ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2017年10月9日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

日本国内での配車事業展開に意欲
 ソフトバンク&滴滴出行
  全タク連訪問して会談「ウーバーとは違う」

 中国発祥で世界最大のライドシェアプラットフォーム・滴滴出行(ディディチューシン)の幹部らが、日本のソフトバンク幹部に伴われ、さる9月13日の全タク連正副会長会議終了後に川鍋一朗会長、富田昌孝・名誉会長、田中亮一郎・副会長兼地域交通委員長、神谷俊広理事長ら業界幹部と全タク連内で会談していたことがこのほど明らかになった。ソフトバンクが9月末に米・投資家グループのドラゴニアと滴滴出行とともに1兆円規模の出資、提携を米・ウーバーテクノロジーズに打診、交渉していることが明らかになり、大きな話題となったが、これに先立つソフトバンク、滴滴連合の全タク連訪問は、配車事業における滴滴の日本上陸の意欲を鮮明にしたものといえる。

 ソフトバンクと滴滴は共同で日本の配車事業に関する市場調査に乗り出したものとされているが、両社幹部と全タク連幹部との面会を仲介したとされる田中氏は2日、本紙に対し、滴滴には日本上陸の意図があるとの見方を示した上で、「彼らが言うには、『われわれはウーバーとは違う。進出先の国ではその国の法令を順守する』との立場をまずは理解してもらいと言っている。したがって、現時点では日本においては白タク行為は禁じられており、法に基づいて正規のタクシーを配車する事業を検討しているということだろう」と述べている。
 また、田中氏は「当然、日本のタクシー業界と友好的な協力関係を築ければそれに越したことはないと考えているようだが、直ちに全タク連に具体的に何かの協力を求めているということではない。従って、全タク連としていつまでに何かを回答しなければならないということでもない」と語っている。

国内ハイタク産業の総売上超える実績
 本紙が独自に入手したソフトバンクと滴滴出行が共同で全タク連側に提示したプレゼン資料によれば、滴滴出行は2012年創業、年間予約取扱高約2兆7000億円で、物価の安い中国中心で、すでに日本のハイタク産業の総売上を超えている。従業員は7000人超で時価総額は約6兆円。登録ユーザー数は世界中で約4億4000万人とされる。1日当たり配車数は約2100万回以上で、うちタクシーの配車は340万回、自家用車(白タク)は1600万回に及ぶという。交通系プラットフォームとして自称世界最大で、1日当たり配車数での比較では、ウーバーや米・リフト、インドのオラ、東南アジアのグラブを合計したよりも多いと主張している。
 また、世界中の主要大陸にある既存の主要配車プラットフォームとも提携関係にあり、世界に拡がるネットワークを構築している。会社組織自体は、技術部門主体に構成されており、エンジニア・データサイエンティストに3000人を擁し、全従業員の40%を占めるとしている。安全性の確保にも留意していると主張し、走行1億マイル(約1.6億キロ)当たり死亡事故は急速に減少しているという。
 日本のタクシー業界へのプレゼンだけあって、中国本国でのタクシー業界との協力関係もアピールしており、同社のアプリを活用するタクシードライバー数は200万人、協力タクシー会社数は150社以上などとしている。ネットワーク化の強みも生かして、石油会社やガソリンスタンドとも協力し、燃料をドライバーやタクシー会社に安く提供していることもアピールしている。
 これらの自己紹介に加えて、ソフトバンクと滴滴出行よるタクシー会社向け提案としては、@包括的なオープンプラットフォームの構築A効率と収入の改善B中国人旅行者からの利用者流入C強力なマーケティングとプロモーション―などをあげている。包括プラットフォームの概要、概念図は別掲(略)の通りだ。その実現により、営業効率が改善し、国内タクシー業界全体で約2500億円の増収効果があると主張している。また、いわゆる白タクによるライドシェアは日本国内には展開しない旨をアピールしている。

協力の有無にかかわらず…
 出てきた数字や国内でライドシェアは行わないとの言葉をどこまで信じるかは、タクシー業界次第であり、事業者によって判断は異なるだろう。記者個人は鵜呑みにはできないと思っているが、皆さんはどうだろうか。
 ただ、中国人(台湾・香港系を含む)の訪日観光客を当て込んで、これほどにアプリ経由の白タクが隆盛を誇り、しかも「運賃等の現金授受の確証が得られず、取り締まりも進まない」という現状では、日本のタクシー業界の協力が得られても、得られなくてもソフトバンクや滴滴出行には日本進出の大義名分はあると言えそうだし、法令順守で事業を行うと言われれば阻止することは困難。協力会社が少なければ、彼らも期待した収益をあげられないが、その分、「白タク解禁運動」に走るリスクは高まる。
 中国系正規タクシー配車アプリの日本進出と、いわゆる中国式アプリによる白タクそのものとは、このように表裏一体の関係にあるようにも見える。中国式白タクについて、国土交通省ではこの春以降、全国的にその実態調査に乗り出しているとされ、近畿運輸局や関東運輸局管内では主要国際空港を抱えている関係から、警察当局関係者を招いて対策会議もそれぞれ2回開催されている。

当局の打つ手は?
 中国式白タク問題については、今月2日開催の全タク連地域交通委員会でも国交省自動車局の矢吹尚子・旅客課長補佐が講演の中で少々言及している。矢吹氏の発言内容は概ね次のようなものだった。
 「白タク行為が疑われる事例がいくつか寄せられている地域があり、特に沖縄では5月以降、街頭調査を実施しており、レンタカー事業者での実態調査も行っている。その結果を踏まえて警察にも情報提供を行っていく。タクシー協会や観光協会の協力を得て、注意喚起のチラシを作成し、ホームページの中国語版のトップにはリンクを貼って、このチラシがみられるようにしている。クルーズ船でやって来る観光客については、実態調査事業を実施しており、今後中国語ができる人をどのようにタクシー事業で活用できるのかなども調査事業の中で検討していきたい。6月には沖縄で白タク容疑により中国人が逮捕されている。近畿、関東、北海道など主要な国際空港がある地域では、白タク対策会議を実施したり、近畿、関東で空港の現地調査も実施している。その情報を各地の警察当局と共有し対策を検討しているところ。加えて、国交省でも警察庁、法務省など関係機関と情報共有し、どういった進め方が必要なのか検討を行っている」「こうした対策に加えて、外国人観光客が来た際に、当該外国人の母国語で対応されると、「安心だな」と思ってしまうこともある。やはり緑ナンバーのサービスの中で、そのくらいの安心感を与えるサービスができるかどうかということは並行して進めていかなければニーズに合っていないということになってしまう。予約が母国語でできるとか、(就労)ビザの関係でハードルは高いが、母国語ができる人をドライバーとして雇うこと、実際に外国人を雇用している事業者も出てきているので、どういった手法でリクルートされたのかなどは業界内で共有する価値のある情報だと思う」などと語っている。
 「その手があったか」とびっくりするような手法は語られていないが、やはり、地道な取り締まりと、現実に存在しているニーズにどのようにして応えていくかということしかないように思う。

プラットフォームのグローバル化で
 米国発のウーバーやリフトなどにとどまらず、世界各国には私たちが聴いたこともないような配車プラットフォームが続々と誕生し、私たちが知らないだけでその国や周辺地域で結構なシェアを持っているということもあるようだ。ソフトバンクは日本国内においてはもともとビッグネームだし、旅客自動車運送事業やその周辺に携わる者なら、もはや滴滴出行を知らない者はないと言っても良いだろう。それぞれの国のプラットフォームはその国のタクシー事業が未成熟だった故に誕生した経緯があり、その点がわが国とは違う点であるが、プラットフォーム自体のグローバル化が進む中で、世界一の品質と言われる日本のタクシー事業も一人、孤高の鎖国状態を保つことはもはや難しくなっていることは間違いないようだ。(了)

No.697  10月9日   主な内容
■巻頭人物  :知識 賢治氏(日本交通社長)
気になる数字 :400キロ
    〜注目集める日産・新型リーフの航続距離。EV車の世界ランキングは?
トピックス
:日本国内での配車事業展開に意欲
  〜ソフトバンク&滴滴出行、全タク連訪問して会談
:貨客混載、奈良県下2地区で実証実験 〜奥宇陀地区はコミュニティバスで
:「しおかぜ」利用1万人突破で記念式 〜塩屋コミュニティバス(神戸市垂水区)
:ラッピング第2弾は「ハロウィンタクシー」〜さくらタクシーグループ(大阪市)
:どうする?労働力不足 〜外国人技能実習生導入の可能性
:東タク協高事故防止講習会から(1)
 「わが社の事故防止対策について」 日日交通専務取締役経営室長・飯田 哲夫氏
:<スポット> UD対応に「対価」求める? 
   〜梁瀬・兵タ協ケア輸送委員長が言及
:<インタビュー> 宮田 亮氏(近運局観光部長)
      〜まずインバウンドに対応する気持ちを
:「1〜2秒の心の余裕」で安全運転 〜協親交通(大阪市)秋の交通安全講習会
■東西往来
:4回数え、レベル高く疲れる審査に / やる気を引き出し雇用を守る
■この人この言葉
:西川 洋志氏 / 中島 通氏 / 中原 三朗氏 / 糸屋 重明氏
■シャッターチャンス
:総選挙後の永田町を拭く風は…  / アプリだけではどうにもならぬ
:長過ぎる報告が押し出す議論 / 豪遊できる売上ではなかろうに
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特区・武三は19年10月解除?
   人手不足、実働率低下で日車営収増
    需給状況と乖離の準特指定基準

【 東京 】愛知県名古屋交通圏の準特定地域指定解除が東京都特別区・武三交通圏の一部事業者の関心を集めているようだ。政令指定都市などの大都市圏では神奈川県京浜交通圏、大阪府大阪市域交通圏などは特定地域指定を受けているため、指定基準の指標が改善しても、いったん準特定地域の指定となるため、最大3年間の猶予期間があるもの、特別区・武三交通圏が名古屋交通圏同様指定解除されれば、改正タクシー適正化新法ではなく、現行道路運送法の需給調整規制のない状態に戻るため、実働率の高い事業者や2008年のいわゆる「7.11通達」により増車をストップされた小規模事業者にとっては増車、事業規模拡大のチャンスが巡ってくる。このため、指定解除はいつになるのかが注目されており、来年10月なのか再来年の10月なのかといったことが話題になっている。
 名古屋交通圏の準特定地域指定解除は、全国的なトレンド同様、乗務員不足による実働率低下で、総需要が減少してもそれ以上のペースで人手不足が進行すれば経営環境全体が悪化しているにもかかわらず、日車営収は上昇し、僅かながらも乗務員の賃金・労働条件は改善されていくために起きた現象とみられている。
 毎年8月に全国の地方運輸局で公表している地域需給状況判断では総需要に対する総供給輸送力の乖離は悪化傾向にあり、需給状況は改善していないが、同判断が、「純粋の地域の状態を示している」のに対し、準特定地域の指定基準は「本格的なタクシー規制緩和実施(改正道運法施行)直前の01年度との指標の比較」を採用しているため、事業者の実感とはかけ離れた結果も起こり得ることを示した。
 改正タクシー適正化新法が「乗務員の賃金・労働条件改善」を大義名分としてきたことから、準特定地域の指定基準の指標にも日車実車キロや日車営収など乗務員賃金に直結する指標が採用されており、実働率低下や総需要の減少による総売上減などの経営環境の悪化には配慮されていない。
 そもそも地方運輸局での適正車両数算定などに当たっては実働率80〜90%などの数字が今も採用されており、前提そのものが実態とかけ離れたものとなっている。法制定当時、これほどの人手不足を想定し得なかったためだ。事業者の中からは「準特定地域の指定基準を見直すべきだ」との声もあるものの、「ゲームが始まってから、都合によってルールを変えるというと、また批判を浴びるのでは」との懸念の声もある。

〜事業規模拡大へ期待感も
 一方、現状の保有台数の中で高い実働率を維持している事業者や、08年の7.11通達により新規参入直後で保有台数が極めて少ない状態のまま増車を禁じられた事業者などからは指定解除を待望する静かな期待感も滲む。国交省による準特区定地域の指定追加、指定解除などの告示は毎年10月1日を目途とすることとされており、いずれの立場であるかにかかわらず、「指定解除があるとすれば来年10月か再来年の10月か」と気を揉んでいる。最短で来年10月と予想されるが、東京業界の協会幹部や有力事業者らの間では「再来年説」が今のところ有力のようだ。
 業界では政府の主導する働き方改革にも取り組んでいるが、賃金・労働条件が短期間に大幅に改善する見込みはなく、実働率が業界全体で急激に改善する余地もない。東京五輪効果で爆発的に需要が増加すれば別だが、「人手不足という現在のトレンドは当面続く。続くとすれば準特定地域の指定解除は避けられない」との見方が、やはり説得力を持つようだ。
〔10月7日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2017年10月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三は19年10月解除?/人手不足、実働率低下で日車営収増/需給状況と乖離の準特指定基準
【 サンフランシスコ 】ウーバーが投資受け入れ決定/ソフトバンク、役員派遣 
【 東京 】「ハイタクは魅力的な存在」/SB・滴滴の動向踏まえ川鍋氏
【 東京 】高齢者と外国人需要の取り込みを/関運局 森高・自交部長が講演
【 東京 】衆院解散でも「当初通り」/働き方改革への対応で武居氏
【 東京 】衆院解散でも「当初通り」/働き方改革への対応で武居氏
【 パリ 】「ドライバー付観光自動車」/タクシファイがパリ進出
【 東京 】再発防止へチェック体制強化/無免許など不祥事続出で個タク団体
【 東京 】保険料低減の不正行為/厚年基金清算人会が注意喚起
【 東京 】都議ら招き、問題提起/連合東京がライドシェア学習会
【 東京 】北交大和タクが永年登録表彰/9月のグリーン経営認証 
【 東京 】タクシー専用スタッドレスタイヤ/ダンロップが新発売 
【 東京 】銀座地区の問題箇所視察/東運支局長など約30人
【 東京 】大宮タクイースタンの無線配車/飛鳥グループが受託
【 東京 】「全従業員=組合員」へ規約改正/帝都自交労組、佐藤委員長ら再任
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
【 横浜 】関運局、譲渡譲受1件認可
 
2017年10月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】限定免許、実車試験など検討/80歳超 安全装備、地域・時間制限など/高齢運転者の事故防止で警察庁
【 東京 】活性化11項目「できるものから」/関東ハイタク協総会で伊藤会長
【 東京 】ZMPが参加表明/政府の自動走行システム大規模実験
【 東京 】優勝は富士交通・徳長乗務員/チェッカー・接客マナーコンテスト
【 東京 】勤続10年以上の7人に/八洲自動車が永年勤続表彰
【 東京 】米のウーバー運転者が実態報告/市民会議が都内でシンポ
【 東京 】女性ドライバー応援企業/国交省、新たにタク8社認定
【 東京 】「27〜28万円」提示に値下げ要望/都営協、メーター連動決済機巡って
【 東京 】都個協、ラインスタンプ第2弾 
【 東京 】公共交通機関の利用を訴え/東京交運、新宿でキャンペーン
 
2017年10月4日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】中国系白タク、アプリ活用で変容/沖縄、大阪両協会などが事例発表/全タク連・地方交通委員会
【 東京 】日交170人、東洋交通7人/日交グループ・新卒者内定式
【 東京 】秋入社12人、新卒内定151人/国際自動車、入社・内定セレモニー
【 東京 】「白タク行為断固阻止」など/東タク協、都議会各会派に要請
【 ロンドン 】ロンドンでの事業再開へ署名活動/ウーバー、更新申請却下に反発
【 横浜 】60歳超6割、70歳超2割に迫る/京浜地区・9月末の運転者証交付
【 東京 】アスリート支援企業を募集/JOC、東タク協理事会で要請
【 横浜 】利用者モニターの委嘱式/神タ協川崎支部が24日
【 福岡 】住居侵入容疑で逮捕/シェアエコ協会代表理事 
【 東京 】国交省人事(1日付)
【 東京 】東タクセン人事(1日付)
 
2017年9月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「より良いタクシー」へ東京が先導/ビジネスモデルを賭けた闘い/全タク連経営委、対ライドシェアで川鍋会長
【 東京 】事業法の縛り解く法環境整備を/再開シェアエコ会議で新経連主張
【 東京 】名古屋交通圏など5地域解除/準特地域、追加は中部圏の3地域
【 横浜 】関運局長に河田守弘氏
【 東京 】事例紹介メインに初の単独開催/東タク協・交通事故防止講習会
【 東京 】大和自交が賃貸ビル売却へ 
【 福岡 】黒土氏が福岡県に1億円寄付/豪雨被害の義援金など
【 東京 】アウトレットショッピング+観光/チェッカーがタクシー活用プラン 
【 東京 】「ジャパンタクシー」も展示/国際福祉機器展閉幕
 
2017年9月30日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「相乗りタクシー」の実証実験へ/来年1月下旬から約2カ月間/国交省説明会に特区・武三の約40社
【 東京 】利用者アンケートも実施/相乗りタクシー実証実験
【 東京 】アプリ配車、ICカード対応など/東個協、活性化の目標設定へ意識調査
【 東京 】メーター連動型決済器の説明受ける/都営協理事会、試作品で操作デモ
【 東京 】韓国の個タク団体会長が訪問/秋田・都個協会長と懇談 
【 東京 】「なぜ大学新卒にこだわるのか」/国際自動車が書籍出版
【 東京 】LPG、10月CPは大幅値上がり 
【 東京 】「ウーバーは究極のブラック企業」/シンポ前にライドシェア勉強会
【 熊本 】免許返納高齢者向け配車アプリ/熊本県立大学と県警が共同開発
【 横浜 】関東運輸局、合併認可
 
2017年9月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】北海道・天塩町が「ノッテコ活用」/「コストシェア型ライドシェア」を検討/内閣府「シェアエコ検討会議」29日再開へ
【 デトロイト 】自動運転車両開発と配車サービス/フォードがリフト社と提携へ
【 東京 】1年間で喫煙率20%未満目指す/日の丸交通が禁煙プロジェクト
【 千葉 】「羽田より数多い」/白タク対策会議、成田でも初会合
【 東京 】法人268社、個人51団体/東タクセン、優良事業者等表彰
【 東京 】インフラ維持の観点で理解を/LPGスタンド経営巡って
【 東京 】ウーバーと都市型ハイヤーの情報/自交東京・城委員長「提供済み」
【 東京 】クリップ使用が8ポイント増/東タク協などシートベルト調査
【 東京 】「接客+観光」講習を提供/すばる交通子会社「Joken」
【 東京 】企業内3労組の統一行動で成果/グリーンキャブ労組・定期大会
 
2017年9月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】若手官僚中心に政策ベンチャー/国交省、2030年に向け政策立案/本省・地方局等からメンバー公募
【 東京 】経費自動計算の実証実験/JR東とハイタク大手3社が協力へ
【 横浜 】県内初の優良乗り場選定へ/神奈川タクセンが検討開始
【 ロンドン 】ウーバーの事業許可更新を却下/ロンドン交通局「利用者の安全脅かす」
【 東京 】検索サイト「ジョルダン」に情報提供/全タク連・広報サービス委員会
【 東京 】「東タク協の安全プラン」必要/坂本・交通事故防止委員長
【 福岡 】第一交通産業Gが衝突警報装置/まず北海道、北九州で導入へ  
【 東京 】飲酒運転根絶などで議論/東個協理事会「再発に不安」
【 東京 】お台場で水陸両用バス運行/日の丸自動車興業
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「ウーバータクシー」年内にも
    兵庫県が積極姿勢、淡路島で説明会

【 神戸 】兵庫県淡路県民局とウーバージャパン(高橋正巳社長)は6日、兵庫県洲本市の淡路総合庁舎で「淡路島内タクシーへのウーバーシステム導入(実証実験)研究会」を開催、兵タ協の池田昌宏・淡路島支部長ら現地事業者や、吉川紀興会長ら協会幹部事業者約20人が出席した。会議の中でウーバージャパンは、タクシー企業との連携による「ウーバータクシー」の導入を提案。県側は、年度替わりを待たず、予算が確保でき次第「1日も早く」年内にも実験をスタートさせたい意向で、それを引き継ぐ形で18年度に半年から1年間の実証実験を行い、19年度からの本格運行を検討したい考えを示した。ウーバーシステムの導入は県民局側がウーバージャパンに持ちかけた。会議では両者そろって「あくまでタクシー会社との連携であり、ライドシェアではない」と、繰り返し強調した。ウーバー側の手数料などについては一切言及がなかった。今後、具体的な参加事業者の募集を行う予定。
 同島は市内総生産の14.1%を観光産業が占めるが、県民局の推定では、外国人観光客は年間5万人程度にとどまる。公共交通による来島者の2次交通確保にタクシーの活用を検討する中で、ウーバーの名前があがったという。実証実験はインバウンドの来島客がウーバーアプリを利用して配車依頼、精算するシステムで実施。配車区域は、原則、島内3市域内(洲本、淡路、南あわじの3市)の乗り降りで、島内タクシーのみを対象として、6カ月〜1年間行う。県側からは車載タブレットなどの導入費用、広告(ポスター、SNS等)などを支援する。
 質疑の中で県民局はライドシェアについて、「淡路島で行うのはタクシー限定。それ以外は一切考えていない」「県議会でもライドシェア反対の意見書を採択しており、県のライドシェアに対する姿勢は変わっていない」などと説明。高橋社長も「タクシー会社との提携に可能性を感じている。3年前から東京でウーバーブラックでやっていることを、他の地域におけるニーズに応えるために展開するという位置づけであり、自家用車両への配車が目的ではない」と強調するとともに、「ウーバー=ライドシェアではなく、ライドシェアは提供しているサービスの一つに過ぎない」と述べた。
〔10月7日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2017年10月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】「ウーバータクシー」年内にも/兵庫県が積極姿勢、淡路島で説明会
【 神戸 】ウーバージャパンは「旅行業」/「ダイナミックプライシング」の提供可能
【 京都 】深夜割増、10時からに前倒しへ/京タ協経営委が意見集約
【 京都 】FFタクシーの待機枠拡大へ/八条口乗り場、繁忙期以外の午後
【 神戸 】二種免撤廃で間口広く/乗務員不足解消へ兵タ協幹部
【 大阪 】交友会、社長研修会は東京方面
【 大阪 】交通共済、実務担当者研修旅行
【 大阪 】志望動機は「安定した収入」/さくらGの外国人乗務員
【 神戸 】兵庫の交通事故死者数109人/飲酒事故多発で注意喚起
【 大阪 】地域連携サポートプラン、亀岡市と 
【 京都 】全自交京都地連が定期大会 
【 東京・大阪 】キャビック取締役も講演/東西でライドシェア対策セミナー
【 サンフランシスコ 】リアルタイム翻訳イヤフォン/グーグルが米などで販売へ
【 神戸 】かもめタクシー、役員変更届 
 
2017年10月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】今まで通りの形ではいけない/兵タ協・吉川会長、活性化で事前確定運賃等に言及 
【 大阪 】「まずインバウンドに対応する気持ちを」/近運局 宮田・観光部長
【 大阪 】オービーシーに運行委託/大東市東部地区の乗合タク
【 神戸 】産官学の共同PJで/豊岡市のデマンド交通出発式
【 大阪 】仕事と育児の両立へ「行動計画」/東京・日交が次世代支援法対応
【 神戸 】おもてなし向上キャンペーン/三ノ宮、新神戸乗り場で 
【 大阪 】9月は不法乗り入れ2件/北新地、タクセン街頭指導結果
【 大阪 】乗車拒否7件など/大運支局、9月の苦情40件
【 大阪 】マナーと地域貢献で世論を味方に/全大個協会講習会で和田会長
【 神戸 】UD対応に「対価」を/梁瀬・兵タ協ケア輸送委員長 
【 神戸 】泉州に上海資本のハイヤー? 
【 神戸 】「生活と権利」守る取り組みを/阪神タク労組・定期大会
【 神戸 】次期DR「ウィットネスW」/兵庫交通共済、18年度導入へ
【 和歌山 】和歌山地区委員会、16日開催へ/タク輸送協議会、正副会長等決定 
【 大阪 】全日建連帯、11月5日に定期大会
 
2017年10月4日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】70歳以上「4人に1人」に迫る/50歳未満の倍以上、大阪の運転者証交付状況
【 大阪 】京都市域の運改審査開始/来年1月、新運賃公表へ
【 京都 】手続きを一つずつ/京タ協 北川・経営委員長
【 神神戸 】準特の指定基準見直し要請へ/姫路・西播磨解除で兵タ協
【 大阪 】不審車両の台数など回答せず/中国系白タク問題で近運局
【 神戸 】認可は11月10日頃?/神戸市域交通圏の特定地域計画
【 大阪 】事故回避の留意点など/協親交通が安全講習会
【 大阪 】違反・事故防止に細心の注意を/山陽交通労組・定期大会
【 京都 】京タ協、青年部会長に仁ノ岡氏
【 奈良 】コミュニティバスで貨客混載/奈良県奥宇陀地区で出発式
【 神戸 】利用1万人突破で記念式典/山陽タク運行の「しおかぜ」
【 大阪 】ナショナルタク労組、現三役を信任
【 大阪 】ジャパンタクシーの安全祈願祭/大阪トヨタが24日開催
 
2017年9月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域の特定地域計画認可/供給削減「まず8〜12%程度」
【 東京 】姫路・西播磨交通圏など5地域/国交省、準特定地域の指定解除
【 神戸 】淡路島のウーバー配車で説明会/兵庫県が10月6日、現地で
【 大阪 】タクシーの利用拡大策など/堺市・地域公共交通会議 
【 神戸 】白タク・ライドシェア問題など/兵タ協・労使懇、運賃でも意見交換
【 神戸 】10月中旬からモニター調査/タクシーマナー向上会議で神戸市
【 神戸 】おもてなし向上キャンペーン/三ノ宮、新神戸乗り場で10月3日
【 神戸 】神戸・阪神間の実働率66%/兵タ協・5月輸送実績
【 大阪 】第2弾は「ハロウィンタク」/さくらタクシーグループ
【 大阪 】南地8日、北新地20日/10月の街頭指導日程
【 大阪 】特殊詐欺の未然防止に感謝/優良乗務員表彰式で府警 
【 京都 】交通空白地の自家用有償運送/福知山市三和町で10月2日から
【 大阪 】現場のモチベーション向上を/近鉄タク労組大会で脇内委員長
【 神戸 】キクヤ交通が1両減車
【 神戸 】扇交通Gが組織再編で合併申請
【 大阪 】東宝タク、代取に坂本氏
【 大阪 】大阪ハイタク労協議長に佐藤氏
【 京都 】エムケイに「エクセレンス認証」/トリップアドバイザーが評価 
【 神戸 】藤商9両→赤とんぼ交通、全部譲渡へ
 
2017年9月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】中国系白タク「違法」をアピール/関空周辺、大タ協が4カ国語のチラシ配布へ
【 大阪 】大阪市域の実働率64%/大タ協・8月輸送実績 
【 神戸 】全但タク、セダン型でデマンド運行/豊岡市内で10月2日実験開始
【 神戸 】ガソリンの共同購入、10月にも/全兵庫・新竹理事長が見通し
【 京都 】初乗り短縮で増収に期待/京都市個人・田中理事長
【 京都 】プライベートリムジンなど/活性化対応で全京・小野理事長
【 神戸 】アプリ配車への対応など/神戸個人が事業者研修会 
【 神戸 】関係団体との近運局長懇談会/兵庫は11月13日開催
【 大阪 】経費節減を労働条件向上に/適正化巡り阪急タク労組・阪本委員長 
【 大阪 】2日間で13社・19人/開園間近の「マム保育園」見学会   
【 大阪 】府警と街頭キャンペーン/東淀川交通安全協会バスタク部会
【 和歌山 】和タ協の地区委員決まる/和歌山地区タク輸送協 
【 大阪 】大タ協、優良乗務員481人を表彰
【 京都 】「ドライバー見守り車載センサー」/オムロン、運転集中の状況を判断
【 東京 】「高速道路乗り放題パス」/インバウンド客を地方へ 
【 大阪 】再び係争事案に/なみはや2社の処分巡って
【 大阪 】バス運転者の過労運転防止セミナー/運輸・労働両局が旅行業者対象に
【 静岡 】スマホをかざして配車依頼/システムオリジン「スマプレ・タクシー」
 
2017年9月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 奈良 】奈良県2地区で貨客混載の社会実験/近畿管内2件目、10月から半年間
【 大阪 】社労士が説く未払い賃金防止策/システムオリジン「セミナー展示会 
【 大阪 】日本城タクが東宝タク買収/当面は社名変更など行わず
【 大阪・奈良 】関空、法隆寺で貸切バスの街頭監査/合計31両、違反事項なし
【 大阪 】関協理事に大阪合同・田中社長
【 神戸 】供給輸送力削減の実効性など/兵タ協、28日に労使懇
【 神戸 】有効期限設け「3年」に/兵協タクシーチケット
【 神戸 】無事故・無違反チャレンジ100/兵タ協、今年度は約130チーム
【 大阪 】組織拡大行動は総選挙後に変更/全自交関西地連・執行委員会 
【 大阪 】次世代の健康管理テーマに/OCHISが10月にセミナー
【 東京 】「くらしの足全国フォーラム」/10月28・29日、都内で開催
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