ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2014年4月7日

    交通界WebNews
最新号ニュース
発行物について
購読のご案内
採用情報
会社概要・沿革
広告のご案内
 










「週刊交通界21」毎月4回情報発信
適正化・活性化をスピードアップ
  東京業界「1年前倒し」の狙い
       東タク協・富田会長勇退会見

 東京ハイヤー・タクシー協会の富田昌孝会長は3月19日、理事会の議事終了後の非公式理事懇談会(業界紙記者には非公開)の席上、5月27日開催予定の通常総会をもって任期1年を残して退任する意向を表明するとともに、後継には川鍋一朗副会長を指名する考えを示した(本紙ファックスプレス関東版3月21日号等で既報)。理事懇談会の席上どのように富田氏は自身の考えを伝えたのか、理事懇談会終了後の在京業界紙記者団との一問一答を通じてここに紹介する。

―東タク協理事会(3月19日)の議事終了後の(記者非公開部分)席上で、どのような話をされたのか。

バトンタッチ直後の物安会議
富田 7年前からの話をさせていただくと、当時の新倉(尚文)会長からバトンタッチさせていただいた際には、ちょうど東京の運賃改定の審査のただ中にあり、通常総会前に物価安定政策会議が開催され、総会翌日には2回目の物価安定政策会議がありました。そういう大変な時期に会長職をお引き受けしたわけですが、物安会議に出させていただいて、政府が何を考えているかということに直に触れることができました。
 そこで「デフレの中にあってタクシーが値上げするのはおかしいのではないか?」ということになり、皆さんご承知のように国土交通省・交通政策審議会で「タクシー業界は何がおかしいのか」「なぜ、こんなデフレ時代にも値上げ申請しなければならないのか」を審議していくことになりました。いろいろな意見がたくさん出てきたわけですが、結果的には「タクシーは供給過剰になると、いろんな問題が出てくる」ということが結論として出ました。

緊急措置としての「7.11通達」
 中間とりまとめの前でしたが、議論の過程の中で「これは一日も放っておけない」ということになり、平成20年7月にいわゆる「7.11通達」が出され、増車や新規許可がストップされました。
 そうなった理由はいろいろありますが、需要がどんどん減っている中で、規制緩和になってクルマはどんどん増えていく―そういうようなことで需給のバランスはどんどん悪くなっていく。そうすると何が起きるかというと、日車営収が下がり続け、乗務員の賃金は下がる一方になる。ただでさえ需要が減っているのに、それに拍車をかけて乗務員の賃金を下げてしまう。そういう結果になったことで、クルマが増えるのを止めなければ大変なことになると認識されたわけです。
 併せて需要を増やすための努力を業界に求められ、事業活性化という言葉も生まれてきました。これまでの景気の中でお客さんを増やすということは、なかなか難しく簡単にはうまくいかない。手っ取り早く需給のバランスを正常化するには、やはり減車しかないということで、(7.11通達による)参入・増車のストップだけでなく、クルマを減らしていこうということになってきました。 世界中でタクシーの減車に成功したという例は聴いたことがないわけで、これは並大抵のことではない。そういうことで、旧・タクシー適正化新法には強制力はありませんでしたが、自主的に減車を進める制度を作っていただいたということでした。
 運賃についても、安売り合戦をして乗務員の賃金に影響が出るようなことは止めるべきだということになりましたが、これも自主的な取り組みにとどまりましたから、すべてがうまくいったわけではなかった。業界では自主的にさまざまに努力したわけですが、ここまでしかできなかった。

「東京があれだけやったのだから」
 どうすれば良いのか?東京業界では、事業者の皆さんが期待した以上の努力をしていただき、適正台数に近いところまで来ていますし、本当に素晴らしい事業者が揃っているなと感じています。それによって全国の業界の皆さん方が、「東京があれだけやったのだから、自分たちも」という気持ちになって、日本中が旧適正化新法に従って努力をしたということだと思います。
 しかし、規制の度合いが強くないと不公平感が出てくる。運賃についてもダンピング競争が完全に解消されない。両方の影響が乗務員の賃金に強く出てくる。この業界は懸命に努力したが、どうしても(全タク連が掲げる)4つの問題点だけは、もう一度法改正を行わないとうまく解決できないし、旧法の目的も遂げられないということでお願いをし、改正タクシー適正化新法ができたわけです。
 この間に民主党政権の時代もあり、当時はタクシー事業法案も検討されましたが、そちらは時間切れで成立するに至っていません。今思えば、この民主党政権時代の3年余の時間は非常にもったいなかったなという気がします。しかし、これがあったからこそ、今回の法改正につながったとも言える。改正適正化新法は閣法ではなく、議員立法でしたが、議員の皆さんが旧法を作ったときのことをよく御存知で、議連の皆さんがこれまでの業界の努力を良く評価し、やる気になって下さったことはありがたいことでした。
 新法は1月27日に施行になったものの、これからまた特定地域指定等の問題が出てくるわけです。準特定地域、特定地域の指定において、法律の実効性を出していくことはなかなか難しい問題だと思います。

適正化+活性化+五輪準備
 特定地域の指定要件等は行政においても政治においても悩んでいる所のようであり、まだ時間がかかると言います。「夏まで」「夏を越えて」とだんだん伸びてきていますが、わたしどもとしては「一日も早く」「急いでいるんだ」ということなんですが、そもそもの目的を達成できないような内容では困ることでもあり、ある程度時間がかかることもやむを得ない。
 そういうわけで難題が半年後あたりには山積しているのですが、それまでの間にも活性化についての取り組みは進められるのではないか。準特定地域協議会が2月に開催されていますが、次の特定地域指定までの期間に何もしないでいるというわけにもいかないでしょう。やはり活性化についてもう一度協議会をやろうということになっており、その準備もしています。
 また、五輪準備も進めていくということもあって、これら=適正化、活性化、五輪準備いずれもものすごいエネルギーが必要だと思います。時間もかかります。わたしとしましては、任期一杯までわたしがやって、来年の今頃になって、「さあこれから新しい方々で頑張ってやってくださいよ」と言っていては、まず時間が足りなくなるという可能性があります。もう新法が成立しているのですから、一日も早く会長を交代するのが業界のためになるというふうに思いまして、次の会長を川鍋(一朗・日本交通社長。東タク協副会長)さんにお願いしました。

「東京だけは引き受けましょう」
 川鍋さんもわたしの言う趣旨に賛同してくださいました。ただ、賛同はしていただきましたが、会長を引き受けるのは大変なことだということで、なかなかOKを出してくれなかったんですが、最終的にはご理解をいただいて、「それじゃあ、東京だけは引き受けましょう」ということで、「東京で一年間前倒しで交代することの意味を生かせるよう頑張ります」ということもおっしゃっていただきました。
その代わり、「全タク連の方は任期がまだあるんだから、富田さんやって下さい」と言われております。そういうことで、わたしの方も任期一杯までは全タク連の方で頑張っていかなければならない―と思っています。
 川鍋さんにも先日の正副会長会議(3月13日)、本日の顧問・相談役会議にも出ていただき、その際には「全タク連の方は、(富田さんに)死ぬまでやってくれ」と言われましたが、わたしとしては「殺す気か」(笑)ということであります。準備ができるまでやって欲しいということですから、準備ができれば代わっていただいて、新しい力で、新しいエネルギーで全国を引っ張って、この業界が良くなるようにしていただきたいとお願いをさせていただきました。
 そういうことで東京の会長を辞任することになりました。この間、東京業界の皆さんには役員はもちろんのこと、すべての協会のメンバーには大変なご協力をいただいて今日があるんだなという気がしています。全国の中心は東京です。東京がうまくいかないと全国がうまくいきません。そういう意味で、ここまではなんとかうまく来たかなという気がします。今後も難しいのですが、頑張って日本全国を引っ張っていけるような東京業界になるように、そんな結果を出したいし、大きな期待を川鍋さんにしているわけです。

5月27日の通常総会で辞任、川鍋内閣に
 これからどういう日程でいくかということですが、5月7日に東タク協理事会があり、そこで次期会長候補者の立候補を受け付けるということになります。5月27日の通常総会でわたしが辞任し、各副会長・専門委員長も辞任します。わたしのときの役員はすべて辞任します。全タク連の方はわたしが引き続きその任に当たることになっていますので、東タク協副会長として全タク連の専門委員長に就任している方々については、あと一年お勤めいただくということで皆さんにお願いしてあります。新しい役員陣については川鍋新会長が新人事を行うということで、これからいろいろとお考えいただけるんじゃないかと思います。
 今後の課題としては新法における協議会のことが最大の問題だと思っています。何とかこれが成功するようわたしも全タク連の方から東京の業界を支えるようにしたい。富田・川鍋体制で頑張っていきたいといういことで、理事の皆さん方にもお願いしておきました。
 また、もう一つの課題として公定幅運賃について国交省から初乗り距離短縮の宿題が示されています。これは業界からお願いして作ってもらったわけではありません。こうしたものが出てくるというのは、「業界で勉強して何とかして欲しい」ということなのだとわたしは理解しています。
 全タク連理事会でも言いましたが、法案を二つ通していただいたということについて、政治家の先生方も行政もご苦労なさってきたわけですが、自分たちがこんなに苦労して法律を作ってやったのに、業界はそれを受けて何をしてくれるのかという問題が出てきます。政官ともに国民のためにあるわけですから、国民のために業界は何をするのかと問われているわけです。
 運賃問題を解決して、賃金を上げ、乗務員の質を良くすることで、安全・安心が確保され、サービスの質も向上するということになるわけですが、これは利用者にとって目に見えないものでもあります。やはり、目に見える形でタクシーは新法ができて良くなったなと言えるようなことをするよう業界は求められているのだ―とわたしは初乗り短縮運賃のことを受けとめています。

初乗り額は高過ぎる?
 利用者にとってタクシーへの不満としては運賃のことが多いのではないか。日本のタクシーは高いと言われています。決して高いとわたしは思っていませんが、初乗り額については高過ぎるとの見方があります。この部分については勉強し、どうすれば「日本のタクシーは高い」と言われなくて済むのか検討する必要があるでしょう。業界が目に見える形で表すための案がここに示されていると推測しているところです。
 東タク協は一般社団法人になっていますから、理事会で会長を選ぶことになっています。総会の後の理事会で会長が決定する。一致団結して皆さんでやっていただくことになる。わたしも全国の皆さんが協議会でご苦労されることについて、いろいろと手助けできればと思っています。
 そういうことで、今回辞任するのは東京だけですが、東京を前倒しして、東京業界の改善をスピードアップする。そのための交代だということを今日(の理事会でも)訴えました。一日も早くスピードアップで業界が良くなってほしいということを期待しながら、理事の皆さん方に辞任の承認を得たと理解しているところです。

―理事会では富田会長の辞任表明に対して、賛成・反対問わず意見はなかったのか。

藤崎幸郎・専務理事 杉田(茂)理事から「非常に淋しい」という声はありましたが、特に意見というものはありませんでした。まだ新会長が決まったわけではありませんが、「ぜひ、新しい方にも頑張って欲しい」ということはあった。それ以外については特に意見はありませんでした。
今日はあくまで富田会長の辞任をご自身で丁寧に理事の皆さんに説明をしたということであり、あえて理事会の議題としては入れておらず、記者の皆さんには退席していただいた。まずは、現会長が理事の皆さんにその気持ちをお伝えしたということだろうと思います。
 確認の意味で今後のスケジュールについて触れますと、次に5月7日に理事会を開催することとしており、この理事会では正式の議題として次の会長候補者を選定したいということになります。本来、一般社団法人では理事の互選による会長選任となり、当日(5月7日)新会長を決定することもできないわけではないのですが、そうなると総会までの登記の関係や、総会そのものの召集の関係もあります。理事はともかくとして、一般会員については総会においていきなり新会長が議長を務める―ということに対して戸惑いもあろうかと。
 そういったこともあって、富田会長ともよく相談させていただいた上で、5月7日理事会では次期会長候補者をまず選定する、それから5月27日の総会は富田会長に議長を務めていただき、そういう中で正副会長の辞任を改めて会員の皆さんにも表明する、その上で総会途中で理事会を開いて、ここで新会長を選任する、直ちに新会長は副会長を選任し、理事会の承認を得る―いうことになります。専門委員長については次の理事会、6月理事会までに各副会長と調整をしながらの人選ということになります。

改正法遂行の方向は不変
富田 今日の質問ではないんですが、ひとつ言っておきたいことがあります。わたしと川鍋さんとでは方向性が違うのではないかということが、よく言われます。正副会長会議でこの話をした時に川鍋さんがあいさつをされて、その中で「わたくしは改正タクシー適正化新法の事業適正化・活性化をきちっとやる」ということもおっしゃっていました。ですから方向性はまったく変わらない。細かいことはいろいろあるかもしれませんが、基本的なことは全然変わらない、ということでご安心いただいて良いのではないかと思います。

―東タク協以外の公職、東京タクシーセンター理事や協議会委員などについてはどうするのか。

富田 代われるものはどんどん変わっていくことになると思います。一日も早く慣れていただいて、すべての仕事ができるようにしておきたい。

藤崎 会長職に付いてくるポストについてはやはり交代することになると思います。ただ、東タクセンの評議員とか理事ということについては、センターの方のお考えの中で任期中継続というお話があれば、そうなるかもしれませんが。

―今日の理事会では正式の議題ではなかったということだが、退任表明により5月27日総会での退任は決まったと理解して良いか。

藤崎 機関決定という意味では5月7日理事会ということになるでしょう。

―富田会長の先ほどの話で、川鍋副会長とのこれまでのやり取りの中で「そういうことなら東京だけはお引き受けします」ということのようでした。富田会長としては当初は全タク連も東タク協も両方交代したいという話をされたのか。

富田 まあ、東京の会長が全国の会長をやることになっていますから、そこは議論するようなことでもない(笑)。

―東タク協会長交代を打診した段階で自動的に全タク連会長職も付いてくるよという含みを持って打診された?

「東京」と「全国」は本来一体
富田
 そうですね。新倉(尚文)前会長から引き継ぎを受けた時に、新倉さんからは「富田さん、東京の会長を頼む」とは言われませんでしたから。ただ「会長やってください」と言われただけです(笑)。わたしもそのつもりでいたわけですが、向こう(=川鍋氏)はちゃんと考えてきて「こっちは良いけど、あっちはやっててくれ」ということで、川鍋さんに両者を分けられてしまった。

―任期満了までは引き続き、富田会長でお願いするということは、一年後には全タク連会長も交代する意思が川鍋副会長にはあるということで良いか?

富田 きょうの理事会はわたしが任期途中で辞任することにご理解を得たというものです。川鍋さんはその際、ついでにごあいさつされたということであって、川鍋さんのことはまだ何かが決まったわけではないんです。

―後継会長に川鍋氏という腹積もりはいつごろからの考えか。

富田 そうですね。何年前になるか?川鍋さんが副会長に就任した頃にはもう頭の中に薄っすらとあったと思います。
業界の歴史を見ていただければ分かると思いますが、基本的に東京の会長、全国の会長でもありますが、これは大手四社以外からは選任されないということになっているというのが慣習ですね。そういう中でわたしに会長ポストが振られたということで、その責任は非常に重かったんですが、わたしが大手四社にそのポストをお返しし、四社の皆さんで一致団結して東京業界を引っ張っていく、全国も引っ張っていくというようにしていただきたい。今回の会長交代で四社には強い団結を要求したと受け取ってもらって結構かと思います。

―今回の退任についてご自身の健康上の理由はまったくないのか。

富田 頭から足の先までいろいろ問題はあるでしょうが、いまのところ診断書がもらえるようなものはないんです。声がなかなか治らないのは飲み過ぎだと言われているくらいですし、喉のために「しゃべるな」と言われていますが、岡田(佑)副会長に紹介された病院にも行っていますが、そこでも「しゃべり過ぎ」と言われています。お酒も4合ではなく、2合くらいにしなさいと言われていますが、そうなっていない(笑)。退任すれば、あまりしゃべらないでもよくなる環境を作っていけると思っています。

―民主党政権時代のタクシー事業法にも触れられましたが、この法案ができていたらと思うことはあるか。

富田 当時はこの法案を成立させたいという思いでいましたが、いまとなっては難しい話ですね。現行の改正タクシー適正化新法より規制の度合いは強いものですし、できるかできないかというよりも、「そうしなければならない」という思いはずっと持っていました。完璧にはいかないということは残念だったなとの思いもありますが、階段は2段上がったなということでもあります。もう1段上がる必要があるかなという気持ちは持ちながら―ということでしょうか。
 世界中でさまざまなタクシー規制があり、それらより特別なものをやれとは言いませんが、各国のタクシー規制を勉強して、それに倣うような法律があれば良いのではないかという気がしています。

―初乗り短縮については従来の半分の距離から加算1回分短縮等に変わったわけですが、そのことによって業界として取り組みやすいとお考えですか。

富田 こういうデフレの時期ですから、業界として初乗り距離短縮に取り組むことは難しい。不可能だと思っています。インフレの時代になってこういうことをやっても大丈夫という環境を作っていただかないと難しいと思っています。日本もいつまでも沈んではいないでしょうから、いつかはそうして欲しいという期待感は大きい。今やるとなると「損する」という話ばかりになりますから、まずは勉強すると。海外はもちろん、国内でも初乗り距離短縮を実施している地域がありますから、よく勉強することですね。そういうことをやっているとの姿勢を見せることは非常に大事です。

―初乗り短縮だけでなく、運賃そのものの値下げについてはどうか。

将来のために今から研究
富田
 初乗り距離短縮とはつまり値下げでもあります。値下がりした分をどうカバーするかが難しい。やり方はいろいろあり、研究し、この問題を乗り越えていければタクシーの評判も上がるものと思います。「7年前に再規制」と言い出したときも、「そんなバカなことが」と言われたものですが、今は無理でも研究を重ねれば実現する時期も来るかもしれない。そのための準備は必要でしょう。

―川鍋さんに期待することはいろいろあると思いますが、真っ先に期待することは。

富田 たくさんあり過ぎて困るんですが、事業適正化・活性化というものの中で、活性化は目に見えた効果が分かりにくいものですから、いろいろなことを組み合わせてやっていくしかないでしょう。その点、川鍋さんは活性化が得意分野でしょうから、まずメニューをどんどん出していくことが必要で、取り組んでいるという姿勢を示してほしい。ひたむきな姿勢を示すという点では川鍋さんは最適じゃないかと思います。
 東京五輪への対応もまだ6年あるということですが、やっているうちにあっという間に時間は経ってしまう。ですからスピード感も川鍋さんにはありますから、その点にもすごく期待できる。

需給問題解決のサンプルを
 事業適正化も非常に難しい課題ですが、幸いにして東京では運賃問題は非常に少ないですから、そうなると需給問題で不公平感を除いていく―ということが彼の一番の難題になるかもしれませんが、ぜひそれを乗り越えてやってもらいたい。それで良いサンプルを作っていただき、全国各地の業界がそれを真似していけるようになればいい。

―全タク連と東タク協の会長職はセットだというお話でした。全タク連幹部の皆さんへの報告は4月の定例正副会長会議で行うということか。3月14日の東タク協、大タ協幹部による東西交流会ではどんな反応があったか。

富田 全タク連への報告という点ではその通りです。東西交流会では特に反応はありませんでした。皆さんコメントしにくい話だったんでしょう。

―富田会長が総会で任期一年を残して退任するにしても、その他副会長、専門委員長も同時に辞めるとのことです。他の方々は任期満了までやるという選択肢はなかったのか。川鍋さんに人事をやらせたかったということか。

富田 現執行部はわたしが選んだ方々ですから、わたしのために働いてくれた方々でもあります。会長が川鍋さんに代わるわけですから、その執行部は川鍋さんが選ぶ。そうでなければ仕事にならないと思うんです。互いによく理解し合っている方が副会長なり、専門委員長になっていくことが一番良いとわたしは思います。

―会長就任から丸7年、再規制の旗を掲げて業界活動に全力投球されてきた。この間、東京業界では大手事業者によるフランチャイズ化の動きが進んだり、無線グループの再編に繋がる動きも活発にあった。富田会長は「会長」という裃を着ていたことでその動きから自社グループとして出遅れたのではないか。これからの事業者としての構想について伺いたい。

富田 まだ総会も終わっていませんし、あまり意識していません(笑)。現時点ではまだ上着を脱いでいませんしね。そんなところで良いんじゃないでしょうか(笑)。(了)
<バックナンバー一覧へもどる>

No.531 4月7日号 主な内容
■巻頭人物  
:藤森健悦氏(国際自動車社長)
気になる数字
:36件/平成25年の法人タクシー死亡事故件数(第1当事者)
トピックス
:適正化・活性化をスピードアップ〜東タク協・富田会長勇退会見
:3グループ・6社が「公定幅割れ」〜近畿管内、それぞれの選択
<特集> 2014春闘―産別・労組はいま〜全自交労連
<寄稿> 自転車交通法の提唱〜神戸大学名誉教授・阿部泰隆氏
:ポイントは運賃!? 〜「インターナショナルタクシー」創設へ
:エリア拡大への期待と課題〜滋賀の「ゆりかごタクシー」
東西往来:主催者側の創意工夫も…/「トイレマップ」でマナーアップ
この人/この言葉
:船橋昌子氏、宮島一成氏、山田正弘氏、滝本剛氏
シャッターチャンス
:「やれやれ」と思ったところへ/帰庫の早い人ほど事故が多発?
:「あらぬ方向」とはどの方向?/タクシーが支える!超高齢社会
■アラカルト
:<連載第59回> 多田清社長殿創業史―「相互十年」を読む
:<内外交差点> これからの労組と産別  茨木不尽彦氏B
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 日車営収は上がったものの…
   雪で実働率ダウンの“恩恵”
      東タク協・2月全社輸送実績

【 東京 】東京ハイヤー・タクシー協会はこのほど、2月の一般タクシー全社輸送実績をまとめ公表した。特別区・武三地区(295社)の普通車税込日車営収は4万6246円で、前年同月4万4532円に比べ、3.8%の増収だった。また、多摩地区(63社)の普通車税込日車営収は4万2682円で、前年同月4万14円に比べ、6.7%の大幅な増収になっている。2月は大雪などで実働率が大幅に落ち込む一方で、稼働した車両の営収が上昇したことによる影響が大きかったものとみられる。
 今年2月は4日(火)、8日(土)、14日(金)に降雪が見られ、しかも14日は大雪と言って良い降雪だったことから月間平均でも実働率は大幅に低下。両地区で稼働8割を下回り、特別区・武三地区で実働率79.1%(前年同月83.3%)、多摩地区で78.9%(同85.1%)と大きく前年を下回った。もともと乗務員不足で実働率は低下傾向にあった上、降雪による乗務員の出勤率低下等も影響したようだ。実車率はそれぞれ43.9%(前年同月41.5%)、49.3%(同47.8%)と上向いた。
 日車営収は両地区ともに上昇し、それぞれ3.8%増、6.7%増となっているが、総需要を示す指標では総実車キロが特別区・武三地区で1.6%増、税込運送収入総額が1.2%増とやや増加傾向を示しているのに対し、多摩地区では総実車キロ2.0%減、運送収入総額1.4%減となっており、依然として厳しい環境からの立ち直りの兆候はうかがえない。
〔4月5日号関東版掲載〕  <バックナンバー一覧へもどる>

2014年4月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日車営収は上がったものの…/大雪で実働率ダウンの“恩恵”/東タク協・2月全社輸送実績
【 東京 】「初乗り2時間以上」等の原案揺らぐ?/「都市型ハイヤー」の運賃通達、未だ
【 横浜 】17社、現有車両287両/都内の「その他ハイヤー」
【 東京 】バスとの乗り場混在が深刻化/東京駅八重洲口で検討会
【 東京 】一部メーターに不具合
【 横浜 】下限は距離短縮含め3社/特区・武三の公定幅運賃
【 東京 】春の交通安全運動実施など確認/東タク協・交通事故防止委
【 東京 】「事故防止対策委」設置へ/日個連都営協・理事会
【 東京 】労働条件改善は「社会的公約」/自交東京・単組代表者会議
 
2014年4月4日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全受注を9月中に製造、保管/横滑り防止装置は装着せず/「セドリック」個別交渉で日産
【 東京 】女性目線の施策展開へPT/女性タクシー経営者の会が総会
【 東京 】LPG4月CP、4カ月連続下げ
【 東京 】地方が権限移譲求める提案方針/政府有識者会議が年度内導入決める
【 東京 】事故防止標語を募集/交通共済協組・対策委
【 東京 】休日分散化の試み/日交がGW後倒しに参加
【 東京 】新たな国土のグランドデザイン/2050年視野に国交省
【 東京 】受診者の3分の1が「要精検」/都個協・健康管理等調査報告
【 東京 】国交省本省・地方局人事(1日付)
 
2014年4月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「優勝劣敗」で生き残る/「学士ドライバー」113人など新戦力/kmホールディングス、創立記念式典と入社式
【 東京 】都内タクシー新運賃に移行/迎車回送料金は多重化進む
【 東京 】8月1日まで延長可能に/準特地域の期間限定減車
【 横浜 】特区・武三の都市型ハイヤー3271両/関運局管内の区分届出状況
【 横浜 】関運局長に又野己知氏/東運支局長は星野氏
【 横浜 】又野・関運局長、長谷川次長の略歴
【 東京 】メーター変更等はスムーズに/東京業界、新運賃の影響注視
【 東京 】全国平均は6円程度下落/3月オートガス価格
【 東京 】検診結果のフォローをしっかり/事故防止責任者講習会
【 東京 】重大事故なく事故費が半減/足立タク、安マネキックオフ
 
2014年3月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】消費税転嫁、4月目前で時間切れも/国交省通達は週明け以降に/「都市型ハイヤー」の運賃認可方針
【 横浜 】羽田空港のアクセス改善へ/関運局、公共交通の利用促進など
【 東京 】全自無連総会、6月12日静岡で/任期満了に伴う役員改選も
【 東京 】31日に事故防止責任者講習会/東タク協&交通共済協組
【 横浜 】特区・武三は332社が上限/関運局管内の公定幅運賃届出状況
【 横浜 】「歌詞で巡るヨコハマ」など/かながわ観光タクの新コース
【 東京 】総括原価方式の廃止も視野に/全中労・茨木議長、運賃問題で見解
【 東京 】UDに視点のロールプレイング/全個協関東支部の接客コンテスト
【 東京 】新会社「親切タクシー」設立/國際轄総ロ交通が営業所分離
【 東京 】八重洲乗り場の整理誘導/私鉄東ハイ労、一旦中止で実態調査
【 東京 】生活総合改善交渉を妥結/国際労組、生産協力金など
【 東京 】コンドルGが譲渡譲受終了届
【 東京 】羽田交通→扇橋交通の譲渡譲受終了届
 
2014年3月28日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】どうなる?「都市型ハイヤー」の運賃/「その他ハイヤー」で届出の防衛措置も/国交省、「取り扱い方針」の通達未だ…
【 東京 】日交が「羽田送迎サービス」/JALと提携、4月1日から
【 横浜 】「かながわ観光タクシー」出発式/女子大生が企画の観光コースも
【 東京 】制度改革の政省令・告示等発出/東旅厚年基金「終了」へ手続き
【 東京 】女性経営者の会が4月1日に総会
【 東京 】NPO運送の消費税転嫁で通達
【 東京 】HV車の増加で削減効果アップ/東京都・24年度CO2排出量
【 東京 】最終とりまとめ案を承認/自家用有償運送の権限移譲検討会
【 東京 】7年間で事故が4分の1以下に/豊玉タクシー、安マネキックオフ
【 横浜 】「キャリア形成促進助成金」/神奈川タクセン、受給手続き変更

【 東京 】4月からUD研修を追加/東京タクセンの新任研修

 
2014年3月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】大雪等で日車営収は向上も…/実働率さらに低下、総需要もマイナス指標/東タク協・2月原計輸送実績速報
【 東京 】独禁法適用除外の限度超える運賃カルテル/公取委、日本郵船等に課徴金227億円
【 東京 】飛鳥交通Gが埼玉で1社買収/首都圏のタクシー1700両に
【 東京 】自動車会館が株主総会
【 東京 】97%が730円を選択/都個協、公定幅運賃を届出
【 東京 】事故防止奨励金規程など改定/東個協・理事会
【 横浜 】新法後の監督行政などで要請/東京ハイタク労働団体が関運局に
【 東京 】特定地域指定へ運動展開/全自交労連・伊藤委員長
【 東京 】東京無線、新理事に葵交通・中野氏
【 東京 】私鉄東ハイ労がボウリング大会
【 訃報 】北嶋政次氏(全国LPガス協会相談役)23日死去。102歳
 
2014年3月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】観光タクシー、定額運賃制のPRを/駐車料金、高速代金などで不安も/国交省検討会、訪日外国人旅行者のタクシー利用促進
【 東京 】年度内に最終とりまとめ/自家用有償運送の権限移譲検討会
【 東京 】東タク協「共通アプリ」へ参加要請/「オール東京」へ、樽澤副会長
【 横浜 】関運局管内、23社が上限以外で届出
【 東京 】関係行政機関のオブ参画柔軟に/準特構成員対応で国交省
【 横浜 】運転が変わらねば事故は減らない/東宝タク、安マネキックオフ
【 東京 】8カ月間で事故19件/中労協「安全運転の日」
【 横浜 】15地区が揃って増収/関運局管内・2月の原計輸送実績
【 東京 】「その他ハイヤー」事業者/調査・監査は6月以降に
【 東京 】乗務員負担の撤廃など掲げ/グリ―ンキャブ3労組が春闘決起集会
 
2014年3月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】富田会長勇退会見、全タク連会長も川鍋氏を指名/東タク協との「一括交代」は固辞/来年6月の通常総会で就任へ
【 東京 】理事会で正式に勇退を表明
【 東京 】審査方針厳格化を通達/国交省、深夜割増廃止等で
【 横浜 】265社が届出、距離短縮1社/特区・武三の公定幅運賃
【 横浜 】良質なサービスで利用者の満足を/神タ協役員会で伊藤会長
【 東京 】事故報告書の提出徹底など/東個交通共済が約款改定へ
【 東京 】緊急工具セットを搭載/八洲自動車が社会貢献策
【 東京 】厚年基金特例解散で第三者委/社保審・企業年金部会に設置
 
2014年3月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特定地域指定は秋にずれ込み?/定額制運賃への消費税転嫁は4月18日から/東タク協、藤原・総務委員長が見通し
【 東京 】「セドリックの継続生産を」/全タク連が日産自動車に要望
【 東京 】「5月勇退と川鍋氏後継」を正式表明へ/富田会長、きょう東タク協理事会
【 東京 】「規制のPDCA骨子案」構築へ/規制改革会議、所管省庁に推進促す
【 東京 】DB移行など見極めに不透明な部分も/東旅厚年基金「解散法」政省令待ち
【 東京 】特大型と大型車の加算距離問題/都個協、税率10%時の再燃を懸念
【 東京 】立川四社会が交通安全講習会
【 東京 】UD研修受講7000人超に/実施認定52団体に増加
【 東京 】自交東京が臨時大会
【 東京 】kmHD・菅原社長らが参列/豊玉タク・高内哲夫会長の葬儀
 
<バックナンバー一覧へもどる>
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

■ 5・5変更申請、81社が取り下げ
    大阪業界、「申請」状態は26社に

【 大阪 】107社が申請しながら頓挫した大阪業界の5000円超分5割引見直しで、3月27日の大阪タクシー協会理事会以降、7000円超分3割引などへの申請の取り下げが続き、4日までに81社が取り下げた。同日時点で26社が申請したままの状態だが、原価計算書を添付しているかどうかは不明。近畿運輸局の阿部竜矢・自動車交通部長は、申請の取り下げが相次いでいることなどから「今一度、個々の事業者がどのように考えているか、改めていろいろと聞きながら認可のタイミング、スケジュールを考えていく必要がある」(3月20日の定例会見)としており、審査が進められる状況ではない。
 大タ協理事会では、同日時点で「107社(うち101社が協会員)が5・5遠割の修正を申請し、25社(23社が協会員)が取り下げた。残った82社(72社が協会員)については審査手続きに入ることになるが、原価計算書の有無もあり、提出がないものについては審査不能で、申請も却下される」と報告されたが、その後4日までに54社が申請を取り下げた。
 取り下げラッシュは理事会で現状報告があった後、週明けの3月31日に集中した。この日取り下げたのは、2月24日に申請して突破口を開いた太平タクシー、エヌ・エヌ・ティーのほか、平和タクシー、水鉄タクシー、岸和田交通、岸交タクシー、ニュー岸交、泉州金星タクシー、新南都交通、鳩タクシー、南都交通、大丸タクシー、南和タクシー、敷島交通、テイサン大阪、松竹タクシー、ダイヤ交通、ダイヤ交通大阪、ダイヤ交通西、古市交通、東宝タクシー、新東宝自動車、新東宝タクシー、栄和交通、未来都、近畿交通、幸福交通、金星タクシー、青空交通、新梅田交通、梅田自動車交通、門真交通、深井タクシー、新泉北タクシー、梅田興業、梅田タクシー、梅田交通第二、極東交通、梅田交通、北港タクシー、毎日交通、なみはや交通、錦タクシーの43社。
 さらに1日には堺相互タクシー、2日にはこちらも2月24日申請だった日本交通、日本交通大阪、吹田日本交通、堺日本交通、関西空港リムジン、大タクのほか、真和自動車、真和交通が取り下げた。4日には大生交通、国際興業大阪も取り下げた。
 理事会での集計には漏れていたようだが、3月26日には和泉タクシー、東丘タクシーも取り下げており、4日までに申請を取り下げたのは81社。26社が「申請」状態のまま残っている。

〜関協内「シラケ」ムードも
 関西ハイタク事業協組(山田健理事長)の加盟事業者の一人は、3月11日の社長会について、「不思議と7・3に申請したところと5・5温存派で座る席も二分されていたが、『同じ関協組合員として7・3申請に協力したのに、この(バラバラ)状態はどういうことか』と不満を漏らす人も出るし、『協力しないなら関協を辞めたら良い』と叫ぶ人も出る始末だった」などと振り返り、「『周りが7・3に変えるから7・3にする』とか、『どこどこがやらないから取り下げる』では経営の主体性がなさすぎる。大タ協もそうだろうが、関協も反対しそうな事業者への根回しがなさ過ぎたのが事が前に進まなかった原因だろう。4月1日以降も5・5遠割が続いている状況の中できっちりとした総括をせず、何もなかったように流していけば、こんな団体に入っていても仕方ないと思う人が出てくるのではないか」と、シラケ切った感想を吐露した。
〔4月5日関西版掲載〕<バックナンバー一覧へもどる>

2014年4月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5・5変更申請、81社が取り下げ/大阪業界、「申請」状態は26社に
【 東京 】「初乗り2時間以上」等の原案揺らぐ?/「都市型ハイヤー」の運賃通達、未だ
【 京都 】エムケイの影響は見られず/新運賃の京都業界、ひとまず安堵
【 奈良 】加算距離延びて値下げに/過去の運改見送った奈良の事業者
【 大阪 】共済事業を廃止、他協組と合併へ/大経協、13日に緊急臨時総会
【 大阪 】大阪のちょうちん系組合が再編
【 大津 】近江タクシー、新社長に角田氏
【 大阪 】小型HV車の導入広がる/大丸タクがカローラフィールダー
【 大阪 】でんでん虫アンドン、新たに14人/全大個事業連合会
【 大阪 】協親交通社長に北村氏/「コミュニケーション重視で」
【 大阪 】ファミリア交通、籠重氏が社長復帰
【 大阪 】東洋10両→東京・日本交通、申請
 
2014年4月4日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5・5遠割修正は「利用制限」で/日本城タク・坂本社長「高齢者、障害者等に限定を」
【 京都 】深夜早朝割増廃止、公定幅割れ…/運賃競争引きずる京都業界
【 京都 】京都駅八条口に喫煙ブース/供用開始でセレモニー
【 大阪 】大阪駅乗り場のPRグッズ/大タ協、3産別に各2500セット
【 大阪 】事実誤認の崔監督に、ワン協抗議/「新報道2001」の発言巡って〜崔監督から謝罪の電話
【 奈阪 】奈タ協が一般社団法人に
【 東京 】全受注を9月中に製造、保管/セドリックで日産が個別交渉
【 大阪 】阪急タクシーが大量減車/年度末に大阪、兵庫で66両
【 大阪 】滝口・大運支局長が着任あいさつ
【 奈良 】香芝SAで交通安全の啓発活動/奈タ協などが参加して6日に
【 奈良 】長谷寺「ぼたんまつり」定額運行/日の丸交通「利用者のため」今年も
【 京都 】渉外担当者連絡会、8日に総会
 
2014年4月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都ほか 】大阪、神戸も「公定幅割れ」で運行/エムケイG、東京は距離短縮の上限
【 大阪 】ワンコインドームは500円で/「憲法違反」と訴訟準備も
【 大阪 】「換算表」出してもらえず/壽タクシーも500円で営業
【 神戸 】「行政は迅速な処分を」/公定幅割れに兵庫業界
【 京都 】京都駅乗り場で新運賃説明/京タ協&業務センター
【 京都 】深夜割増廃止、京和など2社追随/京都市域、申請車両は約70%に
【 大阪 】65歳以上、法人のほぼ40%に/大阪のタクシー乗務員
【 大阪 】中・小型とも上限/関協、HPで新運賃案内
【 東京 】全国平均は6円程度下落/3月のオートガス価格
【 東京 】LPG4月CP、4カ月連続下げ
【 大阪 】関係団体に就任あいさつへ/滝口・大運支局長
【 神戸 】事故半減で新制服と新車両導入/神戸相互タクシー・平尾社長
【 大阪 】「東京・日本交通」に社名変更/買収の旧・ユタカタクシー
【 神戸 】10、11日に反復24時間スト/阪神タク労組、年度内妥結ならず
【 大阪 】「公定幅割れ」の迅速処分など/交運労協ハイタク部会が要請へ
 
2014年3月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都、大津 】エムケイも「公定幅割れ」で届出/京都、滋賀の2社、「確信犯」に近運局は早々の指導?
【 和歌山 】D運賃が主流、上限は相互1社/和歌山市域の公定幅運賃
【 大阪 】メリット配当は例年通り/大阪交通共済・臨時総会
【 大阪 】大阪駅乗り場のアピール活動/大タ協、労使連携で4月21日に
【 京都 】駐停車マナーに府警が苦言/八条口・エリアマネジメント会議
【 神戸 】兵協 財務、特別両委員会開く
【 大阪 】給与体系見直しと過労運転防止/大阪ハイタク連合会の春闘統一要求
【 神戸 】高齢者の免許証返納促進こそ/需要喚起へ社会的な流れに
【 大阪 】井戸・兵庫県知事らが弔辞/故・北嶋政次氏の葬儀
【 大阪 】新年度第1回は英語・初級編/タクセン外国語講座
【 大阪 】自社映像で安全と接客講習/ダイトG、3カ月で事故3分の1に
【 大阪 】大阪ハイタク労協が春闘学習会
【 大阪 】土砂崩れでバス路線寸断/ひかり交通が代替運送
【 大阪 】新生5両→愛都交通、認可
【 大阪 】京都タク→舞鶴京都タク、会社分割
【 大阪 】ひまわり5両→日本城タク、認可
【 大阪 】銀星交通3両→ポート、認可
【 大阪 】近運局(輸送)法人2社車停
※大運支局監査情報
 
2014年3月28日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5・5遠割巡る顛末、執行部に責任/大タ協理事会、藤原会長は病欠
【 大阪 】大運支局長・滝口氏、二課長・黒田氏/近運局人事、監指部長は松本氏
【 大阪 】大阪市域は2万9725円/大タ協・2月の輸送実績
【 大津 】「ゆりかごタクシー」運行5カ月/タクシー業界は積極PRを
【 大阪 】全大個協組がスマホ配車の説明会
【 大阪 】「低運賃」が成否のカギ?/大阪インターナショナルタクシー
【 大阪 】運賃表の課税・免税区分撤廃/「コスト差なし」と判断
【 大阪 】自交総連・未来都労組が定期大会
 
2014年3月26日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】壽タクシーが「500円」で届出/公定幅割れ、「恒久認可」の正当性主張
【 京都 】滋賀エムケイ「公定幅運賃の届出まだ」
【 大阪 】遠割変更申請、取り下げは23社に
【 神戸 】甲子園周辺の問題もそのまま…/「お隣り」の5・5継続に失望
【 大阪 】ユタカタク売却、5年以内に規模半減/関中G・薬師寺代表が記者懇談会
【 京都 】京タ協、HPでも新運賃に理解求める
【 大阪 】急速充電器、予定通り月末撤去/ノースゲートビル「エコ乗り場」
【 大阪 】南地11日、北新地16・23日/4月の街頭指導日程
【 訃報 】北嶋政次氏(伊丹産業創業者)23日死去。102歳
 
2014年3月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】業界主流の積極発言促す/阿部・自交部長、地域協「あらぬ方向」に流れる懸念
【 大阪 】京都市域は下限が主流/近運局管内、公定幅運賃届出状況
【 大阪 】関協「全社上限、5・5遠割」に
【 大阪 】初乗短縮運賃、提案通り公示へ
【 大阪 】梅交、平野G含め全車種上限に/新金岡は2キロ下限で届出
【 和歌山 】和歌山市域で届出ラッシュ/中・小型はD運賃が主流に
【 京都 】経済記者クラブで会見/運改の理解求めて京タ協
【 大阪 】駐停車違反の公安通報/大阪の2000件など処理済み
【 大阪 】新JR2導入で不正入構摘発/ルール厳守は当然だが…
【 大阪 】スマホ配車が350両突破へ/全大個協組、今年中に400両
【 大津 】「ゆりかごタクシー」エリア拡充は?/25日にフォローアップ会議
【 大阪 】路上喫煙禁止区域指定で注意喚起/千里中央会が総会
 
2014年3月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「公定幅割れ」は2、3カ月で是正/近運局定例会見、「確信犯」には即刻指導も?
【 大津 】滋賀エムケイが公定幅割れで届出/現行運賃継続、消費税3%も吸収
【 大阪 】原計書提出の17社は審査?/5・5変更申請めぐって近運局
【 大阪 】公定幅運賃で「小型」に傾斜?/大阪業界、新たな運賃競争の気配
【 神戸 】神戸市域は概ね上限/兵庫県下の公定幅運賃届出状況
【 京都 】京タ協、正副会長らが運改の説明/新運賃初日に京都駅乗り場で
【 大阪 】春の交通安全キャンペーン/大タ協、4月9・10の2日間
【 京都 】個人7団体連絡会が清掃活動
【 大阪 】次期会長に大ト協・坂本会長/6月総会で大阪自動車会議所
【 京都 】相互も追随、申請車両数は65%に/京都市域の深夜早朝割増「廃止」
【 神戸 】兵タ協、通常総会は6月26日
【 大阪 】阪急タクシー労組が春闘妥結
【 大阪 】山陽交通労組も妥結決める
【 大津 】近江タクシー、「プリウスPHV」導入
 
2014年3月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「5・5」廃止は振り出しに/原計書提出の26社も/「7・3」変更、審査に至らず
【 神戸 】「公定幅」の趣旨損なうな/全自交大阪・加藤委員長
【 京都 】深夜割増も「公定幅」に/京タ協、「パブコメ」で意見提出へ
【 神戸 】深夜割増は労働者の権利/全自交関西・塚本委員長
【 大阪 】距離短縮、中型下限「904メートル」/新金岡「これでは営業できない
【 京都 】消費者団体に再度の運改説明/京タ協、距離短縮に評価も
【 大阪 】上限で「7・3」は便乗値上げ/「5・5」堅持の事業者が主張
【 大阪 】民間駐車場の出入口塞ぐ/タクシーの違法駐停車に苦情
【 大阪 】大阪インターナショナルタク/26日に創設委員会開催へ
【 大阪 】問題残しつつ、4月中には着工?/大阪駅西口タクシー乗り場
【 神戸 】大阪空港乗り場問題は継続協議/神戸・阪神間サービスセンター委
【 神戸 】統合新病院の乗り場委託か?/東阪神タク協組・社長会
【 大阪 】労組7人、全員を懲戒解雇/なみはや交通「迷惑行為」理由に
【 神戸 】新委員長に上田慶台氏/尼自交・昭和交通労組
【 大阪 】花菱タクシー、4月に安全講習会
<バックナンバー一覧へもどる>
 
 

Copyright(C) 2009 kohtsukai Co.,Ltd All Right Reserved  株式会社 交通界  無断転載禁止