ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2020年1月20日

    交通界WebNews
最新号ニュース
発行物について
購読のご案内
採用情報
会社概要・沿革
広告のご案内
 
「週刊交通界21」毎月4回情報発信

通常国会開会――
 無視できない法改正論議
 
気がつけばそこに自家用有償旅客運送

 国交省は昨年12月24日、交通政策審議会交通体系分科会の地域公共交通部会(部会長=中村文彦・横浜国立大学副学長・教授)の19年度5回目の会合を開き、中間とりまとめ案を提示した。今春にも最終取りまとめとして確定させ、その内容を反映した地域公共交通活性化再生法と道路運送法の改正を目指す。いずれも、昨年6月に閣議決定された「成長戦略フォローアップ」において、「地域交通について、多様な主体が連携・協働し、AIなどの新技術・サービスの進展も踏まえた地域の取り組みを促進するための計画・支援制度等のあり方の検討を行い、2020年の通常国会を目指し、地域公共交通活性化再生法などの見直しを検討する」とされたことを受けたものだ。中間取りまとめ案を俯瞰することで見えてきた風景とはどんなものか、改めて紹介する。

地域公共交通部会の設置と開催
       〜オブザーバーとしての参加

 交政審の地域公共交通部会は2006年に初めて設置され、地域公共交通活性化再生法の制定に向けての議論が行われ、その後は14年の同法改正に向けて下敷きとなる議論を行っている。今回も同法の再改正に向けて19年9月に部会としての活動を再開し、昨年中は4カ月間に5回の会合を開催し、中間とりまとめ案の策定にまで漕ぎつけている。
 委員および臨時委員の構成は別掲(略)の通りだが、ほぼ学識者と自治体の代表で成り立っており、交通事業に直接かかわりを持つのは交運労協の住野敏彦議長の名前を見るだけである。タクシー業界を代表して全タク連からは田中亮一郎・副会長兼地域交通委員長が参画しているが、あくまでオブザーバーという扱いにとどまる。オブザーバーにとどまるのはタクシー業界のみならず、鉄道、バス業界も同様だ。

地活法前回改正時からの環境変化と課題
 中間とりまとめ案では、14年の地域公共交通活性化再生法改正以降の地域公共交通をめぐる社会経済情勢の変化について、@ 人口減少の本格化A 高齢者運転の問題の顕在化B 運転者不足の深刻化C 公共交通確保・維持のための公的負担の増加D AI・Iot 等のイノベーションE インバウンドの急増―の6項目を課題にあげている。
 同法制定後あるいは法改正後も自治体をはじめとする地域が主体となって、計画的なまちづくりと連携し、地域公共交通の確保・維持等の取り組みが進められてきたところであるが、この間も引き続き、公共交通の利用者の減少や、公共交通事業者の赤字運営等が課題となっており、これらに加えて、人口減少の本格化、高齢者運転の問題の顕在化、運転者不足の深刻化、公共交通確保・維持のための公的負担の増加等、地域公共交通の安定的な確保・維持をめぐる環境はますます厳しくなっている―とする。一方で、インバウンド急増による観光地への移動や観光地内の周遊のニーズの増加がみられ、また、第4次産業革命やSociety5.0の進展を踏まえたAI・技術の進展、スマートフォンの普及により、MaaSと呼ばれる個人単位の需要に応じた、よりパーソナライズされた移動サービスが実現し、地域公共交通の確保・充実に活用することが可能となっている―と指摘する。
 また、中間とりまとめ案では、地方部における移動手段の確保について、「将来的には、自動運転によるサービスの提供が効果的な対策の一つになると考えられるが、その本格的な普及までの間は、自らの運転だけに頼らずに暮らせる社会の実現に向け、公共交通を地域の移動手段の中核と位置付け、その確保・充実を図る必要があると考えるべきである。このため、本部会においては、自治体や交通事業者からのヒアリング、委員等からのプレゼンテーション等を通じ、@地域公共交通活性化再生法の計画制度等の法的枠組みのあり方A道路運送法の自家用有償旅客運送等制度のあり方BMaaSの普及に向けた制度のあり方について議論を行ってきたところであり、それを踏まえ、この度、以下のとおり中間とりまとめを行う」―と冒頭で説明している。

地活法改正で大枠を規定
 地方部において地域の人口が減少し、需要が少なくなることで乗合バスの採算が悪化し、また、労働力人口も同時に減ることで乗務員の確保に困難をきたし、結果として減便や路線廃止に追い込まれ住民の足がなくなるという負のスパイラルが発生しつつあることは容易に想像できる。このため、ざっくり言えば地活法の改正は、地域における移動のためのリソースを総動員して、地域の関係者総出で知恵を絞ろうというものだ。中間とりまとめ案では「地域が自らデザインする地域の足」という打ち出しを強めており、現行法における地域公共交通網形成計画などの仕組みを評価した上で、法改正によりこれを「地域公共交通計画(仮称)」に押し進め、持続可能性のある地域の移動手段となるサービスの提供の確保という次のステージへの移行の必要性を強調する。
 地域の移動のためのリソースの総動員という考え方を基に、改正地活法の大枠の中で、モードの一つとして自家用有償旅客運送を位置づけることはタクシー業界関係者にとっては小さくないインパクトがあり、トピックと言えるだろう。

自家用有償旅客運送の拡大
        〜過疎地から交通不便地域へ
 鉄道、バス、タクシーと並んで一つのモードとして地活法の中に自家用有償旅客運送が位置付けられるとともに、改正道運法においてそのあり方、運用等が明確化される。
 中間とりまとめ案では、「郊外・過疎地等における移動手段の確保」との1項目が設けられ、そこには「地方部を中心に、高齢者等が自家用車のない生活への不安が強く、移動ニーズに対応した移動サービスを確保するためには、公共交通の経営環境がますます厳しくなる中、地域の努力や創意工夫を反映しつつ、地域に潜在する資源も十分に活用して、効率的かつ効果的な支援を持続して行うことが必要である。その際、自治体、交通事業者等の地域の関係者の協議の下で、路線バスについては、生産性の向上を図るとともに、地域の実情に合わせてダウンサイジング等(車両の小型化、運行経路やダイヤ(頻度等)の見直し等)を行いつつ、自治体の公的負担によるコミュニティバス、乗合タクシー、タクシー(乗用)等の運行、さらには自家用有償旅客運送の活用、スクールバス、福祉輸送等の積極的活用、物流サービスとの連携により、地域の暮らしや産業に不可欠な移動手段を持続的に確保できるよう、既存の制度についてわかりやすく整理し、手続の簡素化など柔軟な制度整備をすべきである」との記述も見られる。
 さらには具体策として、「自家用有償旅客運送については、現行の地域公共交通活性化再生法ではその位置づけが明らかになっていないが、公共交通機関を補完して、地域における旅客運送サービスを担う手段として明確に位置づけることが重要である。また、安全・安心な輸送サービスの提供を促進するとともに、実施主体の負担を軽減し、地域における協議を前提のもと、その実施の円滑化を促進することが重要である。このため、交通事業者が委託を受ける等により実施主体に参画し、運行管理を含む運行業務を担う交通事業者協力型自家用旅客運送制度(仮称)を創設し、合意形成手続きや申請手続きの簡素化等の特例措置を講じるとともに、交通事業者が委託等を受けやすくなるよう委託環境を整備する必要がある。加えて、自家用有償旅客運送の実施にあたって必要な地域の合意について、関係者の全員同意が必要であるという誤解により建設的な協議が行われにくいケースがみられるため、そのような事態が生じないように整理する必要がある。また、インバウンドを含む観光ニーズの取り込みにより、生活交通も含め、地域交通の持続性を高めるとともに、観光客の移動ニーズに対応し、地域の観光資源の活用を図るため、地域住民だけでなく観光客を含む来訪者も対象とすることを法律において明確化する必要がある」と記述されている。
 中間とりまとめとして成案が得られる段階で多少の記述の変化はあったとしても大意については大幅な変化はみられないだろう。郊外・過疎地等における移動手段の確保と銘打たれてはいるが、観光客等の移動ニーズも自家用有償旅客運送で満たすこととなれば文字通り郊外・過疎地にとどまるという保証はないように思う。これは昨年までの規制改革推進会議と国交省との議論の経過に照らしても、地域や対象の拡大は避け得ないと予想される。

今後のスケジュール
 中間とりまとめ案に対する委員からの意見は昨年12月24日の会合ですでに出尽くしている格好で、成案に向けての文言の修正は部会長に一任されている。年明けの遅くない段階で中間とりまとめとして公表し、その後は今春を目途に最終取りまとめを行う予定だ。
 通常国会では年度内に予算案および予算関連法案の審議が行われ、通常の法案審議は4月以降になる。オリンピック等もあって大幅な会期延長が見込まれにくい今年の状況からすると日程はタイトだが、地活法改正案、道運法改正案の会期中成立は十分可能と考えられる。自家用有償旅客運送については、運用通達の中で細かな制度設計もなされるとみられ、交政審部会としての取りまとめはもちろん、国会審議、成立後の通達策定にも大いに関心を払いたいところだ。(了)

<Topへもどる>

No.802 1月20日号   主な内容
■巻頭人物:川鍋 一朗氏(東京ハイヤー・タクシー協会会長)
■気になる数字:26.0% 
        ハイタク事業場の改正基準告示違反、最大拘束時間がトップ
■トピックス
:通常国会開会 〜無視できない法改正論議
:業界にのしかかる「経済産業省」という問題  〜ライドシェア問題は大丈夫か?
:四半世紀ぶりの運改を前祝い 〜大タ協年賀会、2月1日へ準備怠りなく
:「謝ってくれなかった」それがクレームに…  〜東タクセン指導・苦情案件
:本格運行スタート 〜市街地を走るデマンド型乗合タク「おでかけ号」
:和歌山県全域でDiDi配車開始 〜国内22エリア目、7社300両規模で
:働き方改革をフォローの風に 〜交通労連関西地総 年賀会
:2020年は「健康元年」 〜オービーシーG 新年祝賀会
:<スポット> 奈タ協執行部が自交部長訪問
■東西往来 
:小さな応援団が当選祝い / 結束して「繁栄の子年」に
■この人この言葉
:太田 宏氏 / 神田 康裕氏 / 境野 祥一朗 氏 / 福井 勇氏
■シャッターチャンス
:開会する通常国会の議論に注目 / 若者にとりタクシーは良い産業
:就職氷河期世代の取り込み / 同一地域・同一運賃はどこへ?
<Topへもどる>
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 新しい乗務員層を切り開く
   進化の設備投資は労働者のためのもの
      3団体賀詞交歓会で全タク連・川鍋会長

【 東京 】全タク連(川鍋一朗会長)、全自無連(野公秀会長)、関自無協(同)の3団体は17日、千代田区の経団連会館で合同新年賀詞交歓会を開き、関係事業者多数が出席したほか、政官界からも多数が駆け付けた。
 川鍋氏はあいさつで、昨年の運賃改定先送り問題決着に改めて謝意を表明するとともに、「これほどまでに政治の力を肌に感じたことはなかった」と振り返った。また川鍋氏は「本年でタクシー業界は109年目を迎える。最初の100年よりもこの9年、さらに直近の3年でタクシーは非常に進化していると思う」とし、初乗り距離短縮運賃やアプリ配車の広がり、多言語対応やUDタクシー車両の普及を改めて評価した。また、タクシーの進化のための設備投資は「すべて労働者のためのものでもある。労働環境を良くし、中年、日本人、男性はもちろん、若い人、外国人、女性など新しい乗務員の層を切り開く、そのための第一歩とする投資にしたいと考えている」と強調し、協力を要請した。

〜全自無連・野会長「Iotに積極対応」
 野氏はあいさつで、5G時代を迎え、本年がIotとモビリティの社会が本格化する年と位置付け、トヨタ自動車やソニーの動向なども踏まえ、「自動車業界や電機業界という垣根がなくなり、ボーダーレス化が進む。平成の時代にはデジタル無線やアプリで社会の変化を支えてきた。令和の時代もMaaSといった鉄道、バス、タクシーなどをシームレスで繋ぐ移動サービスの提供を社会変革の動きに合わせて進めていくことが肝要だ」と述べ、全タク連、全自無連がIotが支える時代の変革に積極的に対応していきたいとの意向を表明した。
 来賓では国交省の佐々木紀政務官、総務省の木村弥生政務官、自民党タクシー・ハイヤー議員連盟の田中和徳・会長代理(復興担当相)、公明党ハイヤー・タクシー振興議員懇話会の富田茂之会長、野党系超党派・タクシー政策議員連盟の増子輝彦会長らが祝辞を述べた。このほか、自民党・細田博之氏、公明党・太田昭宏氏らも登壇し、全タク連の坂本克己・最高顧問が乾杯の音頭をとった。会場には国交省の藤田耕三・事務次官らの現役官僚のほか、本田勝・元事務次官らも姿を見せた。
〔1月18日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2020年1月18日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】 新しい乗務員層を切り開く/進化の設備投資は労働者のためのもの/3団体賀詞交歓会で全タク連・川鍋会長
【 東京 】タク業界への関係者理解深まる/早船旅客課長「運改先送りの副産物」
【 東京 】消費増税分除けば総営収減/東タク協 昨年11月の全社輸送実績
【 東京 】中澤会長「今年は運賃改定の年に」/中労協・中労研が研修会
【 東京 】乗り場42カ所で周知活動/新運賃で東タク協三多摩支部
【 東京 】2月以降の先物市場は大幅安/1月CP急騰のLPG
【 東京 】第一交通産業と協業合意/DeNA オートモーティブ分野
【 東京 】船橋会長「今年も業界のお役に」/女性経営者の会が新年会
【 東京 】「ライドシェア阻止へ正念場の年」/全自交関東・東京 旗開き
【 横浜 】関運局 譲渡譲受4件認可
 
2020年1月18日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】多摩は消費増税差し引きで減収/総営収は特区・武三も減収/東タク協 昨年12月の原計輸送実績
【 東京 】kmグループ 4000両目前に/太陽自動車、三和交通が加入へ
【 東京 】英語接遇乗務員500人に/東タクセン 合格者23人を公表
【 東京 】「S・RIDE」で車種指定配車
【 東京 】法人男性24人退出、減少続く/12月の多摩地区運転者証交付
【 東京 】車いす客の乗降など/都個協 3月2日にJPNタク研修
【 東京 】1万1000人超える応募/全個協関東 感謝キャンペーン抽選会
【 東京 】リーグ戦優勝は扇橋チーム/中労協、19年度野球大会
 
2020年1月17日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】タクシーのスマート化をアピール/運改契機に優良ドライバー確保/神タ協賀詞交歓会で伊藤会長
【 東京 】改定を増収につなげよう/東タク協三多摩支部・賀詞交歓会
【 東京 】「新しい変化を乗り越えて」/都個協賀詞交歓会で秋田会長
【 東京 】赤羽国交相「絶対無事故」貫く/軽井沢バス事故4年で所感
【 横浜 】スキーバス街頭監査、違反なく
【 東京 】「リンゴ・パス」の実証実験/みんタク 国際、大和が先行
【 東京 】西新井大師に安全祈願/日個連交通共済協組
【 東京 】運改に向けた本格議論開始を/帝都自交労組・旗開き
【 東京 】多摩地区でMOV配車開始
【 東京 】DiDi 和歌山全県でアプリ配車
【 東京 】菊池委員長「世界一の品質を世界に」/東洋交通労組・旗開き
【 東京 】太田委員長「期待や要望をどんどん」/日の丸自動車労組・旗開き
【 横浜 】法人の文書警告4件
 
2020年1月11日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】乗車拒否判断はケースバイケース/「乗車させる努力」が前提に/国交省 UDタク運送の適切実施でQ&A
【 名古屋 】「横向き乗車」の安全性/トヨタが利用者への説明要請
【 東京 】英語検定合格者477人に/東タクセン 目標の500人目前
【 東京 】補助金交付なら756万円/「TX」の都内購入価格
【 札幌 】札幌エムケイ、公定幅下限へ
【 東京 】5社・6営業所を永年表彰/12月のグリーン経営認証登録
【 東京 】法人運転者 11月から212人減/東タクセン 12月の運転者証交付
【 東京 】危険性の認識と責任など問う/自交総連が日経に公開質問状
【 東京 】組合員数7000人割る/東個交通共済理事会で報告
【 東京 】高幡不動尊に安全祈願
【 東京 】アイティータクシーが新年会
【 東京 】「キャッシュレスで楽に」44%/中高年乗務員アンケート
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
【 横浜 】飛鳥交通Gの合併認可
 
2020年1月10日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三の運改が最大のテーマ/IT化で「稼げる業界」アピール/東タク協賀詞交歓会で川鍋会長
【 東京 】台風時等のトラック輸送/国交省 「目安」設定へ意見募集
【 ラスベガス 】AI、MaaS等を駆使/トヨタが静岡県裾野市に実証都市
【 ラスベガス 】ソニーは自動運転の試作車出展
【 東京 】12月の配車、過去最高に/東京無線協組が新年会
【 東京 】モビリティパスの実証実験/JpnTaxiなど6者
【 東京・新潟 】相乗り観光タクシーなど/新潟市で実証実験
【 東京 】タク乗務員の新しい働き方/2月にイベント DeNA等がPJ
【 東京 】安心・安全訴えるマスク配布/東京、新宿両駅でハイタク労働団体
【 東京 】経産省前で「ライドシェア反対」/自交東京が新春宣伝行動
【 東京 】「東京のタクシーを発信」/KPU旗開きで藤野委員長
 
2020年1月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】規模拡大と稼働率向上を/IT化加速で業界再編の可能性/ 年頭あいさつで国際自動車・西川社長
【 東京 】ブタン590ドル、プロパン565ドル/LPG 1月CPは大幅上昇
【 東京 】特区・武三の運改「最適・早期に」/東タク協・佐藤経営担当副会長
【 東京 】AI実装へ規制緩和を/新経連・三木谷氏が年頭所感
【 横浜 】京浜の70歳超が3000人超える/19年12月末の運転者証交付
【 東京 】「TX」を日本導入、受注開始へ/新型ロンドンタクシー用車両
【 東京 】日交 松崎G3社を傘下に
【 東京 】名大・加藤教授招いて/タク懇 29日に新年会
【 東京 】今年はチェッカーキャブが主導/東京無線とのおもてなし披露
【 東京 】イメージアップと人材募集/三和交通がFM局でCM
【 東京 】運賃改定で無線営業に注力を/京自労・見須委員長
【 東京 】タク車内向け特別番組/「PunchLine」1月限定で
<Topへもどる>
 
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 メリット追求で加入促進 
   減車対応も念頭に大阪交通共済

【 大阪 】大阪タクシー交通共済協組(山田健理事長)は17日、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで代表者新年会を開催した。山田理事長は冒頭、25年前のこの日に起こった阪神・淡路大震災に触れ、「世の中何が起こるか分からない。共済も今のところ順調に行っているが、何が起こるか分からない。大阪も乗務員不足で半分程度の稼働で、会社経営のためには倍の水揚げを上げてもらわないといけないが、そこまではいかない。今後は減車をする会社も出てくると思うが、協組としては台数が減ると厳しい」として、一般保険とは異なる共済のメリットを示し、加入促進に力を入れる必要性を訴えた。

〜ドラレコ、機種選定へ
 また、依然として相談なく共済保険金を支払う例が多いことに注意喚起するとともに、導入後5年が経過し老朽化したドライブレコーダーを前回同様、共済協組と国からの補助金方式で変更することとし、各社に機種選定を依頼した上で、「業界が良くならないと共済も良くならない」として、ともどもに業界発展のための努力を要請した。
 この後、19年6〜8月末実施の前期「二輪車・自転車事故防止強化月間」組合員表彰として、3カ月通算32社の代表でクラウンタクシー、2カ月通算33社の代表で仲川交通、1カ月通算12社の代表で大阪山陽タクシーの各代表に秋山泰男・副理事長が表彰状と賞金を授与。藤本和往・大阪運輸支局長の発声で乾杯し、歓談した。
〔1月18日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2020年1月18日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】メリット追求で加入促進/減車対応も念頭に大阪交通共済
【 神戸 】新神戸駅UD乗り場/兵サセン 2月1日に向け運用案
【 神戸 】免許返納で確認サービスの実証実験/兵タ協東播支部と県警加古川署
【 神戸 】新運賃、上限以外は現在3社/神戸・阪神間 8割方届出終える
【 神戸 】神戸・阪神間 迎車料金の見直し進む
【 神戸 】運改の増収原資に待遇改善/兵タ協・吉川会長「当然の話」
【 大阪 】「中型」2キロ590円継続/壽タク 深夜割増も11時から
大阪 】さくらGのアンドン「桜にN」に/アプリ表記統一、事前確定運賃も
【 京都 】京都市個人「死亡譲渡」に見通し
【 京都 】洛東G HPで「MOV」案内
【 京都 】京タ協UD研修に68人
【 神戸 】日交(尼崎)、役員変更届
【 神戸 】舞子神姫タク、役員変更届
【 大阪 】ベスト交通 区域縮小認可
【 大阪 】星野旅行 住所変更届出
【 大阪 】大阪 】近運局 2社車停処分
 
2020年1月17日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】接客改善による活性化を/近運局定例会見で末満・自交部長
【 大阪 】準特移行後の預かり休車復活/現行基準のみで対応
【 大阪 】都市型ハイヤー20社201両/泉州の新規参入は17社100両
【 大阪 】タク街頭監査20両で違反なし
【 大阪 】関協 アプリも無線もチケットも/古知理事長「利用者利便を追求」
【 大阪 】奈タ協執行部が自交部長と懇談
【 大津 】滋賀エムケイは下限運賃
【 神戸 】新規発行が両地区とも減/兵タクセン 12月の運転者証交付
【 大阪 】準特解除後の距離短運賃は?/全自交関西・加藤委員長が問題提起
【 大阪 】バラバラ運賃「困った雰囲気に」/全大個協組 山之内・四天王寺支部長
【 大阪 】「バラバラ運賃」追及へ/2.1怒りの行動で自交大阪
【 和歌山 】DiDi配車、7社が参加/和歌山県全域でスタート
【 神戸 】閑散期の運改「大変だろう」/全自交兵庫旗開きで北坂委員長
【 大阪 】新運賃の届出「早めに」/北大阪個人 新年会で呼びかけ
【 大阪 】公明党府本部が年賀会
 
2020年1月11日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大きく変化遂げる契機の年に/大タ協年賀交歓会、四半世紀ぶりの運改を前祝い
【 大阪 】労働条件改善して人材確保/閉会あいさつで照屋副会長
【 大阪 】第一交通Gは1.7キロ上限/相互はC、未来都は市域で下限
【 大阪 】東京・日交、さくらは距離短上限
【 大阪 】個人の「5・5」撤廃さらに/昨年10月以降、230者超
【 神戸 】1社のみ中型下限/淡路島地区の新運賃
【 大阪・神戸 】大阪、神戸両エムケイ値上げ/新運賃公表 大阪は距離短C運賃
【 神戸 】神戸・阪神間 ほぼ上限で足並み/過半数の50社が届出終える
【 神戸 】迎車料金の見直しも進む
【 和歌山 】和歌山各地区、有交Gも上限設定
【 大阪 】神戸相互の事前確定運賃認可
【 大阪 】3例目の死亡後譲渡も/全大個協会が認可状授与式
【 徳島 】川鍋、青木両社長らが登壇/電脳交通 大阪で「サミット」
【 大阪 】働き方改革をフォローの風に/交通労連関西地総が年賀会
【 神戸 】「おでかけ号」本運行の出発式/市街地の乗合型デマンドタク
【 神戸 】別府タクシー 二人代表制に
【 大阪 】東京・日交が合併申請
【 大阪 】東雲Travel、事務所変更
【 大阪 】法人3社、個タク2者車停
 
2020年1月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】トラブル回避へ乗務員教育の徹底を/新大阪乗り場統合で事前説明会
【 大阪 】大協 加算前倒し600円が大勢
【 大津 】特定地域指定の諾否判断/大津市域準特協 2月27日開催
【 大阪 】新大阪 近距離客は歓迎でも… /運賃、距離バラバラで混乱懸念
【 大阪 】運賃は1.7キロ680円の方向/オービーシーGが新年祝賀会
【 大阪 】現行小型は「590円に」/現場乗務員から要望も
【 京都 】時代超えて「安全」「快適」「信頼」/ヤサカG・粂田代表の新年あいさつ
【 京都 】駐停車マナー向上キャンペーン/京都MM会議が15日から
【 大阪 】大阪府自動車関係業界の年賀交歓会
【 神戸 】兵庫でも名刺交換会
【 神戸 】クラウド型配車等で課題解決/電脳交通がIT導入の情報交換会
【 神戸 】福永委員長が春闘へ決意/阪神タク労組・旗開き
 
2020年1月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】下限割れ含めバラバラの様相に/2月1日運改へ、大阪業界の選択
【 大阪 】「2キロ690円」維持も/337両のベストタクシーG
【 大阪 】ワンコイン各社は「距離短下限」/ドームは2キロ590円継続
【 神戸 】神戸・阪神間は概ね上限で
【 神戸 】新運賃は法人主流に同調/兵陸部表敬の兵個協が意向
【 大阪他 】和歌山など、ほぼ上限のもよう
【 大阪 】近運局長に新年あいさつ/京タ協、全個協近畿支部など
【 大阪 】年末にタクシー街頭監査/大運支局 年始も実施の可能性
【 大阪 】無料の「乗合ワゴン」/寝屋川市が実証実験開始
【 大阪 】実働率の落ち込みで日車増収/大タ協 19年11月の輸送実績
【 大阪 】70代前半が60代後半に迫る/大タクセン 運転者証等交付状況
【 大阪 】「旭日昇天」良い年に/日本タクシーG「燦燦会」
【 大阪 】オール大阪→エムティー 19両譲渡へ
【 大阪 】関西中央G 市域8社で68両減車
【 大阪 】不満のトップは「低賃金」/自交大阪 組合員アンケ中間まとめ
【 神戸 】中央市民病院への無料バス/神戸市が14日から実証実験
【 大阪 】大阪メトロの終電延長/「約2時間」実証実験
【 和歌山 】和歌山の法個幹部が年末街頭指導
【 神戸 】阪神タク労組が秋闘妥結
【 大阪 】大タクセン 優良運転者の推薦募集
【 東京 】ブタン590ドル、プロパン565ドル/LPG 1月CPは大幅上昇
<Topへもどる>
 
 

Copyright(C) 2009 kohtsukai Co.,Ltd All Right Reserved  株式会社 交通界  無断転載禁止