ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2022年10月31日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

全国的な運改実施と残る課題
迎車料金と手数料、労働条件改善、新基準か旧基準か…

 国交省が7月29日に旅客課長事務連絡(いわゆる新基準)を発出して以来、全国各地でタクシー運賃改定の要請・申請が相次いでいる。一方、消費者委員会、物価問題に関する関係閣僚会議を無風で通過し、新運賃の11月14日の実施に漕ぎつけた東京都特別区・武三地区では、主要無線グループあるいは加盟する配車アプリプラットフォーム単位でこれまで以上に迎車回送料金の分散化、多様化が進む気配も窺える。また、特別区・武三地区も含むすべての地域では、運賃改定を踏まえた乗務員らの労働条件改善が新たな懸案事項となっている。これらの諸課題を俯瞰し、改めて考えてみることにした。

特区・武三の運賃改定、実施の課題 〜迎車料金と手数料
 東京都特別区・武三地区においては、最初の運賃改定要請が始まった21年12月下旬の段階で日本交通グループが迎車回送料金を200円に設定すると伝えられ、現行迎車料金420円を半額以下にするのか―とかなりのインパクトを生じさせたものの、その後業界内の話題の中心は、改定増収率はどの程度になるか―や、消費者委員会、物閣はすんなり通るのか、新運賃の実施時期はいつなのか―に移っていった。
 忘れ去られた感もあった迎車料金問題だが、消費者委でも改定そのものへの大きな異論がなく、物閣も通りそう―となってきた段階を経て、新運賃が公示され、実施日が決定し、さらに新公定幅運賃の届出、迎車料金を変更する場合の申請について集中受付期間が10月24〜26日に設定される段階に至ってこの問題は次第に顕在化してきた。実際にはもっと長きにわたって情報収集や各無線グループ・協組、アプリ陣営ごとの綱引きもあったものと思われる。
 迎車料金での料金多重化へのきっかけになったのはモビリティテクノロジーズ(MоT)の配車手配料で、特別区・武三地区に限定し、「GO」アプリユーザーから直接に1配車100円を徴収しようというもの。同社からの公式発表は10月14日付で、GO最大の車両数を誇る日本交通グループは今回、迎車料金300円での申請を発表しており、1配車当たり日交迎車料金300円+GO手配料100円の計400円が必要になる。この手配料100円について国交省(関東運輸局)では道路運送法上の運賃料金に該当せず、設定の妥当性、金額などについてコメントする立場にないとしている。
 一方、日本交通・MоT陣営が公式発表を行う前に、同じ東京大手4社の国際自動車が、PFが直接にユーザーから手配料を徴収するというスキーム自体に反対を表明。あわせて、「現在タクシー事業者がPFに支払っている1配車当たり30〜50円の手数料は安過ぎる」とし、この手数料を引上げていけば、PFがユーザーから直接に手配料をとろうとすることもなくなると強く主張した。言うまでもないことながら国際自動車はアプリでは「S.RIDE」陣営であり、主要株主の1社だ。迎車料金を巡るさや当てはGO陣営とS.RIDE陣営とのぶつかり合いでもある。
 大手4社としては、日交、帝都自動車交通がGO陣営であり、国際、大和自動車交通がS.RIDE陣営ということになる。大手4社間で異なる迎車料金が選択されるとなれば、経営の根幹たる運賃料金問題においてさえ、4社間の結束は思いのほか強くないことを示しているということになろうか。
 いずれにせよ、今回の迎車料金多重化によって、現在タクシー事業者が負担しているPFの手数料はいかにも安いということは間違いないようだ。少なくとも、東京業界では、「それならアプリなどやめてしまえ」という声は全く聞かない。それほど、全輸送機会に占めるアプリ配車の割合は高く、各社・各グループでも多くが自社無線よりアプリ配車の回数の方が多いという現実があるからと推察される。それほど、利用者に浸透したアプリなら、そのツールを今後も長く活用し続けるためにPFの経営健全化は避けて通れない課題だ。アプリ発祥の地である米国でもウーバーテクノロジーズやリフト社が配車事業で黒字になったことはないが、日本国内専用タクシーアプリを持続可能なものとするために、誰がいくらどのような方法で負担すべきなのかを議論するきっかけを今回の問題が与えてくれたことだけは評価した方が良い(直接、間接を問わず最終的に負担するのは利用者であり、その意味では手順や方法の問題、具体的な金額の妥当性が問題の中心となることは論を待たないが)。

今後の運改要請・申請と労働条件の改善 〜次の改定へのステップか
 20年2月には全国48ブロックで一斉に運賃改定が実施された。その際、国交省では運賃改定の成果を乗務員らの労働条件改善に資するよう指導していくこととしており、改定の成果そのものがコロナ禍の影響で吹き飛んでしまったものの、指導の趣旨そのものはまだ生きているようだ。
関東管内では、乗務員の労働条件改善状況の調査、公表を次期運賃改定要請・申請の要件とまではしていないというのが公式見解になっているものの、例えば群馬県タクシー協会では10月19日に20年2月の運賃改定後の労働条件改善状況の調査結果を取りまとめ、翌20日には群馬県A地区、同B地区で要請・申請書の第1弾が提出されており、調査・公表と要請・申請は無関係というのは無理がある。実際、関東管内では東京都多摩地区や神奈川県京浜地区など20年2月の運賃改定実施地域でその後の労働条件改善状況調査、とりまとめへと動いている。
なお、20年2月の運賃改定について言えば、その際の労働条件改善状況の調査となれば、当然のことながら、「コロナ前」と「コロナ後」の比較になるため、運賃改定をしたとしても、乗務員の賃金額そのものは改定前より下がらざるを得ない。調査そのものが、賃金支給率そのものの確認であって、「改善状況」の確認ではないというのが実態ではないか。また、群馬県地区の例でもすでに公表された労働条件改善状況において、賃金支給率そのものが低下している事業者も確認されているものの、関東運輸局によれば、群馬運輸支局が行った当該事業者へのヒアリングを通じて、それ相応の理由があったもののとして「了」とされており、調査そのものが次期運賃改定に繋げるための「手続き」と化している観は拭えない。
また、全国的にも新基準発出後に運賃改定要請・申請手続きが相次いでいるが、関東管内以外では必ずしも、事前に前回改定後の労働条件改善状況調査結果が公表されておらず、「公平性」については少々の疑問符も付く。

新基準か旧基準か〜その後
 7.29事務連絡発出後の全国的な運改要請・申請事案において、旧基準での審査を希望したという事例はいまのところ聞かない。今後も絶対ないとまでは言えないが、トレンドとしては素直に新基準での審査を受けいれるという方向で進んでいるようだ。
 一方で、別の選択肢も浮上している。本紙インタビューにおいて東タク協の藤原廣彦副会長(多摩地区担当)が示唆していたように、国交省自動車局旅客課の江口慎太郎・地域交通対策官が24日の全タク連・全国専務理事会議の講演中にこの問題に触れ、現在の輸送実績の水準でしばらく推移すれば来年度以降の運賃改定要請・申請事案では22年度を実績年度として用いる可能性があることに言及している。新基準に基づいて21年度を実績年度としながらも、平年度の需要をコロナ前の水準には戻らない前提で推計した場合と、もともとの審査基準に基づいて22年度を実績年度として用いた場合、いったいどちらがより高い改定増収率を確保できるのか正確な予想は難しい。しばらく様子を見て、年度を跨いでから要請・申請した方が有利ということもあり得るが、「そんなに待っていられない」のなら、いますぐ要請・申請を行うしかない。(了)

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No.929 10月31日号  主な内容
■巻頭人物
:村澤 儀雄氏(東京無線協同組合理事長)
■気になる数字:5994人増
厚労省が公表した「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」で示されていた1週間での新型コロナ感染者の増加数。
■トピックス
:全国的な運改実施と残る課題
            〜迎車料金と手数料、労働条件改善、新基準か旧基準か…
:市域は加算前倒しで東京並みに?
            〜アクション前夜 大阪の運賃改定 遠割は一気に「9・1」志向
:運改、遠割是正へ「機運高まる」
            〜大タ協労使懇
:運賃改定に関して意見交換
            〜大阪のタクシー問題を考える会
:コロナも戦争も人手不足も超えて―
            〜神タ協 伊藤会長 創立70周年記念インタビュー
:最優秀賞は森下翼さん(光洋自動車) 東京無線協同組合
            〜上位3人はチェッカーとのエキシビジョンに出場へ
:駅前再開発のためタクシー乗り場が長期封鎖
            〜JR三ノ宮駅南側は6年間、代替場所は確保できるか?
:業務センターへの不満爆発(京都)
            〜新理事長に廣田氏を選出
:<Data>タクシー事業の現状
:<Data>スマホアプリによる配車可能数 / オートガス市場調査の推移
:<Data>新型コロナの影響による営収の対19年同月比の変化(9月度)
:<Data>近運局管内 21年度輸送実績
■東西往来
:労力と費用に対し補助の無い不思議 / 社会貢献活動を「恒例行事」に
■この人この言葉
:川村 泰利氏 / 徳永 昌司氏 / 三野 勝義氏 / 北川 賢持氏
シャッターチャンス
:決断の遅い瀬戸際大臣の辞任劇 / 条件はアプリとJPNタク乗車
:インバウンド集客の検討すべき / 運賃改定と同時に今こそ減車を
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関東版
500円と300円で明確に二分
        配車アプリPFの影響顕著に
                 特区・武三地区の迎車料金申請出揃う

【東京】特別区・武三地区の運賃改定実施を11月14日に控え、同地区の主要無線グループ・協同組合等の公定幅運賃は初乗り1.096キロ500円、加算255メートル100円で揃い、加算1回分を減じて400円を選択する事業者はないことがわかった。一方で、迎車回送料金の申請については500円組と300円組に二分され、400円組がこれに続く状況だ。大手4社間でも500円と300円に分断されたほか、準大手3社も500円と300円に分かれた。中小事業者でも東京無線が300円で申請したものの、将来の同協組との組織統合をにらむチェッカーキャブは400円を選択している。
 迎車料金の申請を大手4社でみると、日本交通グループが300円を選択。加盟する配車アプリ「GO」との関係で同アプリの配車手配料100円をユーザーは負担しなければならず、日交グループでは300円+100円の400円が必要。電話等での配車注文であれば迎車料金300円のみで済む。同様にGOに参加している帝都自動車交通グループも迎車料金の申請は300円を選択している。一方、国際自動車グループ、大和自動車交通グループはいずれも迎車料金500円を選択した。両グループはともに配車アプリ「S・RIDE」に参加しており、設立当初からの主要株主だ。大手4社という区切りでは、日交・帝都のGO陣営が300円、国際・大和のS・RIDE陣営が500円に二分された格好。
 準大手3社ではウーバーとGOアプリの双方に参加する日の丸交通グループは迎車料金300円を選択して申請。S・RIDE陣営で主要株主でもあるグリーンキャブはアプリ配車なら迎車料金500円、電話配車等では同300円と二種類の迎車料金設定を申請した。これはアプリプラットフォームの将来の事業収支改善に向けてPF手数料額が上昇することも見込んだ上で、アプリ以外での配車においては価格競争力を確保しようという戦略とみられる。東都自動車交通グループは配車アプリではGO陣営ではあるものの、今回の運賃改定では迎車料金500円を選択し、制度上、迎車料金は初乗り額を限度とする設定が可能という仕組みに沿ったものとしている。
 中小事業者ではS・RIDEの主要株主の1社でもある寿交通は迎車料金として500円を選択しているが、東京無線がすでに300円を選択することを明らかにしている。一方、東京無線との組織統合も視野に入れているチェッカーキャブ無線協組では当初の計画通り400円で申請することを選んだ。東京無線は自前のアプリも持つがGOにも加入しており、配車回数は相当数に上る。一方のチェッカーキャブはS・RIDE加入事業者であり、アプリの違いが選択の違いとなって現れた格好。
 本運賃が値上げされる一方で、迎車料金については「値下げ」を選択した格好になった無線グループ・協組もあり、ここに至るまで各事業者の思惑が激しく交錯したもよう。また、個人タクシーでは東個協、日個連都営協の両グループはいずれも迎車料金は現行の300円を維持するとされており、法人・個人合計でみても特別区・武三地区では迎車料金300円が最大多数派を形成することになった。ただ、300円グループも鉄の結束で進んで300円を選んだわけではなく、今後の配車競争の中で場合によっては車両数不足で未配車となることも懸念され、そのため一部大手などではフランチャイズ拡大への動きも加速することがありそうだ。
〔10月29日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2022年10月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】斉藤国交相 会見要旨
【 東京 】国交省日本版MaaS支援事業選定 
【 東京 】マスク着用要請など英語で表示/羽田国際線乗り場デジタルサイネージ
【 東京 】初乗運賃ステッカー1万枚配布/都個協 運賃改定までに
【 東京 】オンデマンド「勉強会」初会合/豊島区地域公共交通会議分科会
【 福岡 】「オンデマンド交通社会実験」/福岡市で第一交通産業Gが参加
【 横浜 】今年も「ハロウィンタクシー」/三和交通G 3日間限定で
【 静岡 】新しいツールと運営スタイルを/Sオリジン 12月にウェビナー
【 東京 】アプリ配車可能車両数/全タク連とりまとめ
【 東京 】昨年9月の死傷事故映像を上映/MRI受診訴え 日個連交通共済
【 東京 】12月13日に開催/多摩・準特定地域協議会
 
2022年10月29日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】国交省通達背景に労働条件改善交渉を/「いかに賃金をかさ上げできるか」注目/全自交東京地連大会 23春闘に奮起求める
【 東京 】働きやすい職場認証制度に即するように/自交東京・秋季年末闘争統一要求
【 横浜 】関東運輸局 譲渡譲受認可
 
2022年10月28日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】アプリ配車、電話注文で別建て可能/「1社1種類」のルールなし/迎車料金の設定めぐり関運局見
【 横浜 】勉強会は「ノーコメント」/mobi問題で内田・自交部長
【 東京 】普通車上限、迎車500円で/国際自動車 運賃料金を届出・申請
【 東京 】チェッカー迎車400円で届出
【 東京 】20年版経営分析作り直しへ/東タク協 12月配布を視野に
【 東京 】75%が登録済みか登録予定/適格請求書発行事業者 都営協
【 東京 】三鷹営業所出身の後藤氏/km提携個人13号出発式
【 東京 】運改、認可責任問う運動を/自交東京 中央委開く
【 東京 】待遇改善が条件付けの運改/国際労組定期大会
【 東京 】無事故無違反、善行などで45人/全タク連優良乗務員表彰
【 東京 】空車進入禁止の徹底求める/新橋駅銀座口 街頭指導会議
【 東京 】新人特別接遇研修を新たに開催/外部講師招き 東タクセン
【 東京 】一部講習を英語で実施/自主UD英語研修 東タクセン
 
2022年10月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】東京無線は迎車料金300円設定へ/GOの配車手配料100円が影響/村澤理事長、在京業界紙記者団の取材に答え
【 東京 】22年度を実績年度とする可能性も/全タク連全国専務理事会議
【 東京 】職員・整備士、運転者対象に/東タク協三多摩支部 合同表彰式
【 東京 】「値上げしません」PR/東タク協三多摩支部 11月14日に
【 横浜 】10〜12月会費徴収免除を決定/神タ協川崎支部会
【 横浜 】関運局9月原計輸送実績速報
【 東京 】インボイス導入への支部の対応/東個協役員研修会
【 東京 】MоT香川県でも/GOアプリサービス提供開始
【 横浜 】臨時休車実施及び復活状況
【 横浜 】Fデリバリー許可件数まとめ
【 横浜 】コンフォート仕様も受注販売/三和交通の防犯衛生シールド
 
2022年10月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】半数以上が乗務員「2〜3割不足」/「5割以上の不足」も5カ所報告/全タク連 緊急乗務員不足調査結果を国交書に提出
【 東京 】優良管理者・事故防止標語で表彰式/東京ハイタク交通共済協組
【 東京・前橋 】群馬県AB地区労働条件改善状況/平均増収率計算式に誤り
【 横浜 】群馬県AB地区運改要請開始
【 東京 】東タク協8月全社輸送実績
【 東京 】10年ぶりに組合ツアー/シンセツタクシー労組
【 東京 】全国平均では79.2%に/全タク連対19年月別総営収比較の推移
【 東京 】迎車料金は据え置き300円に/都個協加入の個人タクシー
【 横浜 】神タ協 新規講習にUD研修導入/神奈川トヨタで受講 来年度から
【 東京 】13人目の提携個人タクシー/km三鷹営業所で出発式
【 横浜 】関東運輸局 譲渡譲受認可
【 東京・名古屋 】トヨタ・いすゞ・日野/バス自動化で連携強化
2022年10月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 前橋 】営収25.27%、平均給与月額18.88%減/関東管内では運改要請とセットに?/群タ協 19年10月改定「労働条件改善状況」
【 京都 】コンドル協力映画 京都映画祭で上映
【 東京 】「値上げはしない」キャンペーン/東タク協・三多摩支部が展開へ
【 東京 】建設工事シャトルは許可不要/国家戦略特区WGヒアリング
【 仙台 】山形県B地区運改申請開始/東北運輸局が公表
【 東京 】庭和田・副委員長が委員長就任/自交総連定期大会
【 東京 】合計107人に認可書交付/個タク事業講習会・認可書交付式
【 横浜 】社会貢献の重要性説く/神タ協定例役員会で伊藤会長
【 横浜 】関運局長表彰 ハイタクは31人
【 東京 】公共機関乗り換えキャンペーン/東京交運バス・ハイタク部会
【 東京 】責務に似合う賃金確保を/関東交運労協が総会
【 横浜 】3年ぶり屋形船忘年会/日の丸自動車深川労組
 
2022年10月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「さらなる運改が必要」と私見/京浜地区で23年9〜10月の実施目途/神タ協・藤井氏 テレビ取材に答え
【 東京 】「オンデマンド交通に関する勉強会」/豊島区地交会議分科会 開催へ
【 東京 】独禁法特例法で共同経営認可/国交省 広島の交通事業者7社に
【 名古屋 】中運局 違法客待ちを取り締まり
【 東京 】法人運転者は23人減。いぜん減少傾向/多摩地区のタクシー運転者登録9月分
【 横浜 】支部会費さらに2カ月免除/神タ協・横浜支部理事会
【 東京 】映画コラボの「貞子タクシー」/S・RIDE等3社が限定運行
【 東京 】城委員長・菊地書記長が退任/自交総連 定期大会を開催
【 さいたま 】運賃改定で賃金・労働条件改善を/全自交労連 さいたまで大会
【 東京 】kmモビリティサービス/ペットツアー予約受付開始
【 東京 】国交省自動車関係功労者大臣表彰
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関西版

配車手数料等の乗務員負担回避を
        大タ協労使懇で在阪産別側が要望

【大阪】大タ協(坂本栄二会長)が27日に在阪労働4団体と行った労使懇談会(一部既報)では、運賃改定、5・5遠割是正の問題については労使ともに、コロナ禍の影響と燃料高騰、諸物価高騰、乗務員不足の現状打開のために必要との意見があり、特に労働側からは運賃改定、遠割是正で得られた増収分について労働条件の改善に確実に当ててもらうこと、また利用頻度が増えている配車アプリの手数料やキャッシュレス決済手数料について乗務員負担にしないよう要望があった。一方で、事業者側からは「運賃値上げをしたり、遠割是正をすれば利用客が減るから止めて欲しいといった自らを安売りするようなことはしないでいこう」との意見も出ていたという。
 意見交換の中で大阪市のAIオンデマンド交通については、「この先、企業送迎バスの多い此花区や住之江区で、有料乗降場所をどんどん設置されると下限運賃のない乗合、さらに定額5000円といった運賃でやられると大きな影響が出てくる危険性がある」、「社会実験は最長3年だが1年更新なのに、大阪・関西万博までに大阪全体に走らせるといったことを対外的にPRしたりするような不誠実なやり方をされている。地交会議でしっかり物申していく必要がある」、「民間事業者ならきっちり採算を取れるようにしてくるが、最後は白タク配車しかないといった無責任かつ危険なものは警戒していかなければならない」といった指摘があったようだ。
〔10月29日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2022年10月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】実働率減、実車率増の傾向続く/神戸・阪神間と淡路島 9月原計実績
【 大阪 】近畿の特定・準特定地域 減休車率
【 京都 】7月日車営収が19年並みに/京タ協 7、8月輸送実績を公表
【 大阪 】運改、遠割是正「100%賛同」/ワンコインG・町野代表
【 和歌山 】運改アンケート結果受け/和タ協 正副会長+経営委員長会議
【 京都 】改正改善基準告示の勉強会/継続開催視野に 京タ協労務委
【 大阪 】叶商事 迎車料金を変更へ
【 京都 】危険なUターンなどで注意/京都業務センター 文書発出
【 京都 】新委員長に松田氏を選出/自交京都 定期大会開く
【 大阪 】特例新規許可の「余り」を要望/全大個協組・山口副理事長
【 大阪 】11月8日に2回目会合開く/関西MaaS推進連絡会議
【 神戸 】シートベルトコンビンサーなど体験/日交G関西 神戸営業所で
【 大阪 】ドラレコ活用の安全講習会など/2日連続で 敷島交通
【 静岡 】新しいツールと運営スタイルを/Sオリジンのウェビナー12月に
【 大阪 】地交活性化シンポ ライブ配信
【 大阪 】珊瑚タクシー→吹田ジャパン11両/関西中央交通→国際タクシー7両
【 大阪 】アドバンス 新規許可申請
【 神戸 】日本タクシー 営業所など移転
【 神戸 】ウイングキャブ 営業所など移転
【 和歌山 】有田交通、有田川営業所廃止へ
【 和歌山 】和歌浦観光1両減車
 
2022年10月28日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】9月の大阪市域、3万5257円/1万858円増 大タ協輸送実績
【 京都 】京都の運改、6割目前に/新たに6社が追随
【 和歌山 】和タ協が運賃アンケート/市域は中・小型区分の意向調査も
【 大阪 】運改、遠割是正へ「機運高まる」/大タ協労使懇で坂本会長
【 大阪 】大タ協経営委、11月1日開催へ
【 神戸 】兵庫県、神戸市のタクシー支援/兵タ協理事会で報告に
【 神戸 】理事会に関する理事の発言内容否定/前号掲載 兵タ協・吉川会長
【 神戸 】兵タ協が安全確保講習会/31日にオンライン開催
【 京都 】府警南署と防犯協定/洛陽交運、銀鈴タクシー両社
【 奈良 】「カスハラ」対応も約款に/奈タ協労務委が検討へ
【 大阪 】デマンドバスの乗り場増設/11月1日実施 12月地交会議で報告
【 京都 】京都個人更新研修会 21人受講
【 東京 】無事故無違反、善行など/全タク連優良乗務員表彰
【 神戸 】三ノ宮駅南側乗り場閉鎖問題/全自交兵庫 立民神戸市議団に要請
【 京都 】早朝の嵐山、紅葉の寶巌院名庭/弥栄自が連携 貸切観光タク
【 京都 】嵐山の紅葉と秋の味覚/阪急タク 1日2組限定の観光タク
 
2022年10月26号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】和歌山市域は日車営収が01年度越え/近運局管内 21年度輸送実績
【 京都 】洛東G2社が追随し「50%超」/京都市域地区の運賃改定要請
【 神戸 】迎車回送料金200円で申請/ABC無線、理事長会社が動く
【 神戸 】11月14日に意見交換会/兵タ協、神戸・阪神間の運改に向け
【 大阪・京都 】運改とセットで供給輸送力削減を/「需要ラッシュは生じていない」
【 大阪 】「社会実験1年延長提案?」/大阪市社会実験2社が大タ協訪問
【 大阪 】23年度から賃借料免除へ
【 京都 】ギオン自動車・織田整備士が受賞/京都運輸支局長表彰
【 大津 】近運局 草津市と締結/地域連携サポートプラン
【 京都 】運改実現もバラバラでは…/求められる「その後の良識」
【 大阪 】個タク活性化の「観光タク」/28日には近運局と意見交換
【 大阪 】南地は4日、北新地は16日/11月の合同街頭指導日程
【 京都 】新理事長に廣田氏を選出/個人タクシー互助協組
【 大阪 】2年連続で清掃活動を展開/全大個協組 34人が参加
 
2022年10月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】適正運賃で生産性向上の原資確保を/大タ協理事会で坂本会長
【 大阪 】運賃改定、遠割是正で共通意識/大阪のタクシー問題を考える会
【 京都 】運改後の方向性を見極め/ヤサカG6社の要請めぐり北川専務
【 東京 】全タク連対19年月別総営収比較の推移
【 京都 】旧基準改定地域の再挑戦「当然」/「新基準」で京タ協・筒井会長私見
【 京都 】半年で137人が減少/京都市域 9月度運転者証交付状況
【 大阪 】大阪共済、3年ぶりに研修旅行
【 東京・大阪ほか 】全個協 正副会長Web会議
【 大阪 】95.1%が制度参加/全個協近畿 マスターズ認定状況報告
【 大阪 】過半数が「精神障害者割引」導入/全大個協会 19日に253者が認可
【 大阪 】新機種「乗り換えキャンペーン」/全大個協組事業委 23年1月末まで
【 大阪 】全大個協組 総務委開く
【 神戸 】兵協 役員会と組合員例会を開催
【 京都 】観光バス横転「規制緩和の弊害」/自交京都 総評との総がかり行動で
【 京都 】府交通対策協 京タ協に協力依頼
【 京都 】京都市 紅葉シーズン向け交通対策
【 大津 】「秋の湖東路紅葉シャトル」/近江タク 11月12日から7日間
【 神戸 】車内臭と運転の荒さ指摘目立つ/兵タ協 9月度「お客様アンケート
 
2022年10月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】京都運改、要請率48.08%に急上昇/ヤサカタクシーG6社+帝産京都が提出
【 大阪 】申請は新運賃公示段階で/遠割是正の手順で近運局
【 大阪 】商都交通、運改へ労使合意/5・2変更のタイミングが微妙
【 大阪 】運賃などで意見交換/大阪のタクシー問題を考える会
【 京都 】「競争」よりも「協力」を/現状打開へ京タ協・筒井会長
【 京都 】個タク特例新規の近畿枠「完遂」
【 大阪 】業界存続への若返りに傾注/濱本・全個協近畿支部長
【 大阪 】接遇マナー 7割が「良い」/全個協近畿「お客様ご要望カード」
【 東京・大阪 】自交総連委員長に庭和田氏
【 神戸 】タクシーの未来ビジョン描けない/運改より増減車自由に
【 大阪 】全個協近畿 インボイス説明会
【 大阪 】万博に向けリニューアル工事/弁天町駅など タク乗り場も変更
【 京都 】全京「存続」へ緊急理事会
 
2022年10月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】神戸・阪神間の迎車料金に地殻変動/扇グループ 200円で設定申請
【 大阪 】「申請手続きは大きく変わらない」/大タ協が「運改に関する説明会」
【 神戸 】「乗務員が生活できる所得環境に」/神戸・阪神間支部で運改勉強会
【 京都 】免除会費分の補填案を上程/京タ協 正副会長専門委員長会議
【 奈良 】座学と実地訓練で防犯対策/奈タ協 自主防犯対策研修会
【 大阪 】インタク英語研修 受講者募集/大タクセン 11月4日まで
【 大阪 】運賃改定に関する勉強会開催へ/大阪のタクシー問題を考える会
【 大阪 】国交省 自動車関係功労者大臣表彰
【 大阪 】無事故無違反表彰式/近運局 バス16社を表彰
【 大阪 】独禁法特例法で共同経営認可/国交省 広島の交通業者7社に
【 大阪 】「セキュリティー対策セミナー」開催
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