヘッドライン
■トピックス
     タクシー事業適正化と独占禁止法/関係者の発言から浮かび上がるもの…
     「減車買取機構」の議論をリード/藤原悟朗・大タ協会長
     代行業対策に本腰、全国実態調査へ/田中亮一郎・全タク連地域交通委員長
     :郡部・地方都市の事情は…/適正化・活性化「東京スタンダード」に困惑
     1300年祭が終わったらダメになった…/古都の騒乱―帝産キャブ奈良の廃業問題
     :京都業界にふさわしい顔とは…/京乗協・ポスト牧村氏を占う
     :流しも!介護も!需要拡大目指して/都内初のユニタク導入〜山手タクシー・葛飾営業所
     :お客様が幸せになれば、自分も、社会も幸せになれる/山内純子・ANAラーニング会長
     :業界再生のポイントは「経営者の心と頭に」/坂本光司・法政大学大学院政策創造研究科教授
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
新潟の25社に2億円超の課徴金
   市協会長「全国に支援求めたい」
     公取委 「カルテル」認定で事前通知

【 新潟 】都タクシーなど新潟交通圏の25社は14日から15日にかけ、公正取引委員会から、1月に立入検査を受けたカルテル被疑事件について、「不当な取引制限」に当たるとして価格カルテルをやめることを求める排除措置命令および総額で2〜3億円にのぼると見られる課徴金納付命令に関する事前通知書を受け取った。不服などの意見は11月2日までに申し立てなければならないとされる。新潟市ハイヤータクシー協会の高橋良樹会長(都タクシー社長)は15日、本紙の取材に対し、「課徴金を払える状態になく、その理由もない。闘うしかない。20日の全タク連事業者大会でも全国の皆さんの支援を求めたい」と語った。
 各社に郵送された排除措置命令書(案)によると、新潟交通圏の26社(のちに1社は除外され25社)は、新自動認可運賃が実施されて下限運賃が引き上げられたのを受け、平成21年11月〜22年2月の市協会会合で、小型車の距離制運賃を下限運賃(初乗り1.3キロ570円、爾後加算299メートルごと80円)とし、「初乗り距離短縮運賃を設定しないこと」とするとともに、中型・大型・特定大型についても同様に「合意した」とし、さらに、残る1社(日の出交通)に対し、26社と同一の運賃とするよう「繰り返し求めた」ことなどについて、「公共の利益に反して、新潟交通圏におけるタクシー事業の取引分野における競争を実質的に制限」する価格カルテルに当たるとして、「排除措置を命ずる必要があると認められる」とした。
 さらに、独禁法違反が継続したとされる期間の売上高にかかる課徴金納付命令書(案)も送付。県都タクシー(佐藤真一社長)が受領した同書によると、当該違反行為の実行期間は、新運賃を適用した22年4月5日から公取委が立入検査に入った日の前日の23年1月25日の9カ月余とされ、この間の同社の売上高(税込)2億6000万円弱の4%に当たる1039万円を納付すべき課徴金と算定している。
 同交通圏全体で見た場合、年間の売上高が約80億円のため課徴金の総額は3億2000万円前後と想定されていたが、実行期間が9カ月余とされたため、2〜3億円になると推測される。以前別件で独禁法違反を犯した事業者には4%ではなく6%で課せられており、事前に自主申告した事業者があれば4%より低率となるため、現時点では総額は未確定。
 公取委はまた、事業者からの要請があれば事前説明に応じるとし、10月21日までの意思表示を求めているが、高橋会長によると「まとめて説明できるなら10月21日に東京で、各社それぞれが求めるなら10月24〜26日、新潟で行う用意がある」と通知してきているという。事前説明後、今回の命令に対し、さらに意見や提出すべき証拠がある場合は11月2日までに文書で行うこととされる。「正式な排除命令と課徴金納付命令が出るのは、その1カ月後の12月初旬と言われている」(高橋氏)。
 高橋会長は今回の事前通知に対して「覚悟はしていたから驚きはないが、情けない気持ちだ。闘うしかないと考えている。課徴金は払えないし、払わねばならない理由もない。理不尽過ぎて、とても『ごめんなさい』と言う気になれない。県協会とも相談するが、20日の全タク連事業者大会には行くつもりなので、可能なら全国の皆さんに訴え、支援を要請したい」と述べた。

〔10月15日関東版掲載〕  <バックナンバー一覧へもどる>

2011年10月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 新潟 】新潟の25社に2億円超の課徴金/市協会長「全国に支援求めたい」/公取委、「カルテル」認定で事前通知
【 【 東京 】「当局の理解を強く望む」/全タク連・富田会長がコメント
【 東京 】特区・武三、7カ月連続4万円台/原計事業者9月輸送実績
【 東京 】適正化新法の完遂を/関東ハイタク協・大野会長
【 東京 】スピーチに対比の妙/関東ハイタク協総会
【 東京 】国交省が減休車効果を検証
【 東京 】24人の優良職員を表彰/東旅協・三多摩支部
【 横浜 】活性化より、さらなる減車を/全自交神奈川・矢野委員長
【 東京 】八洲自動車がAED講習
【 東京 】大東京自動車が譲渡譲受終了届
 
2011年10月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】運転代行業進出も視野に/対策に本腰、年内に全国実態調査/全タク連 田中・地域交通委員長
【 東京 】地方運輸局等廃止は大きく後退/「政官協調」で地域主権戦略会議
【 東京 】公益法人化の認可申請を確認/全自無連・臨時総会
【 東京 】運行管理者・無線従事者講習会/東旅協&関無協東京支部
【 東京 】産別全体で交通事故防止/中労協が新年度方針に
【 東京 】渡辺議長、坂元副議長らを再任/交運労協が定期総会
【 東京 】恒例の新米配布キャンペーン/東京交運労協・ハイタク部会など
【 横浜 】当局のヒアリング見守る/減休車巡り神タ協・大野会長
【 横浜 】UDタクで需要拡大/伊藤副会長「適正化+活性化」
【 東京 】日交労、伊藤・新委員長/まず職場環境改善を目指す
【 東京 】国交省人事(11日付)
【 東京 】矢崎総業が新型DR
 
2011年10月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】賃金体系GL作成の検討を/労使の主張に有識者委員が提言/国交省・賃金システム懇「報告書原案
【 東京 】総需要に下げ止まり観も/東旅協・8月全社輸送実績
【 東京 】固定給制など論点を検討/「報告書案」で全タク連・労務委
【 東京 】12月から大和自交Gで営業/中央無線、20社前後が参加へ
【 東京 】陸王交通本社内に移転/ひふみ交通自動車、今後は未定
【 東京 】坂本委員長「支部活動充実させる」/帝都自交労組・定期大会
※東京の増減車情報
 
2011年10月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】目標達成へまず適正化の完遂を/「景気が良くなれば大きな成果」/全タク連・正副会長会議で富田会長
【 東京 】競争制するのは「人」の育成/ANAラーニング・山内会長
【 東京 】予約電話には100%対応/統合化したイーグル共同配車C
【 東京 】運輸安全シンポに日交・川鍋社長ら/国交省、11月28日都内で開催
【 東京 】11月に被災地で餅つき大会/南部ハイタク共闘会議
【 前橋 】新委員長にハイタク部会・斉藤氏/交通労連関東地総・定期大会
【 東京 】「組合員の生活向上に邁進」/京自労、釘本委員長らを信任
【 東京 】第2次認定は45社・1670両/国交省、貸切事業者安全評価
【 東京 】9月の登録は1社・1事業所/グリーン経営認証事業者
 
2011年10月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】13年度対比、全国平均で14.1%減収/東京は17.2%、神奈川18.0%/全タク連、22年度・全国協会輸送実績速報
【 東京 】都内初のエコタクシー乗り場/東旅協、都個協などが出発式
【 東京 】暴騰の可能性低い/LPG下期のCP予測
【 東京 】日個連、理事先頭に街頭活動/11月の「サービス強化月間」
【 東京 】今月上旬にも100両体制に/チェッカーモバイル
【 東京 】日交労、伊藤委員長ら新執行部発足
【 東京 】全福協などのバリアフリー研修/第1回は28日、東京無線協組で
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Faxpress 関西版
北新地のギャラリー自粛要請
    大タ協、「カイゼン作戦」の混乱回避

【 大阪 】大阪タクシー協会(藤原悟朗会長)は14日、会員事業者に対し北新地「カイゼン作戦」の現場視察自粛を促す文書を送付した。過去2回の「カイゼン作戦」で、街頭指導とは別に視察などで現場を訪れるタクシー関係者があまりにも多く、近畿運輸局の担当官が苦言を呈していた。自粛要請は前日の13日に開いた交通安全委員会(山田健委員長)で、現場の混乱を回避するためとして決定。あわせて、天候不順などで当日の実施予定を確認する事業者からの電話が近運局に殺到、業務に支障を来す事態になっているとして、個別照会を控え、大タ協の連絡を待って対応するよう求めた。なお、14日に予定されていた第3回「カイゼン作戦」は雨天のため21日に延期された。
 大タ協関係者は本紙の取材に、「とにかく毎回カイゼン作戦を見に来る事業者の数が異常。国道2号線の南側を『カイゼン』する一方で、歩道を混乱させてどうするといった有り様が続いている。各事業者とも心配なのは理解できるが、このまま混乱状態が続けば、局が見るに見かねて事前通告を止めようかということになりかねない」と、背景事情を説明した。
 「カイゼン作戦」をめぐって大タ協は、「利用者を案内するにしても、乗り場周辺が暗くて分かりづらい」として、タクシーセンターに照明などの設置を要望しているほか、この日の委員会では、委員以外に臨時で街頭指導に参加する事業者についても私服でなく服装を統一すべきではないかとの意見が出た。

〔10月15日関西版掲載〕<バックナンバー一覧へもどる>

2011年10月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】北新地のギャラリー自粛要請/大タ協、「カイゼン作戦」の混乱回避
【 新潟 】新潟の25社に2億円超の課徴金/公取委、「カルテル」認定で事前通知
【 大阪 】飲酒運転追放キャンペーン/大タ協、年末に向けて計画
【 大阪 】処分理由の詳細な説明求める/なみはや訴訟で原告側
【 名古屋 】高裁が国側の不服抗告棄却/名古屋エムケイの「400円運賃」
【 大阪 】加盟事業者の門前でビラ撒きも/関協の制裁金をなくす会
【 大阪 】平松・大阪市長を励ます集い/17日開催、大タ協幹部も出席
【 東京 】再生のカギは「経営者の心と頭に」/法政大大学院・坂本光司教授
【 神戸 】28日に大規模な合同街頭指導/兵タ協、神戸・阪神間地区委
【 京都 】京都宝→京都西交通、8両譲渡へ
【 大阪 】グリーン物流が譲渡譲受申請
【 大阪 】近運局、3社を車停処分
※大阪、京都の増減車情報
 
2011年10月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全タク連、運転代行業対策に本腰/警察庁・国交省と共同、年内に全国実態調
【 京都 】第2弾は末尾規制で3分割/京都駅北口の社会実験
【 大阪 】最後まで併合せず個別に判断/250キロ訴訟で大阪地裁
【 神戸 】えび須、残存車両を第一に譲渡へ
【 奈良 】10万人数える無線登録/奈良近鉄タク・田中社長
【 京都 】京都第一交通がEV2両/専用乗り場入構へ
【 奈良 】「たけまる号」の出発式17日に/生駒交通のコミュニティバス
【 大阪 】副委員長に藤原大氏/関協、サービス向上・賞罰委
【 大阪 】北新地合同街頭指導26日に
【 大阪 】大阪マラソンで交通規制/10月30日、市内22カ所
【 京都 】現場の「自主管理」解消/京阪山科駅乗り場が正常化
【 神戸 】乗り場秩序改善へ徹底した対応を/兵サセン初代センター長の永田氏
【 大阪 】タクセン評議員会開く
【 大阪 】大運支局、9月の苦情は35件
【 東京 】矢崎総業が新型DR
 
2011年10月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】次世代が継承の決意を披露/大阪交通共済、新型DR導入問題では対立も
【 大阪 】近運局長に石津緒氏/過去の自動車部長で在籍
【 大阪 】無事故、善行など415人/大タ協、優良運転者表彰式
【 奈良 】帝産キャブ奈良が10月末廃業へ/労組は県労委に救済申立
【 大阪 】服装規定見直しへ協議申し入れ/関協の制裁金「なくす会」
【 大阪 】ファミリア550円、戎580円認可/個人の1キロ320円は公示事案に
【 大阪 】近畿・大阪交運労協が近運局交渉へ
【 京都 】車両不足でイメージ悪化を懸念/京都駅の社会実験でエムケイ
【 京都 】洛東タクが社内の分煙化推進へ
【 大阪 】山陽交通労組、書記長に植田顧問
【 大阪 】松本委員長を再任/ナショナルタクシー労組
 
2011年10月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】複合問題を広く議論する場に/大タ協・検討委、適正車両数の目標試算も
【 東京 】13年度対比、大阪は15.6%減収/全タク連、22年度・全国協会輸送実績
【 大阪 】石津・近運局長が「あいさつ受け」
【 東京 】「減車買取機構」の可能性検討/全タク連・正副会長会議
【 大阪 】タクシーは法個18人が受賞/近運局、永年勤続運転者表彰
【 大阪 】23社完遂できず、5社は10月に/大運支局、対面調査ずれ込む
【 大阪 】第3回北新地「カイゼン作戦」14日に
【 大津 】滋賀エムケイ、湖南で18両減車/地域計画「同意」で特定事業計画受理
【 大阪 】再度、500円で運賃申請/値上げのワンコイン2社
【 大阪 】共済のDR導入問題追及/薬師寺氏、記者懇で指摘
【 大阪 】新規加盟含め14単組に/関協の制裁金をなくす会  
【 奈良 】上之郷の乗合タク、ダイヤ変更/日の丸交通、住民の要望に応え
【 大阪 】きょう、南地合同街頭指導  
 
2011年10月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市に「赤タク」検討を申し入れ/大タ協、「赤バス」の代替輸送アピール
【 神戸 】タクシー業界に新たな脅威/「ボランティア輸送」が拡大
【 大阪 】違法行為現認は「4社4両」/第2回北新地「カイゼン作戦」
【 大阪 】前向きの回答は得られず/近畿・大阪交運労協の近運局交渉
【 奈良 】団結して推移見守る/帝産キャブ奈良労組
【 奈良 】奈良の免許返納高齢者割引/3部会が来年度から実施へ
【 大阪 】70歳以上が11.8%/大阪の乗務員
【 大阪 】マスターズは存続のための武器/全大個協会・石倉会長
【 京都 】車両不足で一部空車入構も/京都駅北口の社会実験
【 大阪 】来春闘では成果を/山陽交通労組・定期大会
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