ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2020年3月23日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

なぜ「日本版ライドシェア」なのか?
〜経済同友会 規制・制度改革委員会
        間下 直晃委員長に聞く

 経済3団体のひとつ、経済同友会が自家用有償旅客運送の拡大を内容とする「『日本版ライドシェア』の速やかな実現を求める〜タクシー事業者による一般ドライバーの限定活用」と題した提言を発表したのは今年1月22日。新型コロナウイルス感染症の影響はまだ聞かれておらず、当時は大きな注目を集めた。事業者の関心はいま、コロナウイルス感染症の影響拡大による営収低迷に向けられているが、制度・政策の面では同友会の影響力は本来無視できないもの。そこで本紙では提言の取りまとめに当たった経済同友会の規制・制度改革委員会の間下直晃委員長に話を聞いた。(聞き手:植村俊郎)

―経済同友会の規制・制度改革委員会内での提言検討の経緯についてお尋ねします。そもそもの検討の動機についてお聞かせください。どのような頻度で会合を開催し、また、国交省やタクシー事業者、ライドシェアプラットフォーム、シェアリングエコノミー関係事業者等からのヒアリングを実施されたのでしょうか。

間下 規制・制度改革委員会では、第4次産業革命と言われている新しいテクノロジーの社会実装において障害となっている規制の見直し、もしくは規制がなくて社会実装が進まない分野を中心に取り上げ、規制改革に関する提言を発表してきました。基本的には月1回くらいの頻度で会合を開催しており、ここ数年では年間で2〜3つくらいのテーマを扱っています。
 これまでに「規制のサンドボックス制度」や住宅宿泊事業法(民泊新法)、オンライン診療・オンライン服薬指導に関する意見等を発表してきました。そうした社会的課題として認識しているテーマについて関係者へのヒアリングをした上で、委員会内で議論し、提言や報告書として取りまとめています。
 今回の提言についても、タクシー事業者やシェアリングエコノミー関係の事業者、行政などへのヒアリングを繰り返しながら、タクシー業界が抱えている課題や、ライドシェアにおける課題等について整理をした上で、提言を取りまとめました。

需給バランスがどんどん崩れている
 背景には、需給バランスがどんどん崩れてきている―という問題意識があります。需要で言えば東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会などの大規模な国際イベントの開催を控えており、訪日外国人観光客数も年々増加しています。
 また、高齢者の運転免許の返納も進む一方で、全国的に乗合バスの廃業が相次いでいます。ラストワンマイルを担う移動手段としてのタクシーの重要性が高まっている中で、ドライバーの高齢化が進んでおり、新しい人員をなかなか確保できない。都心では、特定の時間帯や天候により、ドライバーが足りないがゆえにタクシーのサービスが提供できないケースがあります。地方では時間帯に限らず、サービス提供ができない地域もある。こうしたタクシー業界の課題を解決する現実的な方策を提言として発表しているということです。

―経済同友会は東京の経営者で構成されていることから、提言のうち過疎地等での対応よりも、むしろ都市部における朝の通勤時間帯におけるタクシー供給不足に重点を置いているのでしょうか。

間下 必ずしもそうではありません。経済同友会は経営者が個人の資格で参加している団体ですが、多くの会員所属企業は全国で事業を展開されているため、「東京」に重点を置いているということではありません。委員会のメンバーが、それぞれ全国、地方の実情やご経験を踏まえた上で議論を行ってきました。

―提言の中では具体例として朝の通勤時間帯として午前7〜9時など特定時間帯のタクシー不足ということが書かれてていますが、これについては、何か裏付けがあるのでしょうか。

ユーザーが実感する朝の供給不足
間下 明確な裏付けは正直なところありません。定量的なデータをいただけているわけではありませんが、朝の通勤時間帯や悪天候時については、配車アプリを利用しても、タクシーがなかなかつかまらない。そのように不便さを感じることはわたし自身も体感していますし、利用したことのある方はほとんど同じ経験をされている。
 委員に限らず、ヒアリングをした多くの関係者とも、そのような問題が確かに存在することについて認識を共有しており、ユーザーの実感として、供給が不足していると考えます。

―提言内容実現のための今後の活動方針については、どのようにお考えでしょうか。自家用有償旅客運送の拡大については政府の規制改革推進会議や国交省の交通政策審議会・地域公共交通部会でも審議されてきた経緯がありますが、これらの会議やその他の政府系会議等で意見を述べたり、ヒアリングを受ける予定や意向はありますか。

間下 そうした会議で機会をいただけるようであれば、意見を申し上げていきたいと思っています。
規制改革推進会議や未来投資会議など、さまざまな会議体で、われわれの考え方を理解していただく場があれば、積極的に意見を述べたいと考えています。

―経済同友会の方から、ここへ呼んで話をさせてほしいという働きかけはしていないんでしょうか。

間下 詳細は控えさせていただきますが、独自に働きかけや発信を行っています。

―自家用有償旅客運送の拡充については交通政策審議会・地域公共交通部会の中間取りまとめの内容に沿ってすでに道路運送法改正案が閣議決定されており、新たに法案の内容に修正を加える機会を見出すのは難しいのではないかとみられますが、この点についてはいかがでしょうか。

間下 今回の法改正によって、いま抱えている課題が解決するかどうかといえば、難しいだろうと考えています。向かっている方向性はあまり変わらないと思いますが、改正後の道運法の運用状況も見ながら、引き続き意見を申し上げていくつもりです。

タクシー事業者にもいろいろな意見
 経済同友会では、一企業や特定業種の利害を超えた立場から議論を行っているため、提言により社会課題が解決するか否かが重要になりますし、タクシー業界も個々の事業者はいろいろな意見や考えを持っておられます。
 ライドシェアについても、「活用したいけど言い出せない」という事業者もいらっしゃるので、そういった方々の声をしっかりと拾い上げていきたいと思っています。

―いわゆる自家用車ライドシェアの合法化については新経済連盟がたびたび提言していますが、新経連と経済同友会の提言の違いについてはどのようにお考えでしょうか。

間下 第1種運転免許保有者が自家用車を使って誰かを有償で運送すること自体は大きく変わりませんが、世界で行われている一般的なライドシェア(事業主体自らは運送せず、配車プラットフォームにおいて一般ドライバーと乗客を仲介し、一般ドライバーが自家用車を用いて有償による運送を行うサービス)、新経連さんが提案されているのもこれに当たると思いますが、これはもともとタクシー業界をディスラプト(*破壊的変革)するために出てきているモデルでもあります。それゆえに日本で導入することを考えると、良い面も悪い面も多くある。

タクシー業界の課題を解決するために
 われわれが提言している「日本版ライドシェア」は、タクシー業界の課題を解決するために、タクシー会社が運行管理をすることにより、需要に合わせた柔軟な運送形態、すなわち現実的なライドシェアの形を作ろうとするもので、その点が根本的に異なると思っています。
 ディスラプター=破壊者としてのライドシェアを求めているわけではなく、いまタクシー事業者が抱えている課題への解決策として、こんな方法も考えてみたら良いのではないかということです。

―交政審地域公共交通部会における自家用有償旅客運送に関する道路運送法改正論議での中間とりまとめと、同友会の提言に記者個人としては大きな違いを感じていませんが、一方で、「輸送サービスの提供がバス、タクシーにより難い場合」という前提について、提言ではあいまいにされています。加えて提言書に「日本版ライドシェア」と書くことによってかえってタクシー業界の抵抗は強まるのではないかと思えたのですが、その点はいかがでしょうか。

間下 「日本版ライドシェア」と名付けることについて、そのような意見も確かにありました。しかしながら、そもそもライドシェアと言った時点で、考えることを拒否する日本の文化を何とかしたいとの思いがあります。
 国交省もタクシー業界もライドシェアは何でも反対、何でも禁止というのはおかしいでしょう。中身をきちんと読んでいただいた上で、議論すべきであるとのメッセージが「日本版ライドシェア」という名称には込められています。
 また、「ライドシェア」と強く打ち出さなければ、誰にも注目してもらえないという懸念もありました。認識してもらえたら、あとは中身を読んでいただく必要があります。中身も目を通してもらうことで、一般的なライドシェアの導入とは違う主張であることを知っていただく必要があるし、「ライドシェアだからダメだ」とおっしゃっている方がいるのであれば、「まずは中身を読んでください」と言いたいですね。

「バス・タクシーにより難い」前提は…
 「バス・タクシーにより難い場合」という前提については、例えばバス事業者がその地域に存在しているにもかかわらず、路線バスが運行していない時間帯があるという場合や、夜間の一定時間帯だけ輸送手段の供給がない地域も多い。そういうことも含めて考えると、その前提に立ってしまうと、われわれの提言を実現できる地域がほとんどないということになりかねない。供給者がありながら、特定の時間帯などで供給がされないために、住民が困っているという課題を解決したいと考えています。
 自家用有償旅客運送制度は、そもそもバス・タクシー事業が成り立たない場合に認められる制度で、今回の改正は、交通事業者が協力する形の制度や輸送対象に観光客を含めることを法律で明確化することで、これまで必要としていた合意形成手続きを簡素化する目的があります。
 しかしながら、地域における合意形成の課題は、必要以上の制約や関係者間のしがらみなどで議論が進まない点にあると考えます。地域における合意が成り立ち、一部の地域で実施できたとしても、実態としては対象範囲や区域に制限がかけられているなど、今後、制度を見直していくために役立つデータすら取れない運用方法になる懸念があります。そこは変えていく必要があるのではないでしょうか。

―今回の提言についての地方の経済同友会からの反応等についてはいかがでしょうか。地方と意思調整を行って、全国の経済同友会の総意としてとりまとめるお考えはないのでしょうか。

あくまでも「規制・制度改革委の意見」
間下 これまでのところ、地方の経済同友会から反応をいただいているわけではありません。今回の提言も全国の経済同友会の総意というわけでは決してありません。あくまでも経済同友会の規制・制度改革委員会の意見として出しているものです。同友会全体が足並みを揃えて提言と同じことを言っているわけではないです。
 経済同友会の提言は、原則として委員会で議論したものを機関決定の場である幹事会で審議し、了承を受けることで対外発表しています。しかし、会員は個人の資格で参加していることもあり、必ずしも同じ意見とは限りませんし、経済同友会は業界団体ではないので、機関決定したことが全会員の意思ということではありません。
 ただ、組織としての機関決定はしており、この提言の公表については皆さんの同意を得ています。当然、この意見に反対の方が組織内にいてもおかしくはありません。

―他道府県の経済同友会と意見調整を図るということは難しいのでしょうか。

間下 全国の経済同友会とは上部組織、下部組織とか中央と地方という関係ではなく横並びですので、そもそも調整を図る必要がありません。その意味では他地域の経済同友会から反対の意見が出てもおかしくはないでしょう。
 業界団体とはまったくタイプの異なる組織ですので、委員会が発表する提言について、各地域間で調整して一本化を図ることはありません。

―提言における日本版ライドシェアでは、既存交通事業者(タクシー事業者)の関与が不可欠となっています。タクシー業界側との意見交換などについてはどのようにお考えになりますか。
 これまでにも何人かのタクシー事業者からのヒアリングを実施したということですが、経済同友会には全タク連会長・日本交通会長の川鍋一朗氏も会員として加わっていますが、何か意見交換していないのでしょうか。

間下 川鍋さんは提言の内容についてはご存知ですが、直接、議論をしているわけではありません。いろいろなところで議論が進むべきであって、政府でも事業者の方であっても、積極的に議論をできる機会があれば歓迎したいですね。

―タクシー業界においても初乗り距離短縮運賃や事前確定運賃の導入の実績があり、今後は相乗りタクシーの運行などさまざまなタクシーの進化に向けた努力を続けています。これらの努力に対する評価や現在の業界の姿を踏まえてタクシー事業者の皆さんへのメッセージがありましたらお聞かせください。

間下 いま取り組まれている改革は大変素晴らしいと思っています。ユーザーの利便性も高まっていくと思うので、生意気な言い方になりますが、「高く評価すべき」と考えています。
 ただ、課題が残されているのも事実ですので、われわれが提言している「日本版ライドシェア」のような仕組みの実装についても考えていただけないでしょうか。これはタクシー業界が自身の力で抱えている課題を解決し、ビジネスを拡大できるかという議論でもあるので、その点も考えていただけると有り難いと思います。
 1人のユーザーとしては、都心や地方に限らず、利便性が上がることも重要です。また、訪日外国人旅行者等が快適に観光できる移動環境を整え、「日本の取り組みは進んでいる」と言ってもらえるようになると良いなと思っています。

―有り難うございました。(2月25日、港区のブイキューブ本社で収録)
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No.810 3月23日号   主な内容
■巻頭人物:石田 勝利氏(国交省自動車局安全政策課長)
■気になる数字:13カ所
      新型コロナウイルス感染、17日時点の全国の「クラスター」
■トピックス
:なぜ「日本版ライドシェア」なのか?
   〜経済同友会 規制・制度改革委員会 間下直晃委員長に聞く
:工夫を凝らして助成金の活用を
    〜新型コロナウイルス感染拡大、経済大縮小の下 業界の生き残りを図ろう
:<スポット> 兵タ協 理事定数削減へ 〜神戸・阪神間は6人減
:京都駅 3月は乗り込み台数半減 〜「事業存続の危機」訴え
:<シリーズ> 2020春闘・産別はいま― 〜東京ハイタク中立労組協議会
:好印象のタクシーを増やすために 〜神戸市「マナー向上推進会議」モニター調査から
:マスクの自作からマスコミ対応まで 〜ピンチをチャンスに 日本城タクシー・坂本社長
:<スポット> マスクと消毒薬、公的支援の拡充を 〜個人8団体が京都市に要望
■東西往来
:女性乗務社員専用の休憩スペース / 24時間稼働の特性生かして
■この人この言葉
:坂本 篤史氏 / 秋田 隆氏 / 月 廣海氏 / 上田 慶台氏
■シャッターチャンス
:誰が信じる?「予定通り開催」 / もはや「泥船」と見限ったか?
:モラルの底が抜けた社会を憂う / ウイルス一つではじけた賑わい
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 特区・武三の輸送回数2桁減
     新型コロナの影、多摩は実車率43%
   東タク協 2月の原計輸送実績

【 東京 】東タク協はこのほど、2月の一般タクシー原価計算対象事業者輸送実績速報をまとめ公表した。特別区・武三地区(27社)の普通車・税込みの実働日車営収は4万5473円(税抜き4万1339円)で、前年同月4万8406円(同4万4820円)に対し6.1%の減収だった。多摩地区(16社)の普通車・税込みの実働日車営収は4万3314円(税抜き3万9376円)で、前年同月4万2961円(同3万9779円)に対して0.8%の増収だった。両地区ともに税抜きベースでは減収になるが、2月1日から運賃改定を実施した多摩地区の方がより減収幅は小さい結果となっている。
 実働率は両地区ともに低下しており、特別区・武三は76.3%(前年80.2%)、多摩は76.5%(同78.5%)だった。実車率も両地区ともに低下し、特別区・武三では43.2%(前年45.4%)、多摩は43.1%(同48.6%)となっている。駅待ち・家庭配車中心の多摩地区で実車率が45%を下回ることは極めてまれで、新型コロナウイルス感染症の影響がうかがわれる。
 総需要を示す指標では特別区・武三で総実車キロが対前年同月比10.%減と2桁減、輸送回数は同11.3%減、輸送人員は同12.3%減とともに2桁減。迎車回数も同4.9%減と低調で、その結果、税込み運送収入総額は同8.1%減にとどまった。多摩では総実車キロが対前年同月比で16.9%減となり、輸送回数も同9.2%減、輸送人員も同9.8%減で、税込み運送収入総額は同1.8%増となった。運賃改定効果で凌いだが、税抜きベースでは微減になる。
 気象庁の調べによると、2月の天候は20年が降雨日数8日間、19年が10日間で、うち3日間は雪またはみぞれだった。天候要因は昨年が有利だったが、業績は天候要因以上に悪化しており、全般に新型コロナウイルス感染症の影響が見て取れる。
〔3月21日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2020年3月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三の輸送回数2桁減/新型コロナの影、多摩は実車率43%/東タク協 2月の原計輸送実績
【 東京 】「内定取消」の学生救済/国際自動車が追加採用へ
【 横浜 】4月の役員会は書面開催に/新型コロナ感染予防で神タ協
【 東京 】75歳超の譲渡容認など/全個協 地方要望を個タク議連に
【 東京 】2月のインバウンド、6割減
【 東京 】都個協 譲渡譲受に係る会費免除
【 東京 】ウイルス感染者発生時の対応/営業停止等は自主判断に
【 東京 】「歩行者優先ステッカー」作成へ/東タク協 事故防止+広報で
【 東京 】5月末までに要請行動/ハイタク労働団体
【 東京 】無事故・無違反の褒賞制度/春闘要求で日の丸自動車労組
【 東京 】賃貸仲介サービスと連携/DiDiが割引サービス
【 横浜 】千葉・北総で新規許可
【 横浜 】譲渡譲受、合併、分割認可
 
2020年3月21日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】需給バランス崩壊の認識/経済同友会「日本版ライドシェア」提言の背景/間下・規制・制度改革委員長
【 東京 】オリ・パラ延期でも実施へ?/東タク協 需要のミスマッチ解消策
【 サンフランシスコ 】相乗りサービス停止/コロナ感染防止でウーバー、リフト
【 東京 】東タク協 20年度事業計画主要施策
 
2020年3月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク事業存続へ与野党に要望/新型コロナ売上減で乗務員の生活直撃/東タク協 五輪開催前提で供給増加策
【 東京 】新型コロナの影響見えず/東タク協 1月の全社輸送実績
【 東京 】JpnTaxiのマルチ端末/帝都自交 月内に全車導入へ
【 東京 】トン当たり200ドル台/LPG CP先物価格急落
【 東京 】日交・千住営業所のコロナ対応紹介/東タク協HP「安心」アピール
【 東京 】感染予防対策車両を公開/東タク協理事らに根本委員長
【 東京 】「まず自分が感染しないこと」/新型コロナ対策で全個協・秋田会長
【 東京 】三多摩支部のUD研修休止
【 横浜 】関運局 UDタク等乗務員に感謝状
【 東京 】英語接遇検定、新たに22人合格 
【 東京 】女性用休憩スペースを整備/三和交通東京営業所
【 東京 】最賃アップに伴う賃金体系を/シンセツタク労組が春闘要求
 
2020年3月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】会費値上げ「なぜこの時期に」/「地方業界は存続の危機」と訴え/全タク連理事会で佐賀、京都両協会
【 東京 】「自粛ムード定着が怖い」/東タク協 坂本・事故防止委員長
【 東京 】「病気休暇」等は費用助成/時間外労働等改善助成金で厚労省
【 福岡 】閉鎖の曽根営業所、再開へ/乗務員が感染の第一交通産業
【 東京 】「高度人材」のポイントと同レベル/「留学生乗務員」に必要な日本語能力
【 東京 】緊急停止命令の申立て取り下げ/楽天市場の送料負担巡って公取委
【 福岡 】筑豊準特協を書面開催へ
【 大阪・東京 】DiDi フード配達員施設
【 横浜 】関運局 法人タクの車停4件
 
2020年3月14日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】法人運転者 70歳以上が2割超/高齢化さらに、減少基調続く/多摩地区の運転者証等交付状況
【 東京 】新型インフル等特措法改正案、成立
【 東京 】春闘は「自粛」せず/自交東京「生活防衛」要求を
【 名古屋 】高齢運転者の事故防止/中運局 勤務状況など調査
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
【 横浜 】関運局 譲渡譲受7件認可
 
 
2020年3月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】最賃法の例外的運用求める/イベント中止、外出自粛要請で需要激減/新型コロナ対策で全タク連要望
【 東京 】「行動計画」に沿って対応/新型インフル等特措法改正で国交相
【 東京 】イベント等の自粛要請延長/政府 19日目途に判断
【 東京 】雇用調整助成金の適用拡大/参院国交委 タク業界等への影響質疑
【 東京 】タクセン 50周年式典中止
【 東京 】所有ビル売却で特別利益/大和自交 来期決算に計上へ
【 東京 】南多摩交通圏の特定地域指定/運輸審答申 22年6月末まで延長
【 東京 】晴海通りの違法駐停車根絶へ/東タク協・乗務員指導委
【 東京 】自家用有償旅客運送の調査研究も/東タク協・ケア輸送委 事業計画
【 東京 】自社サイトにMaaS実験動画/ZMP 自動運転タク等組合せ
【 東京 】タクセン英語検定、新たに22人合格
【 東京 】道運法改悪阻止へ手段尽くす/自交東京臨時大会で城委員長
【 横浜 】6コースの「お花見タクシー」/三和交通G 7営業所で運行へ
 
2020年3月11日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日本語能力の水準「高過ぎる」/ビジネスレベル要求の「特定活動」GL/留学生のタク業界雇用で全タク連RS導入提案の前提めぐり関運局
【 東京 】ライドシェアが感染拡大防止?/新型コロナ対策で竹中氏
【 東京 】年率7.1%減に下方修正/昨年10〜12月のGDP
【 東京 】セーフティネット貸付など要請/新型コロナの影響拡大で財務相談話
【 東京 】アリババ系基金が全タク連にマスク
【 東京 】LPG CP先物市場は大幅安
【 東京 】休業運転者への保障は今後検討/新型コロナ対策 自交総連に厚労省
【 東京 】ガーゼマスクの購入希望取りまとめ/都個協 優先斡旋の見通しなく
【 横浜 】台風災害時の緊急輸送など/関運局 タクシー5社等に感謝状
【 横浜 】事故発生件数など減少/関運局 年末年始の安全総点検結果
【 東京 】7〜9月の車内サイネージ広告/ニューステクノロジーが募集
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 新型コロナの休業補償等で意見を
   大タ協理事会、坂本会長「3〜4割の営収減」

【 大阪 】大タ協の坂本栄二会長は19日の理事会冒頭あいさつで、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などの影響により「3〜4割の営収減」との認識を示しつつ、11日の全タク連正副会長会議では臨席した国交省の一見勝之・自動車局長に、全国の副会長から雇用の維持などいくつかの支援要望を行ったと報告した。全タク連は17日(公明党)、18日(自民党)の各国土交通部会に要望事項を提出しており、週明けの両党ハイタク議連等の総会には坂本氏も出席し、要望を行っていくとした。全タク連が各都府県協会を通じて行った緊急の営収調査では、3月1日からの2週間で平均3割売上が落ち込むとともに稼働も落ちているとし、助成金の拡充等による休業補償などが必要との考えを示し、「皆さんからも要望を寄せてもらいたい」と述べた。
 議事では20年度事業計画、同収支予算案を原案通り承認。役員改選期にあたるため、理事推薦委員会を設置し、委員長には総務担当の齋藤憲司副会長、委員には秋山泰男、道野隆、後藤光男、小池史朗、藤原大、坂本篤紀、暮部光昭、多和洋祐、寶上富之―の専門委員長9氏が就くこととなった。第40回定時総会は6月25日、ホテルニューオータニ大阪で開催予定。この関係で6月の理事会は12日となった。
 また、足立博司・常務理事が3月末で退任し、後任に大阪府警北堺署長の居島伸一氏(60)が決まっていると報告された。
 また、理事会に先立つ五役会で、大阪市が進めている御堂筋側道の歩道化計画(道頓堀―難波間)への対応について、交通安全委員会(藤原大委員長)の担当とすることを決めた。歩道化に伴い、現在あるタクシー乗り場も埋められ、本線上に再設置(6両程度)される案もあるが、大タ協としても情報収集と関係各所への意見具申の必要があるとの判断。
 齋藤副会長は、「本線上にベイエリアを作ると非常に出難く、事故の危険もある。またベイエリアに入るために必ず本線上に並ぶタクシーが出てきて事故の危険もある。タクシーベイの後ろにはトラックの荷捌き用エリアを作ろうとしているので、そこまでタクシーがはみ出すとまた危険。市→タクシーセンターという指示だけではあまりにも乱暴。われわれタクシーも道路を生活の場としているので、物申す機会も必要。決まった後で文句を言ってもどうしようもないというパターンが今までも多かったので、意見だけは言っておく必要があるということで藤原委員長にお願いしたい」と経緯を説明した。
 最後に、退任する足立氏が5年間の任期を振り返り「一番印象に残ったのは新大阪駅タクシー乗り場の統合。運賃改定が決まってバタバタとやらなければならなかった。皆さんのご協力で何とか船出することができた。後任の居島氏は交通部出身なので、私より詳しいかもしれない」とあいさつした。
〔3月21日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2020年3月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】新型コロナの休業補償等で意見を/大タ協理事会、坂本会長「3〜4割の営収減」
【 大阪 】感染拡大防止が喫緊の課題に/近運局定例会見 新型コロナ対応
【 大阪 】特定地域指定「不同意」の大津市域/末満・自交部長「活性化しっかり」
【 大阪 】75歳問題は法・個検討会で
【 大阪 】都市型ハイヤーの監査27件
【 大阪 】営業区域の柔軟対応を要望
【 大阪 】AED搭載車両の出発式/全大個協組の社会貢献
大阪 】金田氏が社長復帰へ/東京・日交、さくらタクG
【 京都 】マスク・消毒薬の優先供給など/個人8団体が京都市に支援要望
【 京都 】京都駅乗り場で手指、車内消毒/業務センターが週明けから
【 神戸 】最賃確保の折衝を/全自交関西・加藤委員長
【 神戸 】新型コロナの影響でヒアリング/公明党議員が全大個協会訪問へ
【 神戸 】個人事業主の業界流入も?/「令和恐慌」で可能性
【 神戸 】兵タ協 自民党県議団との懇談中止
【 神戸 】昭和交通労組 上田委員長ら再任
【 神戸 】神戸市バス45系統、月末で廃止
【 大阪 】府道路利用者会議が再開
【 京都 】コロナ対策をしながら桜を楽しむ/エムケイがバスツアーPR 
【 和歌山 】有田交通Gが大量減車
【 大阪 】近運局 法人合併認可
【 大阪 】近運局 2社車停処分
 
2020年3月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】新型コロナの減収補助/兵タ協、「乗務員給与分」国交省に要望検討
【 奈良 】3月前半は3〜5割の減収/奈タ協 全タク連の調査要請に回答
【 京都 】京タ協も5社調査回答
【 大阪 】需要減退で北新地の違法駐停車/大阪府警が取り締まりへ
【 京都 】京都駅への乗り込み半減/共産党との懇談で個タク団体
【 京都 】新型コロナ関連の特別融資/全京説明会、30人が申し込み
【 神戸 】神戸相互が駒姫交通買収
【 神戸 】70代前半の比率アップ/兵タクセン 2月末の運転者証交付
【 大阪 】メリット配当とドラレコ補助/大阪交通共済・臨時総会
【 大阪 】マスク不足に自作で応戦/日本城タクシー・坂本社長
【 神戸 】兵タ協 除菌消毒剤紹介
【 京都 】75歳超の譲渡「暫定でも」/互助協組・洲見理事長
【 大阪 】JpnTaxiアプリの利用促進/関協 利用回数に応じ報奨金 
【 京都 】新年度事業計画・予算案/京タ協総務委、理事会提出へ
【 奈良 】奈良近鉄が新型シエンタ導入
【 京都 】IVR配車、一般無線でも/弥栄自動車がシステム採用
【 神戸 】全自交兵庫 駒姫交通労組が加入
【 神戸 】企業内保育所の開設助成/神戸市が受付開始
 
2020年3月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】会費値上げ、京タ協が再考訴え/全タク連理事会 実施時期など「柔軟対応」約束
【 大阪 】「大波が去るのを待つしか」/商都交通 バス乗務員をタクシーへ
【 神戸 】バス→タクシー 神戸業界でも
【 神戸 】兵協 6月通常総会で役員改選
【 神戸 】神戸・阪神間の減少続く/兵タクセン 2月の運転者証交付
【 神戸 】兵サセン 喫煙4件報告
【 大阪 】各社がHPに感染予防対策
【 京都 】ラオックスが愛都交通売却/インバウンド経済の減退顕著に
【 京都 】徘徊男性に声かけ保護/キャビック乗務員に府警感謝状
【 東京 】「新型コロナ予防」の不当表示/消費者庁が監視指導
【 京都 】渉外担当連絡会 4月14日に総会
【 大阪 】日本タクシーが役員変更 
【 大阪 】オール大阪 19両→エムティ― 認可
【 大阪 】一番 20両→さくらタク 認可
【 大阪 】都市型ハイヤー 2件許可
【 大阪 】法人1社 乗車拒否で車停 
 
2020年3月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】まず北新地、道頓堀などに/「優良乗り場」早期設置へ方向転換
【 東京 】「最賃法の例外的運用」も要望/新型コロナによる需要激減で全タク連
【 神戸 】自粛続きで「タクシー存続危機」/協会は今こそ緊急対策を
【 大阪 】こんな時だけ「公共交通機関」/政府広報に疑問と憤り
【 大阪 】自家用有償拡大で運用注視/自交大阪の要請に大タ協
【 神戸 】新型コロナウイルスの感染拡/協会、行政がGLを
【 京都 】関空シャトルの完全防止策/弥栄自動車がHPで紹介
【 大阪 】大タ協、洗えるマスクを追加発注
【 大阪 】北新地街頭指導 感染防止で中止
【 大阪 】新型コロナ、春闘も直撃
【 大阪 】配車依頼等にナビダイヤル/大阪の第一交通G 20日から
【 大阪 】オゾンで車内除菌 日本交通G
【 大阪 】コロナの損害補償要求も/自交大阪が春闘宣伝行動
 
2020年3月11日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】何がなんでもライドシェア/竹中氏が主張、新型コロナの感染防止にも有効?
【 和歌山 】和歌山業界 3月は営収半減?/新型コロナの影響深刻
【 大阪 】無線、チケット事業は変わらず/新型コロナの影響で関協
【 東京 】年率7.1%減に下方修正/昨年10〜12月のGDP
【 大阪 】アプリ配車の迎車料金効果/珊瑚交通G 日車増収続
【 大津 】窓開け走行の希望確認も/新型コロナ対策で近江タクシー
【 京都 】需要激減で京都市に支援要望へ/京都の個タク各団体が連名で
【 和歌山 】新和交通 車内除菌をダブルで徹底
【 京都 】高速タク HPの感染予防策更新
【 京都 】約40人でウーバー配車/市個人 今月中にもスタート
【 神戸 】「再開の機運高まらず」/兵タ協 接客コン来期も見送りへ
【 神戸 】初の社内UD研修に11人/日の丸ハイヤーG
【 大阪 】ふれあい交通に最高位の「二つ星」/女性の活躍牽引で大阪市認証
【 神戸 】働き方改革で専門的講義を/兵タ協労務委で意見
【 大阪 】大タクセン 優良運転者31人表彰へ
【 神戸 】兵タ協 丹波・但馬のUD研修延期
【 京都 】FF認定の運行前研修延期 
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