ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2013年12月23日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

割引、割増、定額、ハイヤー運賃は指定除外
  公定幅運賃 タクシー新法・関係省令改正案

 タクシー新法の実効性を測る上でポイントとなる関係省令の改正案の内容が明らかになった。公定幅運賃との関係で取り扱いが注目された大型割引は指定範囲から外され、現段階では「事業者の判断」に委ねられる格好となっているほか、ハイヤー運賃も指定除外となった。

 国土交通省は7日、タクシー適正化新法改正案・タクシー業務適正化特措法改正案・道路運送法改正案の関係3法案の施行に伴う関係省令の一部改正案、関係告示の制定案についてパブリックコメントの募集を開始した。自動車局旅客課で来年1月5日まで受け付ける。指定特定地域において特定地域計画の合意に加わらなかった事業者(アウトサイダー事業者)への営業方法制限命令の発動に際しては、国土交通相が公布する証紙を利用者に見やすいように車体に表示することなどを定めている。
 タクシー適正化新法施行規則(省令)の改正では、特定地域計画の認可申請を当該特定地域の協議会が行う場合に合意要件を満たしたことを証するため、「当該特定地域内の事業用自動車(法人・個人タクシー)の総台数を証する書面」と「計画の作成に合意したタクシー事業者が同地域内に配する事業用自動車の台数の合計を証する書面」を添付することとした。
 特定地域計画の認可を受けた個別事業者が事業者計画の申請を行うに際しては同計画に供給輸送力の削減の実施時期等を記載するほか、減車による削減を行う場合には実施前後の台数を、営業方法の制限による削減を行う場合には同様に実施前後の営業方法(の違い)を記載する。特定地域計画の作成に合意しなかった事業者(アウトサイダー事業者)に、合意事業者同様の輸送力削減を実施させるための国交省による勧告、営業方法制限命令発動のための基準は「必要な最小限度のものであること、輸送需要に対応した合理的な運営並びに運送サービスの質の向上及び輸送需要の開拓を図り、もって一般乗用旅客自動車運送事業の活性化を推進することを不当に抑圧するものでないこと等」とする。営業方法制限命令の発動に当たっては「大臣が調整営業方法に応じて公布する証紙を事業用自動車の利用者に見やすいように表示しなければならないことを定めることができる」としている。
 準特定地域における新規許可、増車申請の取り扱いでは、「申請があった場合、遅滞なく協議会に対して申請内容を書面で通知し、当該申請に対する準特定地域計画上の意見を提出するよう求めなければならない。提出の期限は原則14日以上で、協議会の同意があれば短縮できる」としている。意見の提出がない場合には、許認可申請内容を実施しても支障がないものと判断される。

公定幅運賃は2月28日公示も?
 公定幅運賃の関係では、大臣が運賃の範囲を指定しようとする際には「特定・準特定地域の協議会に対して、当該運賃の範囲に関する意見を提出するよう通知することとし、提出期限は原則14日以上を確保。協議会の同意があれば短縮できる」「意見の提出がない場合には、意見がないものとみなす」とされている。範囲の指定の対象は割引運賃、割増運賃、定額運賃、ハイヤー運賃を除く。公定幅運賃の公示は実施日の30日前までに行う。地方運輸局が特定地域計画の認可、変更命令や取消処分、公定幅運賃の範囲の指定を行う際には利害関係人の意見聴取を行うこととし、具体的には「特定地域計画の認可申請を行った協議会またはその構成員」「協議会やその構成員と競争関係にある者」などとした。
 道運法施行規則(省令)の一部改正では、旅客自動車運送適正化事業実施機関の指定について「バス・タクシーの種別ごとに行う」とした上で、適正化機関の指定要件について「指定地域内の事業用自動車の総台数の過半数を超える加入員を持つ法人(社団、財団)」などとしている。タク特法施行規則(省令)の一部改正では、指定地域・特定指定地域の国土交通省への自治体からの指定要請書の記載事項、運転者登録原簿の保存期間等について規定した。タク特法施行規則は平成27年10月1日から、その他の省令は26年1月27日から施行する。
 改正タクシー適正化新法の施行に伴う「特定地域における事業適正化・活性化に関する基本方針の一部改正」では、供給輸送力削減及び活性化措置に関する基本的な事項等について規定の整備を行うとともに、同法施行に関する大臣告示の制定等を行う。同告示では、適正化新法の対象から福祉タクシー及びハイヤー(契約形態等に照らしてタクシー事業と著しく異なる形態で行われるもの=東京のハイヤーがその典型)を除外。準特定地域における新規許可について、「輸送需要と供給輸送力の均衡性や公益上の必要性等の基準への適合性を審査する」と定め、増車認可申請も同様の基準を適用するなどとしている。告示も来年1月27日から施行する。
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No.518 12月16・23日合併号 主な内容
■巻頭人物  :黒土始氏(第一交通産業会長)
気になる数字:4.1/消費増税、公定幅運賃実施に向けて…
トピックス
:割引、ハイヤー運賃等は除外 〜タク新法関係省令改正案、注目の公定幅運賃
:タク新法の評価「70%」〜全タク連・富田会長「残り30%は業界の力を結集して」
:「安いハイヤー」存続に異議 〜近畿ハイタク協
:♪タクシーに乗ろうよ♪ 〜飲酒運転撲滅で大タ協がイメージソング
:大阪の玄関口の、これがタクシー乗り場 〜工事中の現場を大タ協が視察
:待鳥氏の墓前にタク新法成立を報告 〜坂本・全タク連本部長ら
東西往来:東京も見習っては…/ちょうちんの灯を守る
この人/この言葉
:原喜信氏、藤井嘉一郎氏、山田健氏、平尾文一氏
シャッターチャンス
:タク新法、成立はしたものの…/外国人観光客1000万人時代到来
:喝破される表示・陳列の狙い/利用者に訴えるのはいいけれど
■アラカルト
:<連載第47回> 多田清社長殿創業史―「相互十年」を読む
:<内外交差点> 高齢タクシー運転者への安全講習について  上野精順氏A
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 特定地域、指定更新は1回限り
    日車営収等の基準値は地方局が公示へ
      国交省、タク新法の通達案公表

【 東京 】国土交通省は21日、同日付で改正タクシー適正化新法等関係3法案の施行に伴う各通達案に関するパブリックコメントの募集を開始した。準特定地域の指定要件は現行タクシー適正化新法の特定地域指定要件をそのまま踏襲し、一方で新法における特定地域指定要件では、人口30万人以上の都市を含む交通圏の場合、準特定地域指定を受けていることを前提に、「日車営収または日車実車キロのいずれかが基準値を下回ること」などに加え、地域の事業者全体の収支状況が基準値を上回ること、総実車キロの増加率が基準値を下回ることなど複数の要件をすべて満たすこと―とされた。一定の基準値は今後の各地方運輸局長公示によって最終的に確定することになる。また、営業方法の制限による供給輸送力削減率の算定方法を「目安」として具体的に例示。「供給削減率=減車率+営業方法制限率」とすることとした。公定幅運賃に適合しない運賃を届け出た事業者に対する行政からの指導、勧告を経た運賃変更命令までの手続きについても明確化したほか、遠距離割引等の認可についても「地域の状況に応じて定めた金額に相当する距離以上において公定幅の下限を下回るものについても認可する」としている。
 特定地域の指定要件は人口30万人以上の都市を含む交通圏の場合、@日車営収または日車実車キロが基準として設定する一定の数値を下回ることA事故件数が一定の基準値を上回ることB法令違反件数が基準値を上回ること―のいずれかを満たしつつ、同時に「地域内の事業者全体のタクシー事業収支が一定の数値を上回ること」「地域内の事業者全体の総実車キロの増加率が基準値を下回ること」「指定に当たって関係自治体の長の同意があること」の3要件をすべて満たしていることとされた。人口30万人以上の都市を含まない地域では同様の条件のうち自治体の合意の代わりに「協議会からの申し出があること」とされた。いずれの地域でも指定期間は3年で、特定地域の更新は「1回まで」となっている。どの要件についても一定の基準値については明記されておらず、今後の各地方運輸局長公示で最終的に確定するものとみられる。準特定地域の指定要件は現行法の特定地域指定要件を踏襲し、現行法の特定地域は原則としてすべて新法下の準特定地域に移行する方針。
 特定地域における特定地域計画の認可については、審査のための標準処理期間を「3か月を目安とする」としたほか、「地方運輸局長が別途定めることもできる」とした。同計画の認可基準には「営業方法の制限により供給輸送力削減を行う場合には、その実施に関する利用者等への周知や事業者同士が相互に確認できる体制の構築等について、具体的な方法が記載されていること」を盛り込んだ。標準処理期間や計画の認可基準等については事業者計画もほぼ同様の内容。特定地域計画に同意したにもかかわらず事業者計画の認可を受けない事業者には、営業方法の制限による輸送力削減を定めた事業者計画の認可を受けるよう命令する。正当な理由なく認可事業者計画に従って輸送力削減を行わない事業者にも同様に営業方法制限命令を出す。活性化事業計画の認定については、現行法の特定事業計画の認定要件を満たすものについて同様に認定する。
 営業方法の制限による供給輸送力削減の算定方法は、「協議会の合意の下で定められる事項」とした上で、目安を具体的に提示。供給輸送力削減率は、減車率に営業方法制限率を加えたもの(供給輸送力削減率=減車率+営業方法制限率)とした。減車率は「減車による供給輸送力の削減率」とし、営業方法制限率は「営業方法制限による供給輸送力の削減率」と定義した。
 具体的な営業方法の制限率については例えば、全日とも全車両の20%を使用停止する場合には営業方法制限率=20%とし、日曜日に全車両を使用停止する場合には営業方法制限率=日曜日の収入率(曜日収入率=特定の曜日の収入額÷1週間の収入額とし、曜日収入率は各営業区域の営業実績を踏まえて協議会が地方運輸局長の助言を受けて統一した割合を設定する)とする。また、全車両の使用を停止しない場合では、例えば、火曜日に全車両の30%を使用停止する場合の営業方法制限率=火曜日収入率×0.3(=全車両中の使用停止する車両の割合)とし、水曜日に全車両の20%を、木曜日に全車両の40%を使用停止する場合の営業方法制限率=水曜日収入率×0.2+木曜日収入率×0.4とする。営業方法制限率の算定について協議会の合意があれば別の方法によることもできる。

〜遠割存廃は地方運輸局の判断に
公定幅運賃制度の運用では、その算定に当たって「標準能率事業者の選定、要素別原価の算定等については従来の自動認可運賃の設定と同様の方法を適用する」としている。事業者が公定幅運賃に適合しない(下限割れ等)運賃を届け出た場合は、範囲内の届出を行うよう、行政が指導することとし、複数回の指導にもかかわらず正当な理由なく届出を行わない事業者には勧告を実施する。勧告後15日以内に公定幅の範囲内の届出がない場合には運賃変更命令の対象になり、行政手続法に基づく意見陳述のための手続きを行った上で、変更命令を発動する。運賃変更命令に従わない事業者に対しては行政処分手続きに移行する。
公定幅運賃の対象とならなかった部分の取り扱いでは、「公共的割引」について割引率1割とし、「遠距離割引」については、申請事業者の営業収支が償うことを前提に「公定幅運賃を下回る割引に関しては、地方運輸局長が地域の状況等に応じて定めた金額に相当する距離以上において下限を下回るものについて認可する」とした。5000円超5割引等の取扱いについては近畿運輸局長の判断に委ねられた格好。その他の営業的割引については「割引目的、適用条件が公定幅運賃制度の趣旨を没却するものでないこと」「公定幅運賃により償うとされる申請事業者の営業収支が、当該割引が実施されてもなお償われると判断されること」を両方満たすことを要件として認可する。
割増運賃については、深夜早朝割増は原則として午後10時から翌午前5時までの運送に適用し、割増率は2割とする。同割増率の引き下げや廃止については「収支が償うこと」を認可要件とする。深夜早朝以外の割増については従前の「運賃・料金に関する制度」及び「同処理方針」の通達通り処理する。
定額運賃については、定額を設定しようとする距離に公定幅運賃を適用した場合に、その下限以上となるものについて認可するとしている。最初からメーター運賃に公定幅下限を採用した事業者の場合、定額運賃の設定は事実上困難になるようだ。旅客の引受が営業所のみにおいて行われる一般乗用旅客自動車運送事業に係る旅客(タクシー減車逃れのためのハイヤーへの用途変更等を想定したもの等、東京の典型的ハイヤーを除くタクシー類似ハイヤー)の運賃については、「公定幅運賃に換算した場合に、その下限以上となるものについて認可する」と定めている。
意見の募集は自動車局旅客課で、来年1月19日(日)必着で受けつけている。パブコメ対象となった関係通達は平成26年1月24日公布、同月27日施行予定。
〔12月21関東版掲載〕  <バックナンバー一覧へもどる>

2013年12月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特定地域、指定更新は1回限り/日車営収等の基準値は地方局が公示へ/国交省、タク新法の通達案公表
【 東京 】立入検査の妨害等で事業停止/処分基準等も改正、再犯は許可取消
【 東京 】個タクの期限更新処理変更へ
【 東京 】MCAから携帯IPに全面移行/コンドルタクシーグループ
【 東京 】「準特」なら新規で補充の余地も/「個タク枠」で全個協・木村会長
【 東京 】1月最高値は確実…/LPG、高値安定の懸念
【 東京 】全タク連、車検期間延長を要望
 
2013年12月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】新地域協「自由参加」にクギ/本省「ガイドライン」が前提/関運局定例会見で奈良・自交部長が見解
【 東京 】LPG暴騰で価格転嫁模索/東京業界、「固定料金」設定など
【 東京 】代議員会で「解散」を仮決議/東旅厚年基金、記録整理作業急ぐ
【 横浜 】京浜交通圏・地域協は2月18日に/神タ協役員会、県央等3交通圏は25日
【 東京 】「供給過剰」の定義など/自交総連、新法運用基準で要望書
【 東京 】中間とりまとめ案を承認/交政審・地域公共交通部会
【 東京 】都営バスが深夜運行開始
【 東京 】銀座1号乗り場ショットガンなど/タクセン「今年の10大ニュース」
【 東京 】ダイハツが福祉車両対応を強化
 
2013年12月18日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】東京五輪を通過点に需要喚起/原・関運局長囲んで積極提言/「活性化」テーマに本紙・新春座談会
【 東京 】愛称は「全国タクシーガイド」/全タク連のタクシー情報システム
【 横浜 】深夜の銀座・六本木など/19日に年末特別街頭視察
【 東京 】「独法」の業務を深度・重点化/ナスバ・鈴木理事長が意欲
【 横浜 】奈良・自交部長らが参加/本紙「かながわ観光タク」座談会
【 東京 】来年4月からポーター廃止/羽田空港乗り場の効率化策
【 東京 】運営協委員と勉強会/東タク協・ケア輸送委
 
2013年12月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三は「まず20%」で足並み/不公平解消へ附帯決議の解釈・運用は柔軟に/全タク連・富田会長インタビュー
【 東京 】HV等で20年目標に20%/全タク連がCO2削減計画
【 横浜 】特定地域指定「判断まだ」/神タ協・伊藤会長、運用基準を注視
【 横浜 】UDの利用促進などテーマに/神奈川の労使が労務改善協議会
【 東京 】年末・年始のサービス強化強調運動/東京ハイタク労働団体
【 東京 】恒例の事故防止研修会/東タク協城西支部など4団体
【 東京 】デジタル無線は10万6000局/「要望書」件数、関東の勢い続く
【 福岡 】第一交通産業、福岡で1社買収/保有タクシー7700両超える
【 横浜 】車停は法人1社、個人3者/関運局・11月のハイタク処分
 
2013年12月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】富田会長、タク新法の評価「70点」/「残り30%は業界の力を結集して」/全タク連・正副会長会議、近畿・東北がLPG高騰で要望
【 東京 】自動車税「営自格差」縮小は回避/来年度税制改正大綱
【 福岡 】地域協に権威を、決定には従うべき/第一交通産業・黒土会長インタビュー
【 東京 】品川、羽田・国際が優良乗り場に/タクセン、来年1月20日から運用
【 東京 】特区・武三の総需要、伸び悩み/東タク協・11月原計輸送実績
【 東京 】「準特」なら新規参入に希望/全個協・木村会長が期待感
【 東京 】タクセン、26日に羽田空港で美化活動
 
2013年12月11日号 関東版 ニュースヘッドライン
地域住民の期待に応える提案を/自治体、国含む「全体の力」で実現/国交省・若林審議官、タクシー業界に呼びかけ
【 東京 】総需要伸び、実働率低下/東タク協・10月全社輸送実績
【 東京 】公取委の審判制度廃止など/独禁法改正案が成立
【 東京 】「タワーネットワーク」説明会/東京無線、来年1月17日開催
【 東京 】新年賀詞交歓会は1月10日/東タク協、ホテルニューオータニで
【 東京 】新規参入再開へ「個タク議連」/日個連都営協・中島理事長
【 横浜 】原局長らが川崎タクシー視察/関運局、年末年始の安全総点検
【 東京 】自転車・二輪車事故率が低下/交通共済協組、事故発生統計
【 東京 】恒例の安全セミナー開く/SANTEグループ開都交通
【 東京 】11月分のグリーン経営認証
 
2013年12月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】営業制限命令発動で大臣証紙/「公定幅」は割引・割増、ハイヤー運賃等除外/改正適正化新法等の省令改正案
【 東京 】増加は15グループ中8グループに/11月の都内無線配車回数実績
【 東京 】地域協への委員参加求める/全中労東京・小島議長
【 東京 】日交が東京ひかり交通買収
【 東京 】自家用有償運送「移譲希望」は6%/あり方検討会、自治体側の意識
【 東京 】基本掛金の割引・割増を拡大へ/東京ハイタク交通共済協組
【 訃報 】川又邦子さん(山田俊郎・月島自動車社長の義母)11月22日死去。78歳
 
2013年12月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「公共交通」の定義、見直すべき/大量輸送機関中心の発想から脱却を/全タク連・田中副会長インタビュー
【 東京 】全国47都道府県に拡大へ/日交アプリ、島根・大分でも
【 東京 】国交省、政令改正のパブコメ募集/タク特法、道運法一部改正で
【 東京 】大島の会員に見舞金/台風26号被害で東タク協
【 東京 】都内10カ所で安全呼びかけ/東タク協・交通事故防止委
【 東京 】UD、スマホ配車への評価も/都個協が利用者懇談会
【 福岡 】第一交通産業が兵庫で1社買収
【 東京 】優良従業員160人を表彰/チェッカー無線営業委
【 東京 】交運労協、労働団体との連携強化/中労協定期大会で伊藤議長
【 東京 】チェッカーが2回目のUD研修
【 東京 】登録継続のトラック6社を表彰/グリーン経営認証制度10年で
 
2013年12月4日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】実効性確保できる運用基準を/一致団結で夢持てる業界に/東タク協理事会で富田会長
【 東京 】ブタンが史上最高値に/LPG12月CP
【 東京 】特例解散に向けた手順など/東旅厚年基金が事業主説明会
【 東京 】江戸川総業がkmグループ入り
【 横浜 】年末年始の安全総点検/関運局、10日から1カ月間
【 東京 】死亡事故で廃業の報告も/東個協・理事会
【 東京 】新委員長に幸田氏(三陽自労組)/交通労連・東ハイ労
【 東京 】携帯IP通信に全面移管へ/チェッカーキャブ無線協組
【 東京 】交運労協「長年の悲願が結実」/交通政策基本法成立で声明
【 東京 】25年度の参加率は68%/セーフティドラーバーコンテスト
【 横浜 】特区・武三の合格者は165人/関運局・個タク譲渡譲受試験
【 東京 】窓ガラスコート剤発売/国際興業G「ウロコバリア」
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

■ 新地域協へ協会の意見集約を
    大タ協・忘年理事会で古知副会長関空タクシー運営協・通常総会

【 大阪 】大阪タクシー協会(藤原悟朗会長)は20日、大阪市北区の帝国ホテル大阪で忘年理事会と懇親会を開いた。古知愛一郎副会長は、改正適正化新法下での地域協議会に向けた、協会としての意見集約の必要性を強調、「永続性を持って事業をしたい人たちの集まりとして、真摯に意見を闘わせ、結論を得ていかないと、せっかくの新しい法律もマイナスの方向に働く要素も多い」と注意喚起した。
 懇親会の冒頭あいさつで古知氏は、改正法が施行される新年は「タクシーにとって大きな節目になる」と前置き、「新協議会は今までと全く違ったものになる。基本的には事業者が本当に主体となって議論を闘わせながら、進めて行くことになる。当然、当協会で発言できるのは(委員である)藤原会長だけ。藤原会長にどのような発言、プレゼンテーションをしていただくか。それには協会理事、さらに協会員一人ひとりの意見に基づいた総意を集約しないといけない。また、それが一般消費者、行政当局などに伝わらなければ、今後何も進まないことになる。2月には最初の協議会が開かれる。規制緩和以降の大幅割引や低廉な運賃で苦しんできたわけだが、公定幅運賃、さらに大幅割引をどうするかは協会員で活発に議論しないと、行政が何とかしてくれるということは恐らくない。また、特定地域に指定されることをわれわれが望むのか、特定地域になれば減車問題で合意ができるのかも、今までのような形で何の意思もなく、議論もしなければ進まないし、タクシー協会という同業者団体にとって不利益な結論が出るようなことがあってはならない」と述べた。

〜2カ月連続で幹部が謝罪
理事会では藤原会長のあいさつの後、道野隆・広報・サービス委員長が自社(ふれ愛交通)の乗客転落事故について謝罪した。道野氏は、「『(転落に)気付いていなかった』という証言もあるが、本当に気付いていないのであれば、乗務員としての資質、そういう乗務員を雇ってしまった私たち(の採用責任)、指導・教育、監督不行き届きの会社の責任と受け止めている」とし、「当面は警察、近畿運輸局の指導の下に事故の原因究明、再発防止に努め、真に安全な会社作りに再出発したい」と報告。藤原会長は、「お互いに戒め合っていきたい」と述べ、議事に入った。
全タク連正副会長会議(11日)報告では、改正法について「70%は満足している。残りの30%は業界の努力でより良いタクシー業界になるように努めていこう」「利用者に安心・安全・快適なタクシーを提供していかなければならない。東京オリンピックも決まり、(この経済効果も)全国的に波及していくことになろう。外国から来られたお客様に対し日本のタクシーが世界一のタクシーになれるように団結して頑張っていただきたい」との富田昌孝会長の発言を紹介。営業車の自動車税大幅引き上げについては、反対要請の結果、平成26年度税制改正大綱で現行税率が維持されることになったと報告された。 議事終了後、近畿運輸局の阿部竜矢・自動車交通部長が講演、懇親会では飲酒運転撲滅キャンペーンで全国初の協会挙げてのタクシー応援ソングを歌った「あまゆーず」のミニコンサートも行われた。
〔12月21日関西版掲載〕<バックナンバー一覧へもどる>

2013年12月21日号 関西版 ニュースヘッドライン

【 大阪 】新地域協へ協会の意見集約を/ 大タ協・忘年理事会で古知副会長

【 東京 】「5・5遠割」の存続は地方局裁量に/国交省、タクシー新法の通達案公表
【 大阪 】新法施行で協会に「覚悟」促す/近運局・阿部自交部長が講演
【 京都 】公定幅運賃等の説明受ける/京都個人7団体連絡会
【 大阪 】EVタク「継続」方針は18両/大タ協調査、26両が「検討中」
【 京都 】客待ちルール徹底へアンケート/業務センターが協力呼びかけ
【 奈良 】自交総連なら・みえ合同労組が大会
【 京都 】地元要請でデマンドタク暫定復活/西陣地区でキャビックが運行
【 大阪 】国際興業大阪が「陣痛タクシー」/助産師による講義で基礎知識
【 大阪 】「発生率が1%でも低い選択肢を」/事故多発の大阪業界
【 大阪 】阪急タク「ほんわかキャンペーン」
 
2013年12月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「公定幅運賃」収れんへ手順/大阪地域協、各委員に継続参加要請
【 和歌山 】和歌山の地域協は24日開催
【 大阪 】年内最後の街頭指導、中止/新年は15日の自主指導から
【 奈良 】需要落ち込み「未だ厳しい」/奈良県下の合同地域協
【 神戸 】兵タ協が理事・役員会
【 大阪 】「乗客転落事故」で謝罪会見/ふれ愛交通・道野社長
【 大阪 】観光分野で新たな連携へ/全大個協組に運行企画
【 大阪 】大阪観光局の認定マーク/全大個協組の全車両に
【 奈良 】奈タ協&支局、年末街頭指導
【 大阪 】近畿財務局が年末の特別相談会

【 京都 】MK傘下のボウリング場売却

 
2013年12月18日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】姿勢変わらず、議論にならず/JR&大阪市、大阪駅タクシー乗り場移転問題
【 大阪 】「ビリケンタク」2月スタート
【 神戸 】三宮周辺で年末の街頭指導
【 大阪 】タクシー政策、対症療法やめて原点に/本紙企画で対談〜正司・神戸大副学長&古知・梅田交通G府代表
【 大阪 】中核リーダー新たに42人/全個協・近畿支部565人に
【 京都 】公共交通にふさわしい運賃に/全京総代会で小野理事長
【 大阪 】オリエンタルの関空定額運賃公示」
【 大阪 】私鉄関西労連に単組加盟へ/大阪ハイタク協が解散総会
【 大阪 】大商・運輸部会が合同部会
 
2013年12月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】MKの空港定額運賃に反対/大タ協、経営委の3社が意見聴取申請
【 大阪 】乾杯の発声は「事故防止」の呼びかけ/交通共済・役員忘年会で薬師寺氏
【 京都 】京タ協理事会、新乗り場など報告
【 大阪 】「タクシー軽視」に憤り/大タ協が大阪駅西口など視察
【 大阪 】飲酒運転撲滅へ「タクシーに乗ろう」/大タ協がキャンペーンソング披露
【 神戸 】「名神第一」の加盟を承認/東阪神協組、公明党議員に陳情も
【 大阪 】「事前試験制度」に期待/全大個協会・新山会長
【 大阪 】「RR・タクシー会議」26日開催
【 京都 】「新法は利用者にとって一利もなし」/エムケイ・青木社長インタビュー
【 神戸 】臨時給足切り3万円引き下げなど/阪神タクシー労組、13秋闘妥結
【 神戸 】兵タ協姫路支部の観光運賃認可
【 大津 】近江タクシーがUD車両で参加/バリアフリー教室に協力
【 大阪 】ひまわり5両→日本城、申請
【 神戸 】植田交通→フクユ、全部譲渡申請
 
2013年12月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「安いハイヤー」存続に異議/近畿ハイタク協、「定義」の厳格化など求める
【 大阪 】「関協にしかできない仕事がある」/第52期通常総会で山田理事長
【 大阪 】多方面の空港定額運賃/大阪、神戸の両エムケイが申請
【 大阪 】昼の隔勤+夜勤の1車3人制/ナニワ交通が試験運用へ
【 大阪 】暫定的に賃金体系選択制/大阪トンボ交通、4カ月ごと見直し
【 奈良 】奈良の地域協、17日開催
【 大阪 】「地域密着タクシー」を申請/八尾市「活性化特区」でワンコイン
【 大阪 】500円義務付け訴訟は敗訴
【 大阪 】阪急百貨店前も視察/北新地・自主街頭指導
【 京都 】交通事故防止の府民運動
【 大阪 】大阪市内で刃物強盗2件/現金管理等に注意喚起
【 大阪 】花菱タクシー、1月4日に年賀会
【 大阪 】1月25日に50周年式典/大阪個人タクシー連合会
 
2013年12月11日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】「小型」にこだわりなし/神戸相互・平尾社長、大阪の5・5遠割廃止を期待
【 大阪 】一部で「バック付け」など注意/近運局・大運支局の巡回街頭指導
【 大阪 】乗禁時間帯の進入車両は38両/11月の北新地抜き打ち調査
【 神戸 】待鳥氏の墓前にタク新法成立を報告/全タク連・坂本本部長、労組幹部ら
【 大阪 】タクセン・12月の街頭指導
【 神戸 】神戸・阪神間は2万9562円/兵タ協・8月の輸送実績
【 京都 】制服も新調、「サービス主義」徹底/関西タクシーが労使一体で
【 大阪 】交通共済はハードの前にソフトを/事故惹起者の教育指導など訴え
【 大阪 】駒姫タク、藤原大氏が専務に
【 大阪 】近鉄労使が恒例の歳末募金
【 神戸 】北淡タク、営業所など移転
 
2013年12月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域の主要地点で終日指導/近運局・大運支局が9日断行
【 東京 】「規制強化法」の早急な見直しを提言/規制緩和推進の民間有志が会合
【 大阪 】街頭指導の権限拡大に難色/大タ協の申し入れに大運支局
【 神戸 】兵庫地域協、25日に開催へ/幹事会で会長人事が話題に
【 大阪 】大阪駅対策協、幹事会は16日に
【 京都 】関東、近畿の両自交部長ら迎え/日個連事業協組が京都で10周年式典
【 大阪 】譲渡譲受試験、合格者は110人
【 神戸 】優良運転者表彰の推薦募る/東阪神タク協組・事故防止協議会
【 大阪 】ワンコイン協会、新法対策を検討
【 大阪 】タクセン・10月の苦情28件
【 神戸 】「早期解決へ順調な滑り出し」/阪神タクシー労組・秋闘
【 神戸 】ポーアイから移転は大震災対策/神戸空港タクシー
【 大阪 】近運局が運賃認可
【 大阪 】朝日自動車&商都交通、申請取り下げ
【 大阪 】梅田タクシー、役員変更届
 
2013年12月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5・5遠割の行方は?/大タ協の実績調査、集計段階へ
【 京都 】新たに「予約乗り場」設置/京都駅八条口、新会議で報告
【 大阪 】大阪地域協、19日に開催
【 大阪 】阪急百貨店前のバック付け/タクセンの防止策、合意得られず
【 京都 】賃率の見直しなど模索/LPG高騰で緊急手立て
【 神戸 】新法、高齢化等で新たな問題も/兵タ協が労務講座開く
【 大阪 】交友会が20日に年末街頭指導
【 大阪 】大阪ハイタク労協が定期総会
【 神戸 】輸送力削減で点検・監視を/全自交兵庫・北坂委員長
【 福岡 】第一交通が名神タク買収
【 京都 】事故防止コンクール表彰式
【 大阪 】「個タクの日」でキャンペーン
 
2013年12月4日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】ブタン史上最高値に危機感/リッター100円近くに!?
【 大阪 】大タ協「正面に設置せよ!」/大阪駅乗り場問題でスローガン
【 大阪 】400両体制で本稼働へ/全大個協組のスマホ配車
【 奈良 】服部タクがPHVプリウス/グリーン化事業でアピール
【 和歌山 】「黒帯ドライバー」9人で/和歌山ラーメンタク、グレードアップ
【 大阪 】大日乗り場で一足早い「個タクの日」/日個連系協組、5団体で拡大実施
【 大阪 】法人の65歳以上が38%に/大阪のタクシー乗務員
【 大阪 】5・5遠割撤廃なら監視強化を/乗車拒否、チャブリ増加など危惧
【 京都 】このままでは外国人労働者頼みに/MKグループ労連・城ヶ原会長
【 大阪 】分派労組にくさび/労組未来都が中津に事務所
【 大阪 】関中G共闘会議が春闘妥結へ
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