ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2016年10月24日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

政府系検討組織に先んず
 「活性化策」11項目に取り組む!

 政府のシェアリングエコノミー検討会議(主査=安念潤司・中央大学大学院法務研究科教授)の7回目の会合が11月初旬に延期された。5回目の会合も延期された経緯があり、会合の延期はこれで通算二度目になる。そんな中、全タク連はライドシェア問題対策特別委員会(委員長=富田昌孝会長兼務)で検討を重ねてきた事業活性化策に1項目を追加して計11項目にまとめた。全タク連側の活性化策ももともとは9項目だったわけで、それが1項目追加され、さらに1項目追加されたことになり、こちらも施策の追加は二度目になる。政府側の対応が徐々に遅れだす中、結果として全タク連側の対策が追いつき、あるいは追い越した格好になっているようにも見える。白タク・ライドシェア解禁、合法化問題は現在、どんな情勢にあるのか整理してみた。

政府側の動きとその評価
 政府は6月に成長戦略や規制改革実施計画を相次いで閣議決定しており、シェアリングエコノミーの推進については、政府方針として決定済みだ。これを根拠に設置されたのが、シェアリングエコノミー検討会議である。
 後述する10月19日の衆院・国土交通委員会での質疑にもあるように、同会議の中で白タク・ライドシェア解禁、合法化そのものが議題として取り上げられたことはない。ただし、楽天から出向した新経済連盟の関聡司・事務局長が構成員の1人としてたびたびライドシェア問題について発言しており、6回目の会合では「政府部内にライドシェア実現のための法環境整備検討の場を設けるべき旨をシェアリングエコノミー検討会議の中間報告書に記載してほしい」と述べている。
 ライドシェアに直接的に言及する場面がみられる政府系の会議は主にシェアリングエコノミー検討会議だが、これまでライドシェア問題について産業競争力会議民間議員としてたびたび発言し、政策提言も提出してきた新経連の三木谷浩史・代表理事(楽天会長兼社長)は政府系会議の整理統合に伴い、新たに設置された未来投資会議の民間議員には起用されず、政府=安倍晋三首相に直接的に提言するステージから退場した。
 この事実に対する評価はなかなか難しく、米・リフト社に3億ドルの巨額出資を行った楽天自身が日本国内での白タク解禁意欲を失いつつあるのではないかとの見方もある。
 背景にはリフトのジョン・ジマーCEОが否定発言を繰り返しているものの、米国内でリフトの身売り観測報道が続いていることもあげられる。身売り先候補には最大のライバル・ウーバーテクノロジーズやすでに出資し株主にもなっているゼネラルモーターズ(GM)などの名前が挙がっている。
 また、中国でウーバーがその事業を地元資本のディディに売却したことで、あのウーバーといえども世界中のすべての地域で無敵ではないと悟ったのではないかとの観測もある。
 一方で、前述した新経連の関氏はシェアリングエコノミー検討会議で、前述のような発言を繰り返しており、必ずしも楽天や三木谷氏自身が意欲を失いつつあるとは言えないとの見方も根強い。そもそも、三木谷氏は十分に機能しない産業競争力会議の民間議員を辞任しようとし、その際には安倍首相の慰留によって翻意した経緯もあるため、今回未来投資会議に起用されなかったことと同氏の事業意欲とは結びつけて考えるべきではないとの見方もある。

国交省は慎重姿勢で一貫しているが…
 この間、国交省の姿勢は一貫しており、「運行管理、整備管理などの責任主体を自らはおかず、自家用車ドライバーにその責任を負わせることを前提とした事業形態は利用者保護の観点から問題がある。極めて慎重な検討が必要だ」という主張を繰り返しており、ブレがないだけでなく、石井啓一国交相から藤井直樹・自動車局長、自動車局や地方運輸局まで一貫している。
 国交省の姿勢が一貫しているのは業界にとって有り難いことだが、問題は政府部内において国交省以外の中央官庁の多くはシェアリングエコノミーに寛容であり、ライドシェアについても「問題はあるが、解禁に向けてそれらの問題解決の方策はあるのではないか」との姿勢がにじみ出ていると感じられること、国家戦略特区諮問会議や未来投資会議などの政府系主要会議に国交相は常設メンバーとしては参加する形になっていないことである。ライドシェアを解禁、合法化するか否かを決めるのが国交省だと思っていたら問題の本質を見誤るのでここで注意喚起しておきたい。

全タク連の対応〜活性化策
 全タク連は、政界・官界の支持をより強固なものとすべく、「ライドシェアプラットフォームが実施済みで、海外の利用者から一定の評価を受けているサービスは、日本のタクシー業界もすべて取り組む」ことを基本姿勢に、一層の事業活性化を推進することとし、7月13日に初会合を開催し、同月末までに取りまとめを行うことを目標としていた。
 8月早々の正副会長会議に提示された当初の取りまとめ案では、@初乗り距離短縮運賃A相乗りタクシー(タクシーシェア)B事前確定型運賃CダイナミックプライシングD定期運賃(乗り放題)タクシーE相互レーティングFユニバーサルデザインタクシー(UD車両)の普及Gタクシー車体全面広告の解禁H第二種免許の取得要件緩和―の9項目があげられていた。
 国交省が主導した東京都内での実証実験が大きく報じられることで、世間(報道)での評価は高かった初乗り距離短縮運賃だが、もともと初乗り距離が2キロより短く、中長距離利用が少ない地方業界の反応は芳しくなく、運賃をいじるという点では相乗りタクシーや事前確定型運賃も、いずれも値下げ傾向の活性化策だけに反応は同様のものだった。

「乗合タク」「UDタク」「二種免緩和」は全国一律で取り組みへ
 この間、国交省の来年度予算概算要求に訪日外国人富裕層向けのプライベートリムジンが盛り込まれ、それを受けた格好で9月早々には全タク連・ライドシェア特委の取りまとめには前述9項目にプライベートリムジンが加えられて10項目に拡大。さらに、全タク連自身が地域交通委員会を中心に取りまとめてきた「乗合タクシー事例集」が一層充実したことなどを踏まえ、事業活性化策には11項目目として乗合タクシー(交通不便地域対策・高齢者対応・観光型等)が追加されることになり、今月12日の正副会長会議において、「UDタクシーの普及」「二種免許緩和」「乗合タクシー」の3項目は全国一律で取り組むものの、それ以外の項目については「各地域においてその実情を踏まえて実施可能な項目について取り組みを図る」ことを確認した上で、正式に了承されている。
 政府のシェアリングエコノミー検討会議が、2回の開催延期などなく当初予定通りに中間報告書を取りまとめていれば、おそらくそちらの方が全タク連の事業活性化11項目取りまとめよりも先行していただろう。また、規制改革推進会議においても農業などWGでテーマを明確にしたものの中にライドシェアは含まれておらず、シェアリングエコノミー検討会議での中間報告書策定遅れの影響もうかがえる。白タク・ライドシェア解禁、合法化絶対反対の立場を堅持する全タク連にとっては朗報だった。

「先制パンチ」が越年の誤算
 ただ、東京業界で要請書を提出し、審査中の初乗り距離短縮運賃の実施時期が当初の東タク協執行部の目論見通り、今年12月5日の大安吉日なら、なおのこと政府側白タク推進派に先駆けることができたのだが、国交省と消費者庁との協議が遅れることにより、その実施は越年がほぼ確実になったことは、(初乗り距離短縮実施は『減収につながる』と考える事業者は別として)白タク反対の帆に強い追い風を受けたかった業界にとってはあるいは痛手となるかもしれない。

衆院国交委質疑で展開された原則論
 19日の衆院国土交通委の質疑では政府のシェアリングエコノミー検討会議でのライドシェア問題についての検討ぶりについて取り上げられた。民進党・本村賢太郎氏の質問の趣旨はその議事録などを見る限り、新経連の関氏などが構成員の1人として繰り返し、政府部内にライドシェア解禁に向けた法環境整備の検討の場を設置するよう発言しており、中間報告書にも記載するよう求めている事実を指し、同会議で一体どんな議論をしているのかと質している。
 内閣官房側ではシェアリングエコノミーは政府の成長戦略に基づくもので推進していくことになっているものの、現行の業法等で規制され、ニュービジネスとしてそのまま実施すれば当該業法に触法するもの=つまりこの場合、ライドシェアについては、「個別案件であって、シェアリングエコノミー検討会議では議論していない」という答弁を行っている。
 業法で規制され他省庁が所管している事項については、「勝手に議論していませんよ」という建前を改めて示したわけだが、民間議員でもある関氏などは、役所の縄張りに縛られることなく、毎回のように「別の場を設けて議論せよ」との要求を繰り返しているわけである。したがって内閣官房側の答弁を受けて、「それは良かった」というのは素直すぎるし、石井国交相の答弁が白タクに否定的であることで一貫しているからといって安心できないことは、先にも触れた通りだ。

これからの見通し
 衆院国交委での質疑は現状を確認する一助にはなったが、白タク解禁、合法化の波を大きく押し返すところまでいったかと言えば、そうではない。
 翌20日には、衆院第二議員会館で公明党ハイヤー・タクシー振興議員懇話会の会合が開催され、税再改正・政策要望に関する全タク連からの意見聴取という形で意見交換が行われている。これまでの全タク連の各種会合でも報告されてきた通りであるが、少なくとも自・公・民の与野党3党タクシー議連は白タクの危険性に敏感に反応しており、業界の主張にも真摯に耳を傾けてくれているように見える。
 ただ、やはり無条件にタクシー業界を応援するというわけにもいかず、彼ら自身が議員立法で成立させた改正タクシー適正化新法を存分に活用し、特定地域、準特定地域で事業適正化・活性化を業界自らの手で進めてくれないことには、「なんとも恰好がつかない」ということであり、活性化策11項目についても、「マスコミの批判をかわしつつ、タクシー業界を応援していくにはこれくらいはやって欲しい」というのが率直なところということになるようだ。
 今号の巻頭言には公明党議員懇話会会合冒頭における全タク連側代表としての富田会長のあいさつを掲げた。果たして同会長の発言通り、資金力では及ばないが団結力では負けないということを証明することができるか否か。決めるのは個々の事業者ということになる。(了)
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No.652 10月24・31日合併 主な内容
■巻頭人物:富田 昌孝氏(全国ハイヤー・タクシー連合会会長)
■気になる数字6件 
 〜経産省グレーゾーン解消制度で回答検討中の案件、うち1件が「ジャスタビ」
■トピックス
 :「活性化策」11項目に取り組む! 〜全タク連「団結力」の試金石
 :富裕層ターゲットにハイヤー的営業 〜東京・日本交通、神戸での挑戦
 :ライドシェアは「サービス貿易分野」 〜市民会議・公開シンポの講演から
 :管理職も乗務員も全員女性 〜両備グレースタクシー(岡山市)
 :<スポット> 電子封印対応のタクメーター「R9−6」 〜二葉計器が型式申請
 :神戸予選会場に約100人詰めかけて 〜兵タ協第10回乗務員接客コンテスト
 :接客から接遇へ 〜全大個協組、マナー講習会とマスター事業者コンテスト予選会
 :<スポット> 東住吉署から感謝状 〜“善行”続きの日本城タク・坂本社長
■東西往来 
 :福祉車両もコンセプト明確に / 目に見える社会貢献でアピール
■この人この言葉
 :神田 康裕氏 / 大橋 和春氏 / 古知 愛一郎氏 / 長谷川 相徹氏
■シャッターチャンス
 :対消費者庁並みに神経使った? / 求められるものは「運行管理」
 :導入から10年「安マネ」の原点 / 100円運賃は無理でも知恵絞れ
■別刷スポット
 :再度の訴訟!? 大阪市域の下限、660円→640円 〜新公定幅運公示
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
「年内困難」「早くて年明け」か
  「クリスマス公示」は言及避ける
   特区・武三の初乗り短縮運賃で関運局

【 横浜 】関東運輸局の小椋康裕・自動車交通部長ら幹部は19日、定例会見を開き、東京都特別区・武三地区における初乗り距離短縮に向けた運賃組替え要請事案の新運賃実施時期について、消費者庁協議次第で明言はできないとした上で「年内実施が実質的に難しくなったことは承知している」と述べた。実施時期が当初見込みの12月5日から遅れる理由について消費者庁協議の日程が延期されたとの見方については確認を避ける一方、「年内実施なら11月中の新運賃公示が必要であり、そうした日程は難しいと考えている」とした。ウーバージャパンがWEB上で自家用車を使った白タクドライバーを公然と募集しているとみられる行為について局側は、「本省が同社に確認したところでは、東京においては白タクドライバーの募集を行った事実はないとの回答を得たと聞いている」と説明した。
 特別区・武三地区の運賃組替えについて小椋氏は「先月度の会見時と同様、現在審査の作業中。今後の見通しとしては消費者庁協議、物価問題に関する関係閣僚会議への付議を経てそれらの了承を得るプロセスに入る。協議が整えば新運賃を公示し、公示から30日後には実施することになる」と先月同様の手順を説明したが、具体的な時期については明言を避けた。「当初、今月の中・下旬頃に予定されていた消費者庁協議が延期されたのではないか」や「消費者庁側から手続き上運賃改定と同じ手順を踏みながらも、原価計算書を必要としない理由は何か」あるいは「そもそも2キロ以上乗ったら値上げではないのか」などの、「組替え」の根本に関する疑義が示されたのか―などの質問に対して小椋氏は、「現時点で内容について触れることは難しい」と断った上で、「初乗り距離短縮運賃の年内実施が難しいことは承知している。実際、消費者庁協議等の日程からすると年内実施は困難だと思う。早くて年明けと言うことだろう」と述べるにとどめた。
 12月5日の大安吉日実施説が消費者庁協議の日程変動等により消えたことから、替わって浮上した新運賃のクリスマス公示・1月下旬実施説については「消費者庁や物閣など相手のあることなので、われわれが見通しを示すことはなかなか難しい」と述べた。群馬A、同B、山梨Aの3地区の運賃改定についてはそれぞれ12社、10社、16社を原価計算対象事業者に選定し、原価計算書の提出を求めている段階。小田原地区の運賃改定については、現在原計対象事業者の選定を進めている段階と説明された。
 ウーバージャパンによるWEB上での白タクドライバー募集行為について局側は「本省が同社に聞いたところでは、『東京でのドライバー募集は行っていない』と言うことだった」と説明。昨年も同様の行為が行われながら本省の指導で中止されていた経緯があったにもかかわらず、再度同様の行為がみられたことについては特にコメントせず、「いかなる場合であっても仮に自家用車による有償旅客運送の疑いがあれば厳正に対処していく」と強調した。
 このほか、都内の個人タクシーで飲酒、事故などが相次いだこと、これへの業界側の対応について問われた石塚幸博・自動車技術安全部次長は業界側からの中間報告があったことを明らかにした上で「対策を実施した結果、事故数の変化や指導の状況などを見て評価したい。実際にわれわれが現場を見て確認することもあるだろう。個人タクシーは安全管理等を1人でやるものであり、責任は大きい」などと強調した。
〔10月22日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2016年10月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】「年内困難」「早くて年明け」か/「クリスマス公示」は言及避ける/特区・武三の初乗り短縮運賃で関運局
【 東京 】次世代タクシーなどを説明/全タク連・技術環境委員会
【 横浜 】運転免許返納割引、大都市で低調/関運局管内 東京0.68%、神奈川ゼロ
【 東京 】優良管理者10人らを表彰/東京ハイタク交通共済協組
【 横浜 】日車営収増は15地区中6地区/関運局管内・9月原計輸送実績
【 東京 】原点・初心に帰る時/NASVA安マネセミナー
【 東京 】新世代デジタルサイネージ/日交G、年末目途に全車搭載
 
2016年10月22日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「白タク不要論」を強く主張/活性化策11項目の実行にも意欲/公明党議員懇の聴取に全タク連
【 東京 】19年5月償還へ4回一括拠出/不足金納付で東旅厚年基金
【 東京 】7地域で下限額引き下げ/新公定幅運賃、相次ぎ公示
【 東京 】貸切バスの処分基準強化/国交省がパブコメ募集
【 新潟 】117両の削減目指す/新潟交通圏、特定地域計画承認
【 東京 】富士急と提携で富士山観光/日本交通が日帰りパック
【 東京 】ライドシェア導入に「断固反対」/交運労協総会で国交省幹部
【 東京 】連合・神津会長が来賓あいさつ/全自交労連・定期大会
【 横浜 】神交運委員長に大橋代行
【 東京 】白タク合法化に労使で警戒感/毎日タク労組・定期大会
【 横浜 】川崎タク、BF教室に協力
 
2016年10月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェア解禁論議を否定/国交相は改めて「慎重対応」確認/衆院国交委、シェアエコ検討会議めぐり内閣府答弁
【 横浜 】独自の配車アプリ検討/神タ協・定例役員会
【 東京 】多摩地区はプラス要因なく…/東タク協・9月原計輸送実績
【 東京 】貸切バス事業許可の5年更新など/道運法改正案を閣議決定
【 東京 】渡邉・東運支局長らが銀座視察/都個協と連携、不適正行為を指導
【 東京 】新会長に増子・参院議員/民進党タク議連、26日に総会
【 東京 】「運転者」の必要性証明を/国際労組・茨木委員長
【 横浜 】白タク行為の取り締まり強化など/ハイタク労働団体が関運局要請
【 東京 】組合員19人増「原点に帰って」/東洋交通労組・菊池委員長
【 訃報 】石井 守氏(田名交通前会長)15日死去。68歳
 
2016年10月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】月間平均利用は4.8回→7回に?/日本人客の6割「利用増える」/国交省「410円タク」実証実験結果
【 東京 】多摩も初乗り短縮の検討を/東タク協・藤原副会長
【 東京 】中間報告はずれ込み?/シェアエコ検討会議、延期
【 東京 】多摩地区の総需要、大幅減/東タク協・8月全社輸送実績
【 横浜 】女性ドライバーの利点学ぶ/全国子育てタク協会が研修会
【 東京 】ライドシェア対応はこれから本番/日交労・定期大会で伊藤委員長
【 東京 】副委員長に福田氏/関東自交労組・定期大会
【 東京 】東京ヤサカ自労組、委員長に村石氏
【 東京 】英語おもてなしコンテスト/東タクセンが28日開催
【 大阪 】電子的封印対応の「R9−6」/タクメーター、二葉計器が型式申請
【 横浜 】関運局、・9月のハイタク行政処分
 
2016年10月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】白タク・ライドシェアの採否は先送り/「投資」など4WG設置、TFも了承/規制改革推進会議、審議サイクルは踏襲
【 東京 】事業活性化策11項目を通知/傘下都道府県協会に全タク連
【 東京 】8月から22人減少、女性は増える/多摩地区・9月の運転者証交付状況
【 東京 】支部組織見直しで意見交換/東タク協、新たな組織体制を模索
【 秋田 】秋田交通圏、預かり休車で適正化/特定地域計画、法人は9割超同意
【 東京 】優良職員・整備士43人を表彰/東タク協三多摩支部
【 東京 】個タク議連、会長に平沢議員
【 北京 】大都市部で白タク規制強化/中国政府の解禁方針一転
【 東京 】新書記長に菊池・書記次長/自交総連、城委員長は再任
【 横浜 】全自交神奈川、新委員長に水野氏
【 東京 】140人に譲渡譲受認可書/全個協関東、事業開始講習会
 
2016年10月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「乗合タクシー」追加して11項目に/配車アプリで5者プレゼン、継続検討/活性化策で全タク連・正副会長会議
【 東京 】日交G25.4%で東京無線に迫る/9月の都内無線配車回数実績
【 東京 】東京無線が「全国タクシー」参加へ/スマホ配車、独自アプリと2本立て
【 東京 】福祉車両、訴求ポイント打ち出す/「国際福祉機器展」開催
【 東京 】人口減少社会の交通政策など/日本交通学会が75周年シンポ
【 東京 】国交省、政和自動車など訪問/韓国政府幹部ら、非公式で意見交換
【 東京 】新型「セレナ」の自動運転体験/東タク協・女性経営者の会
【 東京 】東京駅八重洲口の誘導業務/私鉄東ハイ労、11月も継続
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Faxpress 関西版

大阪市域「一律削減」の原則確認
    大タ協理事会、供給輸送力削減「不公平是正」求め

【 大阪 】大タ協の三野文男会長は21日の理事会で、同日公示された大阪市域の新公定幅運賃について、「運賃競争の拡大を望まない立場から、下限額の引き下げには賛同していないが、確定された司法判決に基づく新たな制度なので、厳粛に受け止めなければならない」と述べた。また、12月2日開催予定の特定地域協議会に向け、「大タ協としては当局から示された供給力過剰12%を減車または全日休車、もしくは曜日ごとの休車の営業制限を各事業者が選択することになる」と述べるとともに、旧法下での自主減車による不公平是正は主張しないとした。
 理事会では、一律の削減率を確認する質問があり、三野氏は「保有車両の大小ともに意見があり、一律にせざるを得ない」との見解を示し、特に議論にはならず「旧法化の不公平については問題提起しない」ことを確認した。ただ、理事会終了後、「不公平是正を理由に大騒ぎして特定地域指定を求めたのに、この重要な点での方針変更に何の意見もなくて良かったのか」と疑念を漏らす理事もいた。
 三野氏は、「不公平を残すべきではなく、この際清算すべきと機会あるごとに主張してきた」が、「特定地域地域計画を決める段で不公平が残るので案に賛同しないか、法律制定に当たって多くの方の尽力に報いるために不公正是正には不十分だが大局的な見地に立って賛同するのかの岐路に立っている」と強調。安部誠治・地域協会長から「不公平感を言っていたのでは前に進まない。地域計画が決められないと大阪の恥だ」と、理事会で直接訴えたいとの意向があったことも付言した。
 一方、ライドシェア問題で三野氏は、日経新聞が8日付の社説で「シェア経済のルールづくりを進める政府の検討会でもウーバー型の配車サービスははじめから議論の対象にしていない。理解に苦しむ」と主張するなど、依然として続くライドシェア推進報道への警戒感から、今秋開催の自民、公明、民進各党の議連に全タク連と一緒に訴えていきたいとした。
 元職員による公金横領事件では、「協会のパソコンも押収されるなど本格的な調査が進むことが予想される。被害額もほぼ確定した。本件の解決について進め方が遅いという指摘があるが、できれば年内に損害額の補填について区切りを付けたい」と述べた。対象会計の一つである共通乗車券運営協議会は大タ協以外の構成員がいるため説明と理解への手続きに時間を要しているなどと理解を求めた。
〔10月22日号関西版掲載〕<Topへもどる>

2016年10月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域「一律削減」の原則確認/大タ協理事会、供給輸送力削減「不公平是正」求めず
【 京都 】エムケイの判断に注目/新下限、静観の京都業界
【 大阪 】「510円」継続、提訴も視野/壽タクシー・浦木山社長
【 大阪 】「小型620円」は強力?/ワンコイン各社、現状維持も
【 大阪 】「個人は上限に張りつく」/全大個協会・和田会長
【 大阪 】下限事業者の「常識的な判断期待」/全自交大阪・加藤委員長
【 大阪 】アンドンの突起物規制撤回/大タ協、国交省通知を伝達
【 京都 】京タ協理事会でも報告
【 大阪 】被害総額は2億2900万円余/大タ協理事会、横領事件で修正報告
【 大阪 】北新地、新大阪でドアサービス/関協が定期的実施決める
【 大阪 】山之内俊和氏らを大臣表彰
【 京都 】「全国タクシー」の導入促進/京タ協、無線機器との接続安価に
【 京都 】「FF専用アプリ」来年3月本稼働
【 京都 】八条口降り場の「客扱い」/視察期間中は沈静化
【 大阪 】第3回プレゼントキャンペーン/大タ協「ビリケンタク」
【 大阪 】大タ協、公益社の退会承認
【 神戸 】姫路予選会に9社13人/兵タ協・接客コンテスト
【 大阪 】全大個協組、近畿大会に4氏/マスターコンテスト予選会
【 大阪 】新東宝自動車、役員変更届
 
2016年10月22日号−2 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】兵庫県警、大阪の事業者にも立ち入り/速度超過捜査、半年以上前の事案も
【 神戸 】兵庫業界では呼出聴取始まる
 
2016年10月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】阪南市で「白バス」運行?/自治体下部組織、過去に運輸支局が指導も
【 神戸 】「オール兵庫」の配車アプリ/兵タ協が導入推奨へ取り組み
【 大阪 】北新地、最後の?単独「自主街頭指導」
【 神戸 】富裕層向けハイヤー的営業で/東京・日交、神戸での事業展開
【 京都 】地連業務「各単組で分担」/自交京都、2社廃業で組織力低下
【 神戸 】運転者証交付総数8660件/神戸市域、前年比日549件減
【 神戸 】喫煙行為の現認9件
【 神戸 】タクシーはコミュニティ交通で役割/地域公共交通網形成で神戸市
【 奈良 】けいはんなヘルパーST/センコーの子会社に
【 神戸 】阪神タク労組、福永委員長再任
【 大阪 】ICT活用の無線高度化セミナー/近自無協が11月24日開催
【 神戸 】個タク5氏に認可書授与
 
2016年10月21日号−2 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪の新下限、中型640円/近運局 新公定幅運賃公示、京都は40円下げ
 
2016年10月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】12%削減の特定地域計画承認へ/大阪市域交通圏、12月2日に協議会
【 大阪 】共通認識での議論が必要/非加盟会社連絡会の古知世話人
【 神戸 】現職と新人の2氏立候補/ライドシェア特区提案の養父市
【 神戸 】神戸予選会場に約100人/兵タ協・第10回接客コンテスト
【 大阪 】横領事件で指導性の低下さらに/大タ協一般会員の声
【 大阪 】マスター事業者コンテスト/全大個協組、近畿大会へ予選会
【 大阪 】白タク解禁めぐって見解/壽タクシー・浦木山社長
【 大阪 】「白タク阻止」の街宣、20日に/自交大阪、空港でも
【 神戸 】全車にカード決済機を/インバウンド対応で活性化
【 神戸 】地理試験付きの試験回数増を/免除要件適わぬ神戸の事情
【 大阪 】ヤマト交通労組、長谷川委員長再任
【 神戸 】山陽タク労組、太田執行部再任
【 京都 】京都個人、26日に事業者講習会
【 大阪 】電子的封印対応の「R9−6」/タクメーター、二葉計器が型式申請
 
2016年10月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】法人手本に「オール京都」目指す/京都市個人・福来理事長、個人団体の再結集に意欲
【 大阪 】業界情勢など意見交換/非加盟連絡会、月1回定例化へ
【 大阪 】北新地の「2階建て指導」/大タ協、各社の対応アンケート
【 大阪 】中小の取り組みなど課題/近運局が安マネ10周年セミナー
【 大阪 】韓国語の「インタク」運転者/第1回認定2人、11月デビュー
【 神戸 】適正化・玉田、活性化・枝松氏/神戸・阪神間支部の両検討委員長
【 大阪 】副委員長に前田氏を追加指名/関協「営業サービス委員会」
【 神戸 】特定地域協では「活性化に傾注」/神戸個人・前野理事長
【 大阪 】大タ協・女性部会が定例会
【 大阪 】日本城・坂本社長の東住吉署感謝状/ホンダ「フリード」のタク使用でも
【 京都 】ハラスメント防止、ギオン自動車も
【 大阪 】さくらタクの本社機能移設/隣接ビルに、東京・日交統合本部も
【 大阪 】外国人専用ジャンボタク/ふれ愛交通「オリオン急行」
【 大阪 】「堂島ホテルのりば」廃止/大阪エムケイ、10月一杯で
【 奈良 】地域連携サポートプラン/近運局、奈良県宇陀市と協定
【 神戸 】上半期は事故増加/兵庫交通共済・総務委員会
【 神戸 】大型オートコンポの発表会/カグラベーパーテック
【 大阪 】深井タク、代取に岩城氏
【 神戸 】大成タク9両→大成交通、申請
【 大阪 】近運局、法人3社車停処分
 
2016年10月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】経費かけ遊休車両を抱える不思議/「12%削減」めぐって薬師寺氏
【 京都 】「集中指導」の前に「臨時視察」/八条口降り場の「客扱い」問題
【 大阪 】初乗り短縮の検討は不可避/東洋タクシー・関社長
【 大阪 】近畿のマスター参加率91.9%/全国平均に追い着く
【 京都 】「FFリーダー」20人任命/17年度本稼働に向け実行委
【 大阪 】交友会が50周年記念祝賀会
【 京都 】東京・日交(京都)役員変更/ハラスメント防止の運送約款も
【 神戸 】営業制限は「時間短縮」で/兵個協「全日休車」難しく
【 大阪 】印章管理規定を強化/大タ協・総務委で報告
【 神戸 】伊川谷駅への入構柔軟に/地区タクシー協が規約変更
【 和歌山 】熊野市全域で乗合タクシー/第一交通G、和歌山でも取り組み
【 神戸 】夜景観光と神戸ビーフ/兵協、年内予約18件
【 大阪 】大阪阪神タク労組、平兼委員長再任
【 大阪 】王相撲の秋巡業に協力/SAT、16日「なにわ場所」
【 訃報 】松原丈夫氏(三田タクシー社長)11日死去。82歳
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