ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2022年4月4日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

「8割の壁」を超える運賃を
      運賃改定 残された制度上の課題は?
         制度の抜本的な見直し議論も必要か?

 さる3月16日の全タク連理事会で国交省の大辻統・旅客課長は、タクシー運賃改定要請・申請事案について迅速に審査を進めていく考えを示し、要請・申請側の事業者に対しても原価計算書をはじめとする必要書類を滞りなく提出することなどで協力を要請した。同月22日の関東運輸局幹部会見(リモート開催)では、橋信博・自動車交通部長がスピード審査に前向きな姿勢を示している。7割ルールをクリアしたばかりの東京都特別区・武三地区の要請事業者にとっては、有り難くも心強い話だ。一方、本紙3月7日号の本欄でも交通政策審議会鉄道運賃小委員会で運賃料金制度のあり方検討がスタートしたことを取り上げるとともに、同小委での審議開始の背景にはタクシーにも共通する点があることなどにも触れ、タクシー運賃の審査のあり方がこのままで良いのかとの問題提起もした。特別区・武三地区のみならず、各地で進むタクシー運賃改定だが、スピード認可だけで満足していられない事情について改めて考えてみる。

 交政審鉄道部会小委で、運賃料金のあり方が見直されようとしている背景には、政府として21年5月に閣議決定した「第二次交通政策基本計画」があることは3月7日号でも触れた通りだ。その計画には、「陸海空の基幹的な交通ネットワークの着実な強化、頻発・激甚化する自然災害への備え、インフラ・システムの老朽化への対応、カーボンニュートラルに向けた取り組みなど、交通分野が対応すべき課題は重要かつ広範に跨る」と指摘されているが、こうした指摘はサービス向上のための設備投資の必要性など事業の基本に加え、先進国でもまれな水準の急激な少子高齢化による交通需要減や担い手の減少、また、地球温暖化も疑われる自然災害への対応など、国全体を覆う課題に根差した課題にとどまらず、「ポストコロナ時代の利用状況を十分に検証の上、必要な施策を検討する」「地方部における旅客運送サービスと物流サービスの双方を維持する観点からも、バス・タクシー・鉄道等の事業者やモードを横断した定額制など多様なサービス提供を促進するための制度、バス等の交通事業者が、経営効率化に資するダウンサイジングやデマンド化等を柔軟に実施できる制度や、多様な交通モードにおける貨客混載の適切な展開等について検討を行う」などと記載されている。日本ならではの固有の事情に加えて、世界的なパンデミックが重なり、公共交通の構造問題にもいよいよ踏み込んでいく必要が出てきたということまで読み取れる。

7割ルールの次は「8割の壁」
 3月7日号の本欄では、タクシー運賃のあり方において、特にタクシー乗務員と全産業平均との賃金格差が埋まる方向で査定される仕組みになっていないと指摘した。単純に人件費の算定のあり方の問題とも言えるが、いまのままではほぼ永遠に賃金格差が大幅に縮小することはないだろう。乗合バスでは人件費算定のあり方が見直されたが、タクシーではその予定はないままだ。
この問題も重要なテーマではあるが、昨今ではコロナ禍による需要の急激な低下に見舞われ、タクシー事業者の経営は危機に瀕している。わが国でもコロナ禍は第6波まで経験し、全国的なまん延防止等重点措置の解除で、景気回復、需要回復が期待されている。2月末から降って湧いた「ウクライナ危機」はこの際、議論の整理の都合上脇へ置くが、コロナ明けの課題の一つとして旅客自動車運送事業においても指摘されているのが「8割の壁」。コロナという長いトンネルを抜けても、需要はコロナ前の8割程度まで回復しても、ほぼ従前レベルまで回復することはないだろう―との見方だ。
 実際には、フタを空けて見なければどのくらいまで需要が回復するのかはわからないものの、リモートワークの普及や生活様式の変化なども考え合わせると、コロナ前の需要を100%回復することは極めて困難なのではないかと想像がつく。単純化して考えると、需要が8割しか回復しないのであれば、この間のコスト増ともども考え合わせると、収支が合うには2割程度の値上げが必要ということになろう(4月1日から奈良県・奈良地区で始まる新運賃の改定増収率は9.25%にとどまっている)。特別区・武三地区のタクシー事業者の多くも、早期改定の実現とともに、2桁%の改定増収率に期待をかけているものの、それも過去の経過を振り返ると簡単ではなさそうだ(もちろん、査定の仕組みに由来する難しさも含まれる)。これについては、国交省の大辻課長も全タク連理事会で「この2年間、コロナの影響を受けているが、今年以降はどうか。影響を脱したとしても、コロナ以前のように戻るかどうかは微妙だろう。公共交通全般についてニューノーマル体制下で以前のような需要が戻らないとすれば、そういった前提の実績ということも考えていかなければならないのではないか」と述べている。

5年間の実績推移から原価計算を算定
 20年2月の全国48ブロック以降の運賃改定については、国交省旅客課長事務連絡(21年3月31日付、別紙1)により、コロナ禍による需要の急激な低下の影響を排除することとし、実績年度は「2019年」暦年を用いることとなっている。つまり、これから行われるタクシー運賃改定は、「コロナ禍が起きなかったものと仮定し、その仮定に基づいて査定する」ということになる。
 国交省自動車交通局長通達「一般乗用旅客自動車運送事業の運賃料金の認可の処理方針について」の別紙2に定められた「一般乗用旅客自動車運送事業の運賃原価収入算定・処分基準」(別紙2)によれば、過去5年間の実績の推移及び将来における合理的な予測を基礎に算定するとの記述があり、平年度の運送収入を実績年度に至るまでの5年間の実績推移のトレンドに基づいて予測、算定し、それに見合う運送原価を算定していくことになるはずだ。今回、実績年度に指定された19年の直前5年間の輸送実績は特別区・武三地区も含めて横ばいから微減程度であると想像するが、そうだとすると改定後には「8割の壁」にぶち当たることになりそうだ。運賃改定における査定は、「コロナ禍はなかった」との仮定の下に算定していくことになっているが、現実の世界ではコロナ禍はあったのであり、実績年度の翌年度、平年度においてもコロナ前の需要が回復せず、8割程度にとどまっているのなら運賃改定が実現しても、タクシー事業者の多くはやっぱり赤字のままということになりかねない。確かに、「タクシー運賃の改定は申請主義による」との建前に基づいて、改定後にまた改定に挑戦するという考え方も採り得るが、抜本的な対策にはなっていない。

抜本的な制度見直しへの議論が必要?
 こうして考えてみると、コロナ禍に対応し、乗務員の賃金格差を目に見えるほど改善し、それによって人材獲得競争においても劣勢に立たされないような運賃を得得するには、現行の制度のまま運用の見直しだけで凌ぎ切れる状況ではなくなりつつある。とはいえ、業界労使が満足できる水準の運賃が実現できるようになったとして、その運賃水準が利用者に受け入れられるものか否かもまた未知数だ。制度の見直しは中期的には不可避だと思うが、議論に踏み出すのなら業界内で十分な下準備と合意形成が必要だと思う。コロナ明けが近づいているいまがそのタイミングといっても良いだろう。(了)
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No.903 4月4日号  主な内容
■巻頭人物 
:川鍋 一朗氏(東京ハイヤー・タクシー協会会長)
■気になる数字
19歳から
 改正道路交通法で引下げられた2種免許の取得が可能になる年齢。
 乗務員の若返りが業界の課題なだけに、メリットが大きいと言えるが。
■トピックス
:「8割の壁」を超える運賃を
            〜運賃改定 残れた制度上の課題は?
:「原則11時間」はなぜ「9時間」になったのか
            〜労使対立・日勤の休息時間
:ウィラーがmobiの実証実験を報告
         〜4月18日から1年間、大塚エリア対象に
:京タ協・兼元会長 今期での退任を表明
            〜川本副会長も退任の意向
:適正運賃の実現で労働条件改善を
            〜大タ協 課題山積、1年ぶりに開催の労使懇談会
:田中社長が地域交通問題、松下弁護士が割増賃金問題で講演
            〜「大阪のタクシー問題を考える会」
:〈スポット〉日本交通G関西「お花見タクシー」
■東西往来
:東個協、臨時総代会で黒塗り車導入へ  / 「今後は後方支援に回りたい」
■この人この言葉
:秋山 利裕氏 / 松永 次央氏 / 仲辻 正憲氏 / 田中 滋修氏
シャッターチャンス
:議事進行に問題はないようだが / 高齢乗務員の急逝相次ぐ事態…
:運改以外でコスト増吸収は無理 / うっすらと見える次期の執行部
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関東版
国交省 個タクの特例許可を通達
   参入枠の公示は「毎年4月中旬」に
     原案骨子を維持、1日から7年間

【東京】国交省は3月30日、コロナ禍による譲渡希望者と譲受希望者のマッチングが困難になっていること、事業者の高齢化が進んでいることなどを理由に、改正タクシー適正化新法に基づく準特定地域でも個人タクシーの新規許可を特例的に認める制度を時限的に制定することとし、同日付で自動車局長通達「準特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシーに限る)に係る道路運送法第4条第1項の許可の特例的な取扱いについて」を、各地方運輸局等に発出するとともに、全個協にも通知した。パブリックコメントを募集していた際の原案の骨格を維持した。
 特例的な新規許可の参入枠は、@20年度〜21年度に一般廃業した75歳未満の個人タクシーの事業者数A22年度〜23年度に一般廃業した75歳以上の個人タクシーの事業者数―を限度とする。@Aともに、それぞれで発生した参入枠の総数を、前者は22年度〜26年度、後者は24年度〜28年度の各5年間で按分した事業者数を年度ごとの参入枠とする。最初の4年間は特例許可の参入枠を消化しきれず、余りが出た場合には翌年度に枠を繰り越す。ただし、最終年度の5年目に未消化枠を生じた場合は翌年度に繰り越すことはできない。2年目から5年目の各年度の途中で準特定地域に指定された場合には、最終年度までの残りの年数で按分した事業者数を参入枠として配分する。
 各地方運輸局では、各年度の参入枠を営業区域ごとに公示することとし、公示は毎年4月中旬に行う。特例許可の申請は既存の個人タクシー通達(一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシーに限る)の申請に対する処分に関する処理方針)の規定に添うものとし、年1回一定の時期(=約60日間)の受付期間を参入枠の公示に併せて明記することとしている。審査の結果、特例許可すべき件数が、参入枠を上回った場合は、くじ引きによって決める。
 公示された準特定地域が特定地域に指定された場合は、特例許可を行わない。本通達で定めた特例許可の実施期間内に再度準特定地域に移行しない限り、特例の対象外となる。今回の通達は4月1日から施行し、29年3月31日をもって廃止することをあらかじめ定めている。
〔4月2日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2022年4月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】国交省個タク組織化推進で事務連絡
【 東京 】個タク特例パブコメへの回答
【 横浜 】京浜交通圏は前年比89人減少/3月末年齢別法人運転者証交付数
【 東京 】7会場結ぶライブ配信方式で入社式/日本交通、300人を採用
【 東京 】2部制で入社式/国際自動車は119人入社
【 東京 】帝都自交は29人が入社
【 東京 】事故防止カレンダーなど継続作成/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】事故防止標語の募集開始へ/東京共済協組、告知ポスター配付
【 東京 】国交省人事
【 東京 】運改問題で宣伝行動/自交東京第1回単組代表者会議
【 静岡 】「テレハイみちびき」リリース/Sオリジン 1日から予約開始
 
2022年4月2日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「8・16事務連絡」解釈に変更なし/国交省 乗降に係る料金設定の追加事務連絡/福祉限定事業者は「設定可能」
【 東京 】リッター7円以上の値上がりにDPI日本会議斉藤国交相に要望書
【 大阪 】ウィラー、大阪でmobi開始/在阪タクシー3社4両が提携
【 東京 】定款の一部変更を承認/東個協第5回理事会
【 徳島・岡山 】「あいあいカー」にシステム提供/電脳交通 岡山の実証実験に
【 京都 】エムケイ「大阪国際空港」発/スカイゲイトシャトル運行再開
 
2022年4月1日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】もはや公共交通と呼べないのでは?/協賛金等、事業収支内容に積極介入へ/地域公共交通会議で日興自・山本社長
【 東京 】地域公共交通の再構築へ/自民党新議連が設立総会
【 福岡 】黒土氏が取締役退任/第一交通産業 相談役就任へ
【 東京 】全国の掛売平均109.9円/3月のオートガス市況調査
【 東京 】1リットル当たり再び25円に/燃油価格激変緩和の補助金
【 東京 】久々に24人定員で開催/全福協 UD講師養成講座
【 東京 】黒塗り車導入を承認/即日実施 東個協・臨時総代会
【 東京 】監事権限の明確化など定款改定承認/日個連交通共済協組・理事会
【 東京 】浮間支部、今月末で機能停止/都営協・第10回理事会
【 東京 】関運局、東タク協への要請内容協議/東京ハイタク労働団体・代表者会議
【 東京 】東運支局長に尾崎・千運支局/関運局人事 旅二課長は小泉氏
【 横浜 】4月から「居酒屋タクシー」/三和交通G 救援料金と組み合わせ
【 東京 】全自交東京 上野駅乗り場で清掃
【 東京 】関東自動車労組が移転
【 東京・名古屋 】トヨタ・いすゞ・日野/バス自動化で連携強化
2022年3月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】4月18日から1年間 大塚エリア対象/豊島区の地交会議でmobi概要を説明/既存公共交通への影響、採算面で意見続出
【 東京 】全国微増も東京、神奈川等は改善/19年対比 全タク連サンプル調査
【 東京 】中間取りまとめ案承認/自動車運転者労働時間等専門委
【 東京 】「原則11時間」にできず残念/交通労連ハイタク部会・手水氏
【 東京 】13地方協会に会長表彰/全タク連・交通安全委員会
【 東京 】「耳マークステッカー」を配付/東タク協、耳が不自由な人に配慮
【 横浜 】関運局 地域交通優良団体等表彰
【 東京 】非喫煙者の限定運用へ/日交 虎ノ門病院専用乗り場で
【 東京 】乗務員教育にeラーニング/キャピタルG 2社で導入
【 東京 】燃料補助プログラム開始/ウーバージャパン 燃料高騰受け
 
2022年3月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】4月から「遠隔点呼」が可能に/国交省 機器・システム等要件を設定/実施には運輸支局長などの承認が必要
【 横浜 】協会創立70周年を迎える/プレスリリース 神タ協
【 東京 】特区・武三の2月総営収25.8%/多摩21.9%増 東タク協原計実績
【 東京 】春季前にさらに先安、需給緩和感
【 ニューヨーク 】ウーバーがイエローキャブ配車へ
【 東京 】日給の休息期間、最後まで労使一致せず/厚労省・労働時間等専門委第6回作業部会
【 大阪 】タク懇が大タ協訪問/AIオンデマンド等で意見交換
【 東京 】レクリエーション活動を本格化/日交労、卓球、野球大会など
【 東京 】MoTドライブチャート/あいおいニッセイ同和損保が特約に採用
【 東京 】1株につき50円の配当/自動車会館が第64回株主総会
【 東京 】自主研修に車いす乗降演習追加/4月から、東京タクシーセンター
【 東京 】関東運輸局 譲渡譲受認可
 
2022年3月25日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】地域公共交通会議に報告へ/面談の東タク協・川鍋会長らに提案/豊島区の「mobi」実証実験でウィラー
【 横浜 】小瀬局長、地震対応に謝意
【 東京 】特区・武三42%、多摩36%増/1月の総営収 東タク協全社実績
【 横浜 】特区・武三の運改要請 90.53%
【 横浜 】通常総会は5月18日にホテルで/神タ協横浜支部・理事会
【 東京 】グループ車両4374両に/国際自動車 102周年記念式典
【 東京 】プラットフォーマー対応の研究を/東タク協理事会で前島・常任理事
【 東京 】1リットル当たり25円→18.6円に/燃油高騰激変緩和の補助金
 
2022年3月25日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】気づく力、報告する力、伝える力を/相次ぐ死亡事故に受講人数拡大/事故防止責任者講習会で徹底
【 東京 】全会員事業者がインボイス対応を/全個協理事会で指摘
【 東京 】30、31日にUD講師養成講座/全福協 定員24人で実施へ
【 東京 】「心のバリアフリー」/好事例企業に日本交通
【 東京 】江戸・東京 桜の名所めぐり/国際自動車が予約受付中
【 福岡・東京 】妊産婦の移動負担を軽減/MoT 太宰府市でタクサポート
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関西版

北、福島両区でmobi実験開始
     エリア定額乗り放題プラン等でアピール

【大阪】WILLER(ウィラー)とKDDIの合弁会社・コミュニティモビリティ(CommunityMobility、村P茂高社長、東京都目黒区)は1日、大阪市のAIオンデマンド交通社会実験の一環として、大阪市北区、福島区の2エリアで「mobi」の運行を開始した。エリア内に416カ所の仮想乗降ポイントを設置している。さくらタクシー、珊瑚交通、ユタカ中央交通の3社が道運法21条の許可に基づき計4両で運行し、アプリサービスはコミュニティモビリティが提供する。
 コミュニティモビリティは、同サービスを「半径約2キロの生活圏内移動で、自転車やマイカーに代わる、新たな『ちょいのり』を提供するサービス」と位置づけており、「新しいスタイルの共有交通で、同じライフスタイル・価値観で繋がった人たちのコミュニティで共有し、 乗降ポイントをリクエストするなどにより 自分達にあった利便性が高いサービスにしていくことができ、コミュニティのみんなが毎月定額を出し合うことで、自分達の思い通りに動く運転手付きの車を複数台共有する感覚″で利用できる」とコンセプトを説明している。
 定額料金制度を基本としていることから、家族の送迎、買い物、高齢者の外出支援などの用途に応じた利用が可能になる。北、福島の両区は食事や買い物に訪れる人口も多く、1回ごとの運賃も設定されており、利用の受入れ間口を広く取っている。
 同サービスのポイントは、次の4点。@サブスクプランに、定額乗り放題プランに加えて、回数券プランを設定Aサブスクプランは北区と福島区の両方のエリアで使え、定額乗り放題プランは5000円。回数券プランは利用回数5回で1400円、 8回で2100円B定額乗り放題プランは同居家族6人まで1人ごと500円の追加で利用者の追加が可能。C4月30日までに「定額乗り放題プラン」に登録すると 、最初の30日間を無料で乗り放題、その後の30日間は2500円で乗り放題という「mobiデビューキャンペーン」の展開。
〔4月2日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2022年4月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「ワンマイルオンデマンド」を指向/mobi運行開始で記者発表会
【 大阪 】毎月100人減ペース変わらず/大阪市域等 個人も1人減
【 東京・大阪他 】個タクの組織化推進を指示/国交省 申請書に「協組名」
【 大阪 】271人が精神障害者割引認可/全大個協会「今回は第1弾」
【 神戸 】要請率が13.68%に上昇/葵交通(姫路)が追随申請
【 大阪 】「無料医療相談」の開設へ/全大個協会 特例新規の公示受け
【 大阪 】大タ協「タクシーの日」ラジオで/広報サービス委員会開催
【 奈良 】運改に合わせ、街頭指導/4日には南部地域でも
【 大阪 】「新たな規制緩和を許さない」/自交大阪「4.1怒りの行動」
【 大阪 】近畿管内人事 4月1日付続報
【 京都 】エムケイ「大阪国際空港」発/スカイゲイトシャトル運行開始
【 大阪 】大タ協 約1年ぶりの労使懇
【 徳島・岡山 】電脳交通 タク配車システムを提供
 
2022年4月1日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京・大阪他 】個タク救済の特例措置で通達/新規参入枠は「毎年4月中旬」公示
【 大阪 】大タ協、1年ぶりに労使懇/適正運賃求め、労働環境改善を
【 神戸 】姫路からも運改追随/6社150両、10.85%に
【 京都 】京タ協も運改に積極姿勢/兼元、川本、多田の3氏が見解
【 大津 】LPG業者から状況を聴取/滋タ協 車両資材委を開催
【 大阪 】52人中50人が合格/近運局 個タク試験結果を発表
【 京都 】社葬出席への謝辞/京タ協 仲辻・常任理事
【 京都 】「京都個人タクシー団体協議会」/きょう1日、正式発足
【 京都 】「パッケージ案」運用見据え/全京「苦情ゼロ運動」展開へ
【 大阪 】地域公共交通関係支援制度説明会/近運局 オンライン開催
【 大阪 】田内・新大阪運輸支局長など/国交省 新年度人事を発表
【 京都 】「3回目接種」終了を公表 エムケイ
【 大阪 】「お花見タクシー」任命式/日交G関西 事業活性化に向け
【 大阪 】北新地で「啓発活動」を実施
【 大阪 】「取られた仕事」を取り返せ!/大タ協 坂本副会長
【 静岡 】「テレハイみちびき」リリース/Sオリジン 1日から予約開始
 
2022年3月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】兼元会長、任期満了で退任の意向/次期会長候補は「選考委員会」で選定
【 奈良 】1社残して全社を認可 概ね上限/4月から新運賃の奈良地区
【 東京 】全国的に微減基調へ/19年対比 全タク連サンプル調査
【 大阪 】大阪運輸支局長に田内氏/4月4日には関係各所を訪問
【 京都 】京都運輸支局長に退任を報告/兼元会会長「今後は後方支援に」
【 京都 】選考委員会構成を発表/京タ協 次期会長選出に向け
【 大阪 】前年比13.09%の増/大阪市域 2月は2万5213円
【 神戸 】県下全体で68.2%が60歳以上/兵タクセン 運転者証交付状況
【 大阪 】新配車システム 順調な滑り出し/全大個協組 約250人が参加
【 京都 】京タ協 輸送実績を公表
【 大阪 】4月の街頭指導日程
【 大阪 】第一・田中氏、松下弁護士が登壇/大阪のタクシー問題を考える会
【 大阪 】「臨時給積み上げが、一定の成果」/阪急タクシー労組、春闘妥結
【 東京 】燃料費補助プログラム開始/ウーバージャパン 燃料高騰受け
【 大阪 】路線バス事業者に文書警告
 
2022年3月26日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】移転先は「ワンノットビル」に/官報公示の必要から7月頃に実施予定 兵タ協
【 奈良 】「会長候補」に一本化を承認/奈タ協 予算理事会で
【 神戸 】東播磨から運改要請スタート/姫路・西播磨の動きは如何に?
【 大阪 】労使懇を30日に開催/大タ協と在阪労組産別幹部
【 大津 】春の街頭キャンペーンは中止/滋タ協 合同委で
【 大阪 】生野区で地域公共交通検討会/オンデマンドバスの質問多数
【 東京 】タクでも遠隔点呼可能に/国交省 システム要件など設定
【 大阪 】コスモキャブ大阪をグループ化/日交と小豆島Gが業務提携
【 京都 】「京都版GoTo」再開/エムケイ 食事+送迎ツアー
【 奈良 】「改定後も迎車料金不要」/カイナラ HPでアピール
 
2022年3月25日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「大阪市全域に広げたい」/北、福島両区の運行開始式典で大阪メトロ
【 大阪 】地下鉄駅、車両等で新開業PR
【 神戸 】「36年の歴史」に幕/兵庫県タクシー交通共済協組
【 京都 】事業計画案などを確認/京タ協 正副・各専門委員長会議
【 京都 】京都準特協、近運局に開催報告
【 神戸 】会館の移転先は4案の中から絞る/兵タ協 総務委員会開く
【 大阪 】伊藤・大運支局長が退任あいさつ
【 大阪 】タク懇が大タ協訪問/AIオンデマンド等で意見交換
【 京都 】比叡山観光タクへの対応協議/自交京都 執行委員会開く
【 大阪 】「地域交通問題」で新提案2つ/大タ協・坂本篤紀副会長
【 大阪 】道運法違反でハイヤー社長を逮捕/コロナ禍で増える白タク?
【 奈良 】運改とともに活性化効果に期待/天理市に新たな総合文化施設
【 訃報 】葵交通・河合会長が死去
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