ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2019年4月15日

    交通界WebNews
最新号ニュース
発行物について
購読のご案内
採用情報
会社概要・沿革
広告のご案内
 
「週刊交通界21」毎月4回情報発信

自家用有償旅客運送の拡大は?
「シェア・ニッポン100」
  
76事例に増えたシェアエコ好事例

 今年3月7日に開催された未来投資会議(議長=安倍晋三首相)での安倍首相による自家用有償力運送の拡大方針はタクシー業界内にさまざまな反応を引き起こした。タクシーの進化を訴えてきたタクシー業界の主張が受け入れられたというのが全タク連の公式見解になるが、個々のタクシー事業者の中にはやはり、「これでは三ヶ森タクシーの提案が実現してしまうのではないか」との危惧の声も根強い。そうした中、足元ではさる4月3日に開催された政府のシェアリングエコノミー検討会議(主査=安念潤司・中央大学大学院法務研究科教授)では、内閣官房シェアリングエコノミー促進室が3月22日に取りまとめたシェアリングエコノミー活用事例集(2018年度版)「シェアニッポン100〜未来へつなぐ地域の活力」が紹介されている。同事例集は昨年2017年度版が取りまとめられ、好事例として他の自治体で参考にできそうなものを全部で100件に至るまで収集、紹介していこうというもので、昨年度版と合わせ18年度版のとりまとめにより全部で76事例に達した。この中から自家用有償旅客運送やそれに類するものを紹介してみたい。

 18年度版の事例集に掲載された案件はすでに触れたように全部で76件。このうち、18年度版で新たに追加されたものは計46件となる。事例一覧は別掲(略)の通りだ。分野別では、「観光振興(民泊)」「子育てなど女性活躍支援(子育てシェア)」「就業機会の創出(クラウドソーシング)」「地域の足の確保(相乗り)」「需給ひっ迫の解消(駐車場)」「その他」に分類される。地域別では北海道から沖縄まで、やはり過疎地が目立つものの、比較的大都市部や都市近郊の例も散見する。
 とはいえ、わたしたちが注目せざるを得ないのは自家用有償旅客運送やこれに類する試みであり、このジャンルについて具体的に紹介してみたい。事例集で「地域の足の確保」に分類されたもののうち、17年度版にすでに掲載されているものとしては、北海道天塩町での「コストシェア型の『相乗り』マッチングサービスを導入し、住民相互の助け合いにより、地域住民の足を確保」という例や、同じく北海道中頓別町での「人口低密度地域における住民共助による地域の足の確保及びソーシャル・キャピタル醸成に向けて『なかとんべつライドシェア(相乗り)実証実験』を実施」というものが有名だ。いずれも本紙でも報道しているし、中頓別町での試みは、住民とドライバーのマッチングをウーバージャパンが担当したことで業界の耳目を集めたことも記憶に新しい。

新たに46事例追加
 18年度版で新たに追加された事例は46件になるが、このうち「地域の足の確保」に関係するものは4件で相対的には少ない方だ。
 具体的に件名を紹介してみると、宮城県石巻市の「地域コミュニティで楽しく住民が主体的に運営する寄付車のカーシェアにより、地域色のある外出支援活動を市内9地域で展開」や、同・気仙沼市での「市の公用車にカーシェアリングの仕組みを導入することで観光客等も車両の使用を可能とし、地域の二次交通の多様化を図る実証事業を実施」などのほか、三重県紀北町の「『住民による住民の移動手段の確保』という新たな方式『あいのり運送』実証事業を実施し、その実現可能性や有効性及び諸課題について検証・抽出」、大阪府池田市の「『都市型過疎』の地域交通改善に相乗りを活用し、外出を促すことでまちの活性化を図る」というものがあげられている。
これら4例のうちカーシェアによる枠組みを用いる例を除き、三重県紀北町、大阪府池田市の事例をもう少し詳しくみてみよう。
 紀北町は05年の2町合併時から人口が約20%減少し、高齢化率は約43.3%と非常に高い、町内唯一のタクシー事業者が16年12月に廃業し、自由な移動手段が存在していない。乗合バスは交通事業者による地域間幹線が2路線、町が廃止代替バス1路線とコミュニティバス2路線を運行しているが、公共交通空白地が16か所存在しているため、移動手段のない住民が増えており、買い物や病院への通院などで自由に外出できない状態にあり、交通手段の確保は喫緊の課題になっているという。このため、18年9月18日から90日間の実証実験を開始し、地域で自家用車を所有する住民がその車を使って、移動手段のない住民をドア・ツー・ドアで目的地まで移送することにした。自家用自動車有償運送に該当しており、道路運送法で定められた「公共交通空白地有償運送」の登録を受けて実施されている。

90日間で244運行、延べ370人が利用
 運転者は8人の登録があり、運転者講習、運行前後の点呼、車両点検、地震発生時の対応など安全の確保にも務めたとされるほか、利用者は127人の登録があり、90日間で244運行、延べ370人が利用したという。「あいのり運送」への満足度は肯定的な評価が70%以上、事業の必要性の認識については97%が肯定的な意見だったとし、ドライバー側からも「将来の自分にとっても必要である」との認識が高かったという。 今後の課題については、@事故発生時に運転者の責任となる心理的な負担や、拘束時間に見合った報酬が担保されないなど、継続して運転者を確保する体制が未整備A町内全域での運行や、早朝夜間の運行など、町民のニーズに合った運行の検討B許認可の要件、他の交通事業者との整合性、安全な運行管理の確保、町の財政負担など、今後継続して実施していくための運営形態の検討C19年中に、町として方向性を整理し実施予定―をあげている。

「都市型過疎」の課題
 次に大阪府池田市の取り組みだが、池田氏伏尾台地域は、昭和40年代に開発されたベッドタウンで開発初期からの住民が高齢化する中、2世代目、3世代目が就職や結婚で街を離れ、ピーク時には7200人余りいた人口も、現在は5500人余りで、20年後には4000人を切ると推計されているといい、「市内で最も急速に高齢化と人口減少が進む『都市型過疎』ともいえる地域だ」としており、同地域では公共交通のみでの移動が困難になっているとする。
 このため、池田市では、地域住民協働のプラットフォームである「伏尾台創生会議」のメンバーを中心に、高齢者や子育て世代などが地域の主要施設やバスの停留所等がある伏尾台センターと自宅をつなぐための足の確保を実施することとし、普段から地域内をパトロール車で巡回しているボランティアドライバーの自家用車や運転能力を活用した相乗り交通を行うことを決めた。
 12人がボランティアドライバーとして登録し、約2カ月で18人の住民が延べ51回利用した実績があるとする。ただ、前述の紀北町などと比べても利用回数はやや少なく、利用した人にとっては確かに便利だったかもしれないが、地域としての切迫感にはやや欠ける面があったかもしれない。
 今後の課題には、@現状、伏尾台地域は過疎地域ではないため、交通事業者との協議の中で、限られた運行範囲・運賃設定等によるサービス設計となる。このため、今回の実証実験の結果からサービス設計の見直しが必要Aチラシ配り等広報活動に即効性がなかったため、継続的な認知度向上に向けた取り組みが必要。今後は広報やツアーの実施など認知度向上に向けた取り組みを継続する(試乗会、シェアエコ住民説明会の開催等)―をあげている。

「タクシーにできること」をPR
 過疎地における公共交通空白地有償運送は、今後もわが国における人口減少、高齢化のトレンドが変わらない限り増え続けることはあるいは避けられないかもしれない。海外のライドシェアプラットフォームもそこに目をつけており、タクシー業界側もそれに気づいているからこそ、全タク連として「乗合タクシー事例集」を作成し、乗合タクシーの路線拡大に躍起になっているものの、人口減少・高齢化と乗合タクシー路線拡大は時間との競争でもあり、ゴールはなかなか見えない。
 また、池田市の取り組みのような例は、人口減少・高齢化のトレンドが大都市近郊に押し寄せてきつつあり、多摩ニュータウンに代表されるような大都市近郊のベッドタウンの将来を暗示する。あるいは未来投資会議での安倍首相の発言もこの事態を見越したことだったと言えるのかもしれない。
 タクシー業界としてはなかなか容易なことではないが、「タクシーにできること」を自治体に向けてPRする必要がいままで以上に高まってきたことは間違いない。(了)
<Topへもどる>

No.768 4月15日  主な内容
■巻頭人物:大田 弘子氏(規制改革推進会議議長)
■気になる数字:2.05件  
    法人タクシー車両1万両当たりに換算した死亡事故件数の全国平均
■トピックス
:自家用有償旅客運送の拡大は?
         〜「シェア・ニッポン100」76事例に増えたシェアエコ好事例
:国家戦略特区でも「NPO絡みしか」
         〜滋賀県大津市の自家用有償提案巡って片山・規制改革担当相
:配車アプリは依存症になると抜けられなくなる
         〜大タ協元経営委員長・牛島憲人氏
:5・5→5・2 運賃改定待たずに 〜敷島交通(大阪市)・松永寛子社長
:<シリーズ> 2019春闘―産別・労組はいま 〜全国中立労組政策推進会議
:働き方の実相を多面的に集計・分析  〜タクシー乗務員1万人アンケートから
■東西往来
:不足金減額以上に伝えたかったこと / 新時代で職務・役割に変化?
■この人この言葉
:保岡 政利氏 / 舞弓 義隆氏 / 成川 邦彦氏 / 藤本 和往氏
■シャッターチャンス
:自家用有償旅客運送の前提防衛 / 改善を繰り返してこそ高評価に
:新時代の「移動」に思いを馳せる / フリーターと「Win・Win」
<Topへもどる>
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 MaaS対応を本格化へ
   原資確保、データ提供のあり方など検討
    関自無協理事会で高野会長

【 東京 】関東自動車無線協会(高野公秀会長)は11日、千代田区の自動車会館で19年度第1回理事会を開き、5月16日に千葉市の東京ベイ幕張ホールで開催する19年度総会提案議題の18年度事業・決算報告、19年度事業計画・予算案および役員の一部改選、功労者表彰などについて承認した。高野会長は昨年の大阪北部地震、北海道地震など災害時に交通網がマヒした際に通信の役割がクローズアップされるなど、タクシー無線などによるスムーズな情報伝達による安全確保情報が重要だとし、改めて「協会としては常日ごろから災害に備えた体制整備を図る活動をしていく」と強調した。
 また、スマホアプリ配車について高野氏は「海外ではもう一段進化したモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)の新しいサービス形態が登場し、(無線事業に)直接影響を及ぼし、近い将来に取り入れざるを得ないサービスになっていく」とし、その上で「MaaSに参画していくにはそれぞれが持っているデータ、車両の位置情報、運行履歴などの情報を開放し、MaaS事業者が使いやすくすることが条件になる。われわれとしては設備投資、それを構築する資金も必要だ。われわれの収入は運賃が基本であり、その原資をどう工面するか、データを無償提供するのか、あるいは付加価値をつけて有償とするのか、今後検討が必要になる」と述べた。
 関自無協は1960年に設立され、59年間これまで自営無線を使った配車効率化、高度化を進めてきたが、高野会長は「これからはいままで以上にAI、IoTを使った新しい通信システムの仕組みを調査し、会員に情報提供していくことが重要になる」と述べた。なお、3月末現在の会員数は888会員に対し、入会7、退会31などで会員数は863会員となっていることから、協会加入メリットをどう打ち出すかも課題。MaaSの進展などで無線環境はますます複雑になる中、MaaS事業者に対し(タクシー無線の)立ち位置を的確に主張できる団体が必要だとの認識を示している。
 19年度業務執行計画では組織の充実・拡大、無線局の許認可支援業務、無線デジタル化推進の貫徹などに加え、全自無連が開発・提供を進める「タクシー利用検索アプリ(仮称)」について今年度は試行運用とする方針だが、関自無協では会員事業者にアプリ掲載情報の確認作業を求めるともに、修正作業に必要なID、パスワードを割り当て、今秋から運用をスタートさせたいとする。
 なお、役員の一部改選では上澤彰(東京・東京無線協組)、中島通(東京・日個連都営協)、植原和信(栃木・栃木交通)の3氏が退任、新たに坂本篤史(東京)、冨本哲哉(同)、新井勝(栃木・今市タクシー)の各氏が選任された。
 関自無協はこれまで「元号表記」としていた事業計画・予算などの協会文書について4月から」西暦表記」に改めた。改元などから混乱を生じるとして事務局が提案、今回用意した議案書などは全て西暦表記とした。なお、上部団体の全自無連は、事業年度が5月から開始されることから従来通り関係文書は元号表記を続ける。
〔4月13日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2019年4月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】MaaS対応を本格化へ/原資確保、データ提供のあり方など検討/関自無協理事会で高野会長
【 横浜 】初乗り短縮運賃、評価と期待/神タ協・伊藤会長「利用者にPR」
【 東京 】特区・武三と多摩、運収総額で明暗/東タク協 2月の全社輸送実績
【 東京 】無車検、救護義務違反根絶へ/都個協理事会、指導強化を要請
【 東京 】白タク合法化の「突破口」/自家用有償拡大で自交総連「見解」
【 東京 】18年度1兆8874億円/シェアエコ協会が市場調査結果
【 福岡 】宮崎全県の運改審査へ
 
2019年4月13日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】多摩の総営収、落ち込み大きく/特区・武三も迎車回数の伸び鈍化/東タク協 3月の原計輸送実績
【 東京 】賃金統計「現場の認識と乖離」/全自交・松永書記長が違和感
【 東京 】UDタク利用のスロープ配備/36施設 東タク協HPで公開
【 東京 】変化に負けない活動を/東タク協・女性経営者の会総会
【 東京 】交通事業者の接遇研修プログラム/東京オリ・パラに向け国交省
【 東京 】31人が自身の運転状況チェック/警視庁の高齢乗務員安全教室
【 東京 】ライドシェア意見書191議会に/労働8団体、クルー体験も集約へ
【 横浜 】栃木の運改要請、70.37%に
【 横浜 】都市型ハイヤーの全部譲渡認可
 
2019年4月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「NPO」等前提の現行要件堅持/自家用有償旅客運送拡大で国交相/参院・国土交通委で質疑
【 東京 】自民党議連4月16日開催へ/投資会議の首相発言フォローアップ
【 東京 】次世代無線、アプリに対応/全自無連、19年度重点活動方針
【 東京 】運転者「不足していない」が4割超/ハイタク労働8団体「1万人調査」
【 広島 】ウーバー、広島でタク配車開始
【 東京 】ヒヤリハット情報の提供を/交通共済協組・保岡副理事長
【 横浜 】19年度第1回のUD研修/神タ協、全県から69人参加
【 東京 】LPG、CP先物は先安に
【 新潟 】長野県A・B両地区の運改審査へ
【 高松 】高知県郡部地区、運改審査へ
【 東京 】初戦は毎日タク労組が勝利/中労協野球大会が開幕
 
2019年4月10日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク事業者「参画」の解釈で隔たり/自家用有償旅客運送の拡大巡って/規制改革推進会議と国交省
【 東京 】法人は1年間で584人減/東タクセン、3月末の運転者証等交付
【 東京 】五輪組織、未だ委託料提示せず/乗務員など1050人の供出要請
【 東京 】UDタク、全国で1万両超える/全タク連・ケア輸送委で報告
【 東京 】延長8地域、新規1地域/特定地域指定で運輸審に諮問
【 東京 】英語検定乗務員、新たに20人/東タクセン、合計292人
【 東京 】国交省など「グリスロ」実証実験公募
【 横浜 】2月末で1カ所閉鎖、34カ所に/神奈川県下のLPGスタンド
【 東京 】自家用有償旅客運送拡大で真意質す/自交東京が東タク協要請行動
【 東京 】春闘集会で戸崎教授が講演/グリーンキャブ3労組
 
2019年4月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】若者が入れる産業イメージを/2種免取得要件の緩和に期待/全タク連労務委で武居委員長
【 東京 】乗合バスの経営統合、要件緩和へ/未来投資会議が方針
【 東京 】新たに「卓上クリップスタンド」/交通共済、事故防止POP
【 東京 】18年度、重傷事故が3割減少/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】女性経営者の会、12日に総会
【 東京 】10%未満へ「あと一歩」/東個交通共済、18年度の事故発生率 
【 横浜 】栃木県地区の運改要請、7割超
【 福岡 】九運局、管内3地区の運改審査へ
【 東京 】日交、ハイグレード指定料金改定
【 東京 】月1回「英会話教室」/実用興業、明け番にあわせて
【 横浜 】ライドシェア推進、慎重に/相模原市議会が意見書
【 東京 】9社を永年登録表彰/3月のグリーン経営認証
【 東京 】緑ナンバー崩壊の危機/自家用有償拡大で全中労・北里議長
【 東京 】多摩等の運改、乗り控えを懸念/全中労東京・小島議長
【 東京 】「auPAY」に対応へ/JpnTaxiの決済タブレッ
【 東京 】「忖度」発言の塚田氏辞任/副国交相、後任に牧野京夫氏
【 横浜 】関運局、コンドルG内の合併認可
 
2019年4月6日号−2 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】平均年収348万3200円/「平均超え」は6都府県のみ/18年賃金統計、全産業平均との格差はやや改善も…
【 東京 】整備管理者研修の明確化など/国交省が通達改正
【 東京 】全大個の「75歳定年制見直し」/全個協「若返り」方針と矛盾
【 東京 】タク事業者の救援事業/国交省が通達の一部改正
【 東京 】女性ドライバー応援企業に11社
 
2019年4月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】大手と国内中小の線引きで賛否/新経連はGL等にも抵抗感/シェアエコ検討会議、PF規制強化巡って意見交換
【 東京 】後席サイネージの運用開始/「みんタク」まず5社3000両
【 東京 】DeNA「MOV」京都進出/3グループ5社と協業合意
【 名古屋 】HV技術等の特許を無償開放/トヨタ、市場拡大でEV化に対抗
【 東京 】タクシー利用の移動支援/西東京市、地元2社と実証実験で調印
【 東京 】事故防止対策の優秀協会など審議/全タク連・交通安全委員会
【 東京 】今年は「自損事故ゼロに」/実用興業が安マネキックオフ
【 東京 】消費増税で手数料等引き上げ/NASVAが新料金提示
【 さいたま 】ハイヤー乗務員向け英会話教材/日の丸リムジンが専用オリジナル
【 東京 】成績優秀など68人/八洲自動車が乗務員表彰式
【 東京 】一時金など前年同額/京自労が春闘妥結
【 東京 】春駒交通労組の加盟承認へ/全自交東京地連、7単組に
【 訃報 】中條濱男氏(中條基成・東京交通社長の父)3月30日死去。87歳
 
2019年4月3日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク・ハイヤー乗務社員137人/創業100周年記念ロゴも披露/国際自動車グループ・入社式
【 東京 】6社・団体に7人の新卒者/東京無線が初の合同入社式
【 東京 】LPG、4月CPも値上がり
【 横浜 】JPNタクの車いす乗降研修/神奈川県下全事業者対象に実施へ
【 横浜 】2月末から54人減/京浜地区の運転者証交付
【 東京 】三和交通も新卒者入社式・太田社長「柔軟な活躍に期待」
【 東京 】東タク協、総務部次長に鈴木氏
【 東京 】LGBT向け就活イベント/日の丸交通が初出展
【 東京 】事務所閉鎖時期は未確定/東旅厚年基金、つばめタクとの訴訟で
【 東京 】FCVタク等の導入助成/地域交通グリーン化事業公募 
【 東京 】貸切バスの下限割れ運賃防止/国交省、取引書面の記載追加へ
【 東京 】恒例「お花見&BBQ大会」/新卒者も参加、日の丸深川労組
【 東京 】JAL搭乗者にクーポン/JpnTaxiが協業開始
【 東京 】国交省人事(1日付)
<Topへもどる>
 
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 5・5遠割是正、近く結論?
    オービーシーG、乗務員の4分の3超が賛意

【 大阪 】オービーシーグループ(中原三朗代表、東大阪市、103両)は近く、5・5遠割の是正について最終方針を決定する。今月上旬に実施した乗務員アンケートでは回答者の8割近くが是正に賛意を示しており、近日中に開く社内会議で異論なく合意が得られれば、10月1日の新運賃との同時実施で「期限」とされる6月末を念頭に方針を定め、全乗務員に周知するもようだ。
 アンケートは4月第1週に、各営業所の全体点呼で趣旨を伝え、初乗り短縮による運賃改定、5・5遠割の是正について、「任意・無記名」で実施。99人が回答を寄せた。5・5是正については50人が「5・2への変更」に賛意を示し、「5・5継続」は24人にとどまった。「遠割なし」18人、「9・1」7人を加えれば75.8%が是正に賛成している勘定だ。
 中原氏は12日、本紙記者との懇談で「意見が拮抗するかと思ったが、そうではなかった。私個人としても前々から適正労働に適正利潤が担保されないような5・5遠割は異常だと思っていた」とコメント。服部順一・総務部長も「日報を見ても夜で5000円超えは1〜2回程度で、ご乗車いただいている6割の方々が地域の人たち」と説明し、「(是正の影響は)それほど大きくないと思う」と述べた。
 一方、初乗り距離短縮による運賃改定については、「近隣各社と同じ運賃にしてほしい」49人、「グループ独自の運賃で構わない」38人、「その他」12人―という結果が示された。
〔4月13日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2019年4月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5・5遠割是正、近く結論?/オービーシーG、乗務員の4分の3超が賛意
【 大阪 】配車アプリは各社判断/交友会協組「統一せず」
【 大阪 】呼出電話、新たに2施設に/大阪無線、府下289台
【 神戸 】若年雇用と高齢者雇用を併存で/松崎・兵庫陸運部長
【 神戸 】新規発行の減少続く/神戸市議の運転者証交付
【 神戸 】マナー向上の対象地域拡大/兵タクセン、次回会合で確定へ
【 大阪 】関協、防犯ボード発注
京都 】歩合給による残業代処理/大阪高裁判決、会社側敗訴
【 大阪 】府警本部交通部長が日タク訪問/G20対策などで懇談
【 大阪 】業界団体総会もシフト
【 大阪 】「1日1車4件程度」/DiDiアプリ導入の一番
【 奈良 】高円交通が本社移転へ
【 奈良 】ハラスメント条項追加、さらに1社
【 神戸 】兵個協が陸運部長表敬
【 大阪 】泉州交通圏で新規許可申請
【 大阪 】近運局、2社車停処分
 
2019年4月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大津 】片山担当相「NPO絡みしか」/大津市の自家用有償特区提案巡って
【 大阪 】北新地、不法駐停車は大幅減/18年度集計、乗り場外乗車増える
【 大阪 】大運支局、3月の苦情33件
【 大津 】申請手数料一部値上げへ/滋賀県タクシー登録センター
【 大阪 】観光夢めぐりの事業許可取消/タクセン負担金未納布で25日付
【 京都 】ユニオン「PayPay」拡大へ/Jpnタブレットは8月以降
【 大阪 】5月20日に大阪で労使セミナー/交通労連ハイタク部会
【 大阪 】5・5是正、運改と同時実施は?/「付和雷同」で変革に遅れの声も
【 京都 】講習会は専門知識習得目的に/渉外担当連絡会、19年度事業計画
【 京都 】5月15日に人権啓発活動/京運支局関係団体、京都駅前で
 
2019年4月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運改へ地域協、5月30日開催/大タ協、利用者懇談会6〜7月で調整
【 神戸 】申請進まぬ但馬地区/兵庫北部の運改巡って
【 大津 】近江タクシー社長に磯谷氏/滋タ協副会長の小山氏退任
【 大阪 】規制緩和圧力強まる?/大阪W選の結果に業界警戒
【 大阪 】早急に対策必要/日本城タクシー・坂本社長
【 京都 】消費税の転嫁方法検討/京タ協、25日に経営委
【 神戸 】「1.5キロ650円」に理解/神戸市域の運改で労組側
【 大阪 】5月15日に街頭キャンペーン/東淀川交安・バスタク部会
【 東京 】北摂交通圏の新規指定など/特定地域指定で運輸審に諮問
【 神戸 】推奨の「MOV」7割→5割/兵協が加入要件引き下げ?
【 奈良 】「PayPay」奈良で売り込み
【 大阪 】第一交通が「子どもサポートタク」
【 京都 】東本願寺北側の公衆トイレ/業務センターが利用時の注意文書
【 大津 】今年も「ありがとうフェスタ」/近江鉄道Gが5月18日
【 大阪 】貸切バス事業者を事業停止処分
 
2019年4月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「ステルス値上げ」の見方を否定/初乗り1.7キロ巡って 牛島・元大タ協経営委員長
【 大阪 】近自無協 25日に正副会長会議など
【 神戸 】兵庫北部の運改申請、47.17%に
【 大阪 】認可されれば10月待たず/5・5是正で敷島交通・松永社長
【 大阪 】「タイム―バー」にも配慮を/全大個、譲渡譲受で大運支局長に
【 大阪 】JpnTaxiの決済タブレット/オービーシーG、7月から順次搭載
【 大阪 】3単組が春闘妥結/私鉄関西ハイタク労連
【 神戸 】高卒フリーターに狙いを/2種免取得要件緩和に期待
【 大阪 】担い手は不法就労外国人など?/ライドシェア巡り日本城・坂本社長
【 大阪 】阪急タク、桜井駅の呼出電話廃止
【 京都 】「MOV」導入をHPでアピール/アオイ、洛東両グループ
【 大阪 】大阪ハイタク労協が春闘学習会
【 神戸 】神出タク→西神交通、全部譲渡
【 神戸 】三社交通、預り休車2両
【 大阪 】エムティー社長に井澤氏
【 大阪 】近運局、泉州で新規2件許可
【 大阪 】都市型ハイヤーの新規許可申請 
【 大阪 】ケーエフ、住所変更届
【 大阪 】RoyalCharter、休止届
 
2019年4月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】DeNAが京都進出/3G5社と「MOV」で協業合意
【 神戸 】社保庁がタク業界に照準/加入状況調査を強化
【 大阪 】大タ協、22日に労使懇小委
【 大阪 】組織の責任体制「不明確なまま」/「過去の出来事」編纂の薬師寺氏
【 大阪 】配車PFの営業攻勢さらに/中小事業者は「静観でも遅くない」
【 神戸 】キャッシュレス還元事業/申請者への通知は今月上〜中旬?
【 大阪 】「工場夜景タク」本格運行開始/大阪第一交通が堺市と連携
【 大阪 】ウーバー手数料、団交で追及へ/自交総連・未来都労組
【 大阪 】ライドシェア合法化阻止/自交大阪、15日に宣伝行動
【 和歌山 】慎重審議求める意見書/対ライドシェアで和歌山市議会
【 大阪 】インタク認定に係る語学研修/大タクセン、19年度は英語のみに
【 京都 】プリカ等のサービス終了へ/キャッシュレス移行で都Gも
【 大阪 】近畿タクシー女性連絡会/発足に向け23日に懇談会
【 東京 】LPG、4月CPも値上がり
【 神戸 】「電子チケット」の導入検討を/神戸市域の事業者間で浮上
【 東京 】プレミアム商品券対策も/消費税率引き上げに備え
【 大阪 】大阪再生の会が合同決起大会
【 大阪 】運輸、労働両局交渉/大阪交運共闘が23日
【 大阪 】未来都「魅惑の奥さんタク♥…」顛末
【 大阪 】新年度役員選出/自交総連・日本城タク労組
 
2019年4月3日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】都市型ハイヤーも乗務員登録を/新規ラッシュで安全確保に懸念
【 神戸 】優良事業者・運転者制度/神戸市域でも検討求める声
【 大阪 】DiDiアプリ等の取り扱い/交友会、特別委で検討
【 大阪 】決済手数料引き上げ視野に/キャッシュレス還元策への対応
【 京都 】JpnTaxi決済タブレット/ヤサカG導入決定、プリカは廃止へ
【 大阪 】DiDi配車、全体の10%に拡大/ワンコイン八尾「手数料ゼロ」延長
【 大阪 】「倍々ゲーム」で依頼増/DiDiアプリ導入の新東宝タク
【 大阪 】法人運転者、2月末から86人減/大タクセン、3月末の運転者証等交付
【 大阪 】タク4地区、都市型ハイヤー1地区/近運局、運改審査の開始決定
【 大阪 】「インタク」案内ページ/大タクセンHPに開設
【 神戸 】龍野タクが全部譲渡申請
【 神戸 】LPGの委託販売拡大/神戸個人、新たに4店舗
【 京都ほか 】LINEPayのキャンペーン/京都、滋賀のエムケイG
【 大阪 】春秋の警察講習と毎月の社内講習/ダイトタクG、事故防止の自助努力
【 大阪 】ウーバー等「ギグ労働の成れの果て」/日本城・坂本社長が英の指摘本で警鐘
【 京都 】京タ協幹部が新支局長表敬
【 奈良 】奈タ協幹部は5日に表敬 
【 大津 】滋タ協理事会、19年度予算案など承認
【 和歌山 】和運支局長らが和タ協訪問
 
<Topへもどる>
 
 

Copyright(C) 2009 kohtsukai Co.,Ltd All Right Reserved  株式会社 交通界  無断転載禁止